《【嫌われ質】自覚したら最強?かも》(59)ドラゴン(紅)で、王都センターへ(1)
(59)紅ドラゴンで、王都センターへ(1)
鍛冶屋?しながら、アメイヤと紅を待つ。
「カイブンさん、出発はいつですか?」
「お天気アプリだと明日からまた、雨なんですよ」
「出発は遅らせるしかありませんね」
「俺らだけって出來ないですよね?」
「実は、センターからは催促が來てまして、雨の日の強行も考えたのですが、この先は、山道になります、無理をすると馬に影響が出て、それこそ目が當てられなくなる可能があります。」
「雨の日に無理して、馬をダメにすることは良く有りましたから、お天気アプリを信じて、出発を遅らせた方が懸命かと」
「俺らだけでも馬をダメにする可能があるのか?」
「俺らは、馬じゃないけど…ビッグライガーは、雨苦手?だったらヤバイな?」
「只でさえ、馬代わりで機嫌良くないのに雨なんて、言って益々機嫌悪くすると困るな。」
貓科は、水を嫌うとか聞くし、ライガーは貓科かな?
雨じゃなく、山道を嫌うって事も考えられるし、やはり、馬系を使役しないとだな。
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「ねぇ、だいすけ、転移は使えないの?」
“ウナ、転移は…俺が使える記憶転移は、一度行った場所にしか行けないんだ。王都センターにはまだ、行ったことが無いから、使えない。”
「行ったことが有るところだけかぁ~、飛んでいけたら山道とか心配ないのにね。」
“そうなだな、ウナみたいに飛べたら便利だな、飛行機は無いだろうし…!”
「ひこうき?」
「そうだ!」
「ど どうしました?急に大きな聲出されて」
「あっ、悪い、空を飛んで行けば、雨も所用日數も気にしないで済むじゃないか?」
「は? 急に何を言うのですか?空を飛んでって、空を飛べませんよ」
「許可を下さい、俺だけ、センターに先に行く許可を」
「は?どう言うことです?」
「商隊とは一緒には無理だが、俺だけなら、飛んで行けるんです。」
「…「えー!」…」
カイブンとウナと、並んでいた冒険者達が驚いた。
この後、試練の塔オルドルタワーをクリアすると空を飛べるようになるという噂が流れることになる。
「皆さん、すみません、これで刀磨きはお仕舞いです。すいません」
「…「え~」…」
「折角、並んでたのに~」
「次だったのに」
「ちょっと待て、お前ら、剣を出せ、二列になれ、(二列になる)そぉ、もうし離れろ(間を人が通れるくらい開ける)よし、今度は隣と人一人分離れて、構えろ」
頭に?見合って構える。
「磨き代は銀貨大2枚だからな、そのまま逃げるなよ」
更に頭に??
俺は、その隙間を走り抜けた。
「お仕舞い、金は払えよ」
剣が磨かれピカピカ、刃溢れも直っていた。
「…「なんですとぉー!」…」同調シンクロした
驚きながらも剣を確認、金を払い去っていった。弱冠一名剣を折られたヤツのおでみんな払った。そいつは払わず去ろうとしたから。
◆闘技場◆
〈控え室〉『サーチ』で回りに人が居ないのを確認済み。
「どういう事です?」
「紅が、ドラゴンの従魔だと言いましたね、彼に乗って行けば、直ぐに王都センターに行けるはずだ、俺一人と言いましたが、ウナもアメイヤも一緒に。」
「驚かせないでよ、一人で行くって言うからてっきり」
ウナが文句を言う。カイブンには聞こえない
「そういう事でしたか…、ドラゴンで飛んでいくんですね…私もドラゴンに乗ってみたいもんです。」
「許可、貰えます?」
「その後は戻ってきて頂けるんですよね?」
「あぁ、ダレイナユグに直ぐに戻ってくる、転移で」
「えー!だいすけさん、転移も使えるんですか?」
「つい最近、覚えた」
「はぁ~、だいすけさんには、驚かされっぱなしですね。ドラゴンで行くなら、ギルドにも報告して連絡して貰わないと…先行で、センターまでの荷お願いできます?」
「それくらいなら、ランドセルにる。」
と、言う事で冒険者ギルドマスターカエデと、商業ギルドマスターワンに、事説明召喚獣のドラゴンで王都センター行きが、許可・(センターに)報告メールされた。
紅がドラゴンだと知られないように、ビッグレッドドラゴンとして召喚した。
俺とアメイヤが背中に乗る。ウナはアメイヤが抱く。(みんなには見えない)
「じゃあ、王都センターに行ってくる」
「(“紅”)頼む」名前は念話
「はい、だいすけ様」
バサッ バサッ バサッ
紅は、飛翔する
「おぉ~」「ドラゴンかぁ~」「乗ってみたいレロ」
「パパ、飛んでるよ。スゴ~い」
「ママ、スゴいね」
飛翔する羽音で小聲のアメイヤの聲はみんなには聞こえてない。
「お前のママは、凄いだろ」
「うん、ボクも飛べるようになるかな?」
「アメイヤは、既に飛行魔法が使えるから、練習次第だ。」
「ボク練習する、ママと一緒に空を飛べるようになる!」
「じゃあ、行こう、目指すは王都センター」
「南西、山越えだ。大丈夫か?」
「問題ありません」
「折角だから、寄り道していこう、西南西のベドザパード、そこから南のジ・ユグ、西のジ・ザパード、それからセンターだ。」
「仰せのままに」
紅は、俺等を乗せて西南西に飛ぶ
空からの眺めは最高だ!
