《【嫌われ質】自覚したら最強?かも》(78)報・連・相?
(78)報・連・相?
ビューティーが貴族だと知り、驚く。
「召喚て、転移魔法的なものなのか?」
「そう…かな? 自分の意思では開けない、魔法陣の側にその魔法陣・に興味を持つものが居なければ…召喚失敗ってことですから。」
召喚失敗って、そんなこと?運次第?
※召喚陣補正がある、召喚可能な生命の半徑5メートル以に開く
普通の召喚はこの世界、異世界召喚失敗?の犠牲者が迷い人***。功者は勇者?
「その魔法陣・に興味をもってもらうために、呪文を詠唱したりするものですから、私みたいにそのままに飛び込む者はないでしょうね」
ん~そう言えば俺、何も言ってない
「ないんだ…、もう一人知ってるけど」
ランコを見る 顔を橫向け目を反らす
そういう説明だと、ランダム召喚、指定召喚が出來ない理由に納得する。失敗する理由も。そして、希に魔力に合わない強力な魔を召喚することが有ることも。
神隠しや、行方不明もこの類たぐいか?
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この世界の召喚がそんな設定になっていたとは…、想像もしなかったな。
「召喚については何となく理解した、が、ビューティーがこのまま、実家を出た形に…家出の狀態で良いのか? 親は心配しないのか?」
「貴方、変わってるわね。 召喚従魔の事を心配するなんて…」
「いや、家族が居るなんて思わんだろ?」
「私には居た、それだけの事よ。魔にも家族に近い組織を作るものは居るわ。その心配をするの?」
「…たぶん、考えもしないな」
マットやといし、ビッガー、紅の事を思う
「まあ、私達魔族は人に近い姿だし、知識や知能は人と変わらない…中には人より優れた者も居るし、心配するの解らないでも無いけど…お人好し過ぎない?」
「だいすけ様は、お優しいのです」
「だいすけは、優しい」
「だいすけさんは、ワタシの心配もしてくれました、優しい人です。」
紅、ウナ、ランコが語る。
(仲間のには**優しいのね、それともそう言う癖?嫌いじゃ無いけど)
「魔王は心配しないわ、きっと…。 気をかけるのは、綺麗な母の事だけ、私の事なんて眼中に無かったから、母は親離れ…獨り立ちしたと思ってくれるわ。魔族はそういうものだから」
「ビューティーの事を心配する者が居ないなら良いが、居るなら…會いたいと思うなら、言えよ。直ぐには無理でも何とかするから」
貴族かぁ…、リモートには言っとかないと、まずだろうな…、メールしとくか?
「ビューティー、冒険者ギルドに報告しても、いいか?」
「ギルドに私が連れていかれないのなら」
「俺が、させん。俺が守る」
赤くなるビューティー、紅達が睨む。
『報告:さっき、冒険者飛び級登録した、ビューティーと婚約した。
連絡:ビューティーは、魔界の貴族だった。侯爵(白爵)、魔王の娘らしい。親離れしてるので、問題は無いと言ってる。
相談:召喚した魔界の貴族ビューティーと平民の俺の結婚って問題あるか?』
「送信」ポチッ
「それでいいんでしょうか?」
カイブンが、心配する。
「ビューティーの話は今は無し、俺達が考えてもどうしようも無い。それより料理の話、しません?」
テーブル上の皿は完食されていた。
「ビューティーは、料理出來るのか?」
「出來ると思う?」
「質問を質問で返すときは大抵、ダメな時だな」
「解ってるなら聞かないで」
プイッ っとそっぽを向く、かわいい。
ビューティーは料理は出來ない…、貴族のご令嬢なら仕方ないのか?
