《【嫌われ質】自覚したら最強?かも》(111)もっと早くに

(111)もっと早くに

13時トーナメントの選が始まる。

コロシアムの観客席は、予選選會なのに満席、特別観覧席には貴族も來ている、前回優勝道場、準優勝道場も選會に関係無い道場も特別席に陣取っている。

因みに前回の優勝道場は、王都のアップ道場、準優勝はジ・アップ道場です。

両道場とも、王都センターの貴族地區にあたるアップエリアの道場で、道場の門下生は貴族関係者、英才教育の集大とも言える冒険者や王都護衛隊達である。

10年程両道場が1・2位を獨占している

地方から來れば力も使う、一般市民と英才教育をけた者の差は大きい。

魔法も剣も7人が7人とも師範代クラス、補欠もいつでも代できる実力者、小隊の隊長クラス。

裝備もオリハルコンやミスリルは當たり前、優勝・準優勝が続くから、補助金も毎年の様にがっぽり、貴族からの寄付金も多い、施設の設備も道場の1つ2つ建つほどだ、基礎から違う。

參加者にも劣等が生まれる実力を出しきれない。

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試合をする前から負けている

でも、完全優勝は今だ無い

稱や不運、油斷で引き分けたり、負けたりしている。

ラビル先生が完全優勝に拘るのも、そこにある。

だから、ニージハシタボク等の優勝は、誰も想像すらしてない、オッズが200倍になると予想する要因。

ニージハシタ道場の參加者…、パーティー『アンドレ・アルス』は、會場に揃った。

「間に合いましたね」

「で、橋崩落の対処は?」

「瓦礫を撤去、新しい橋を架けてきました。アメイヤちゃんが。私は何もしてません。」

「それで、今呼び出されてるんですね」

會場に揃ったのに、ボクはリモートさんに呼び出されてる。

~ アメイヤside ~

「アメイヤちゃん、報告良いかな?」

「貴族のお迎えを頼んだけど、紅さん…ドラゴンで飛んで來るなんて思わなかったよ」

「先ず、川の中の瓦礫は、撤去しました、ボクの魔法で。橋も造って來ました、ボクの魔法で。時期に輸送船も、商隊も到著するでしょう。 対抗戦に參加する冒険者の送迎に商隊の荷馬車を2臺借りました。荷は、商業ギルドに納品済みです、荷馬車は検問に置いてきたので商業ギルドに回収を頼みました。 以上です。」

「はぁ~、復舊に半年はかかると思ってたんだけどなぁ…、もっと早く頼めば良かったよ、あっ、今回の依頼で、パーティーランク、赤に上がったから。異例の早さだよ」

「報酬は、後日アメイヤちゃんの冒険者カードに金されるから、本來なら、リーダーのだいすけ君に手渡しなんだけど、カードに金で良いよね?」

「それで、構いません。」

「あっ、これ、貸しておくから、連絡不便だからね。もっと早く渡しておけば良かったよ」

ギルドから、スマホが2臺貸し出された。

ボクとランコママが持つ。

「アメイヤちゃんとは、初めてですね、私は商業ギルド、ギルドマスター、ガムカム=カムガムです。あなたのお父さん、だいすけさんにはお世話になってました、まだ行方が解らないそうですね。これからもパーティー『アンドレ・アルス』には、お世話になります、よろしくね」

「はい、よろしくお願いします。」ペコリ

ランコママは、商人カードを作った。

パパと同じく商人扱いで取引できる。

ボクも勧められたので、商人カードを作った。

「噂は、聞いてます、ランコさん料理の腕がとても良いそうですね、だいすけさんにも、レシピを教えて頂き、商業ギルドでも、販売させてもらってます。ランコさんにもお伝え下さい。レシピの協力をお願いしたいと」

「それから、追加の依頼、ランコさんに指名依頼、コロシアムの調理場で料理を教えてしいって依頼。」

「報酬は、コロシアムの駐馬車場の駐馬車許可、貴族の駐馬車場だから、対抗戦期間中も、そこで寢泊まりしてもらって構わない。勿論、食事をしても良い。」

と言うことで、お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジを宿屋から、コロシアムの駐馬車場(貴族の駐馬車場)へ、移させた。

~ ランコside ~

ランコママは、コロシアムの調理場で料理を作る指導。副料理長。

食材の大きさ等を工夫する、火にれるタイミング、順番・火加減…、ジ・ユグで教えた事と変わらない。

ただそれだけで、味しくなる。

「早く作ろうと、火加減を強くしてもダメ」

「沢山作ろうと、多くれても火は通らないなら、味しさ半減。手際よくした方が効率も味も良い。」

無理して5人分を作るより、三人分、二人分と2回作れば、全然味しい。

ランコママの持論

私は料理人ではない、家族の為に作る、食べる人家族の気持ちで作る。

家庭料理の延長。早く味しく簡単に。

殘りで、ある食材で、同じ食材で違う料理、手間を掛けず工夫する。

「もっと早く、指導をけていたら、良かったです。」

~ 選會場 ~

ボク等は、Jグループになった。

初日、午前の部、

〈グループJ〉

イースト道場 ×3倍

シーバハキタ道場 ×8倍

ニージハシタ道場 ×5倍

ノーズ道場 ×2倍

「オッズは、5倍…ラビル先生が師範だから、グループJでの3位、本命はノーズ道場、前回大會で優勝道場に1勝1分してるみたいね」

「センターに12ヵ所も道場があったなんて…。」

「やっぱり広いんだ、センター」

「ライトタウン、レフトタウンにも2ヵ所道場があるみたい。」

「ワタシが保護されたボーダー・フロントの道場は、Aグループですね」

「パパの最初に訪れたライトタウンの道場は、Mグループ、午後からだ。ライトタウン・ユグもMグループ、潰し合いだね」

「ジ・ユグ道場がCグループ、ここも勝ち抜け決定ですね」

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