「凄いね、きれいだね」
「妖はこんなに高くは飛べないからこの高さの景は、初めて」
「パパ、山より高いよ」
「パパ、雲より高いよ」
「あれが、ベドザパードかな? もう、見えた。これで転移も使える」
【神眼】で町を確認。転移可能になる。
紅は南にコースを変えた、ジ・ユグを目指す。
川の流れに沿って飛ぶ。
「落とされるなよ」
「大丈夫だよ、パパ」
バサッ バサッ バサッ
「紅、あの山の頂上付近に降りれるか?」
「はい、問題ありません」
バサッ バサッ バサッ
「ここで、お晝休憩しようか」
「『魔力譲渡トランスファー』、紅、大丈夫か?」
「ありがとうございます。人を乗せて飛ぶのは初めてでし魔力を制してました。」
安定させて飛ぶために俺たちに気を使っての魔力消費だったみたいだ。
「靜かに飛ぶのに魔力を使うんだな」
「妖は飛んでても魔力を使わないんだけど」
「ウナが軽いからじゃないか?」
「俺等が重たいか?」
「いや、俺が重たいか?悪い軽くしてやれば良かったな」
笑って何も言わない紅
軽く食事もし、紅の魔力も回復させ、トイレも済ませ、出発準備完了
『サーチ』で魔の反応知
「アメイヤ、魔倒してみるか?」
「うん」
『ハイ・オーク』オークの上位種4頭の群
「一人で大丈夫か?」
「うん、一人で行く」
「ママ達は見てるわね」
「出來たら、素材として確保したいな」
「だいすけ、アメイヤにそこまで求める?」
「首の骨をポキリで終わりだろ、難しくは無い、首の骨をブスリでも良いが、キズが殘る」
「やってみる」
アメイヤは、ガントレット…鉄製グローブを現化裝備、打撃で殺るつもりの様だ。
アメイヤが走り寄り、脛に一撃…あれは痛い
ハイ・オークがしゃがんだ所に背中に駆け登り、首に突き、ゴキリ 骨が折れる音
そのハイ・オークを踏み臺に飛び上がり回し蹴り、アゴにヒット、ゴキリ 首が捻り折れた
ハイ・オークの攻撃を空中でをひねりわす、著地と同時にハイ・オークの拳による降り下ろしの一撃、アメイヤの防力に手の方が痛かったみたいでハイ・オークが後退りする。間へのパンチ…あれは痛い、思わず間を押さえる俺
ハイ・オークが泡を吹きながら前のめりになる。ハイ・オークの巨を首投げ ゴキリ
四目が逃走を謀る、逃げるハイ・オークに『ロック』を投げつける、後頭部にゴン
四討伐完了 素材としても問題無し
ランドセルにれる
「アメイヤ、凄~い」
ウナがする
「やっぱり、ママの子ね」
「いや、俺の子だろ?」
笑いが起きる
【神眼】で回りを確認
「アメイヤ、薬草系の勉強だ」
「この辺りの薬草、食用素材、解るか?」
「ウナも手伝う」
「これ」「あれも」「あそこにも」
ウナが次々見つける
アメイヤは、それを見ている
「パパ、これは?」
「アメイヤ、解るのか? 初めてじゃなかったか?」
「ウナと同じのだから」
「アメイヤは、賢いな」頭をでる
アメイヤとウナが見つけた薬草、食用素材をランドセルにれる
「さて、行こうか?」
「「うん」」「はい」
紅が、ドラゴンになる、今度は俺の重を小さくして乗る。
「これなら大丈夫か?」
「はい」
バサッ バサッ バサッ
ジ・ユグを目指す。
ハイ・オーク 狀態良 ×4
討伐履歴 アメイヤ
薬草(銀)×50、薬草(赤)×30
椎茸草×80、ニンジン草×20、ホウレン草×30
その他、ウサギ、野鳥、豬
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乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル 【書籍化&コミカライズ】
【TOブックス様より第4巻発売中】【コミカライズ2巻9月発売】 【本編全260話――完結しました】【番外編連載】 ――これは乙女ゲームというシナリオを歪ませる物語です―― 孤児の少女アーリシアは、自分の身體を奪って“ヒロイン”に成り代わろうとする女に襲われ、その時に得た斷片的な知識から、この世界が『剣と魔法の世界』の『乙女ゲーム』の舞臺であることを知る。 得られた知識で真実を知った幼いアーリシアは、乙女ゲームを『くだらない』と切り捨て、“ヒロイン”の運命から逃れるために孤児院を逃げ出した。 自分の命を狙う悪役令嬢。現れる偽のヒロイン。アーリシアは生き抜くために得られた斷片的な知識を基に自己を鍛え上げ、盜賊ギルドや暗殺者ギルドからも恐れられる『最強の暗殺者』へと成長していく。 ※Q:チートはありますか? ※A:主人公にチートはありません。ある意味知識チートとも言えますが、一般的な戦闘能力を駆使して戦います。戦闘に手段は問いません。 ※Q:戀愛要素はありますか? ※A:多少の戀愛要素はございます。攻略対象と関わることもありますが、相手は彼らとは限りません。 ※Q:サバイバルでほのぼの要素はありますか? ※A:人跡未踏の地を開拓して生活向上のようなものではなく、生き殘りの意味でのサバイバルです。かなり殺伐としています。 ※注:主人公の倫理観はかなり薄めです。
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