「でも、本當に凄いですよ、これ程の腕前とは…、お店を出せます。いくつか、知らない料理が有りましたが、だいすけさんのレシピですか?」
「いや違う。俺も知らない料理だ。」
「その料理は、語の中の料理を勝手にイメージして作ったもの、だから、私オリジナルと言ってもいい。」
「料理をイメージ…、もしかすると、お客様の要に応えられる王宮クラスの料理人かも知れませんね」
カイブンが心する
「凄いな、ランコ。王宮料理人クラスだって、紅もウナもそんなランコから料理を習うと一流の料理人になれるかもな」
「ウナさんが、料理ってどういう事レロ?」
「「「あっ!」」」
ウナの姿は、みんなには見えていない事に今気づいた。人のサイズで、俺達に見えて會話が出來ていたから違和無く接していた。
ビューティーには、見えていた。會話も出來ていた。
ウナが人のサイズで、姿を表す
驚いたのは、言うまでもない。
試練の塔オルドルタワーで、レベルが上がり、のサイズを変えられる様になったと誤魔化す。
今からは、ウナ・ブリーダは、パーティーメンバーとして、人のサイズで、過ごすことにした。人のサイズの維持には魔力を使うが、神からの贈り…貯魔の結婚指で、魔力切れの心配は無い。
「ビューティーさんは大丈夫レロ?」
「はい? 何がですか?」
「だいすけさんには、紅さん、ランコさんが妻なんですよ」
「へ? ウナさんも私もだいすけ様の妻ですよ」
「…「なんですとぉー!」…」同調シンクロした
「言ってなかったか?」
「…「聞いてないよぉー!」…」同調シンクロした
「第一夫人が紅、第二夫人がランコ、第三夫人がウナ、そして、第四夫人候補がビューティーだ。まだ、正式に結婚してないから、婚約だな。」
「そして、『アンドレ・アルス』のパーティーメンバーだ。」
「お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジは、シロ…ユニコーン・ペガサスが引く、アメイヤの従魔だ。」
「…「なんですとぉー!」…」同調シンクロした
「アメイヤちゃんの召喚従魔…ユニコーン・ペガサスだったレロか?」
「うん、白いお馬さん」
「いつ召喚したの?」
「さっき」
「へ? さっき?」
「うん、しょうかんのやかた って所でみんなで召喚したの?」
「あの~、この町には『召喚の館』は無いよね?」頷く面々
「だいすけさん、さっきってどういう事?」
「今頃、何言ってるの? 私を召喚の館で、召喚したのよ、センターって町で、そして冒険者飛び級登録もしたって話したじゃない」
「もしかして…もしかして、だいすけさん、転移使えたりします?」
「何の事かな?」
「使えるレロね? なら、今から召喚の館で、召喚するレロ。」
「ゴホッ ゴホッ もう、ま 魔力が ゴホッ ゴホッ 無い ゴホッ」
「噓が下手」
「何故、魔力切れが咳レロ?」
「誤魔化すところ、転移使えますね」
「はははっ、俺の目に狂いは無い」
ルーシー、トッティ、フェイス、シマザメが俺の演技うそを見破る
ということで、センター召喚の館へ転移
みんなにられるのが面倒なので、お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジで、試すと出來た。
「人數多いとき、この手でいこう。楽だ。」
みんな首を橫に振り
「…「あり得ない」…」
「転移は魔力を総統消費するんですよ、自分だけでも…、何で、馬車毎ごと転移出來るんですか?」
ビューティーが詰め寄る
「そうなのか? 魔力減った実が無いが…。」
みんな首を橫に振り
「…「あり得ない」…」
本日、三度目の都、この検問は二度目、角と羽を消したシロで、お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジを引いての都。
俺、アメイヤ、紅、ウナ、ランコ、ビューティー、ルーシー、トッティ、フェイス、シマザメ、センガン
召喚の館の前
「何! 金が無い?」
「まさか、金貨大5枚なんて思わなかったレロ」
「お前らなぁ…」
何もせず、退都
ダレイナユグへ転移で帰還。
転移も馬車の中で、実を持てなかったグッドモーニング達であった。
お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジにも、窓つけるかな?
と思うだいすけでした。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
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