《【嫌われ質】自覚したら最強?かも》(118) 対抗戦(5) 三日目

(118) 対抗戦(5) 三日目

時間は9:00 対抗戦試合開始

◆第一試合◆

*ジ・ユグ道場vsダウン道場*

アナウンスの中、二人の男が武舞臺に上がる

歓聲が上がる

・先鋒戦

トガル・ポール vs タイバン・コク

大剣使いと雙剣使いの試合

『始め!』

最初、ポールが圧おされていた

雙剣での攻撃を何度もけ、大剣が砕けた

コクは勝利を確信した……が…

ポールは大剣使いでは無かった、長剣にウエイトを付け、大剣にしていた。

砕けたのは剣のウエイト、カバーだった。

ウエイトが砕け軽くなり、剣速が上がる、更にポールは、左利きで、コクは左利きに慣れていなかった、慣れない左利きの攻撃に、コクは力盡きた。

ポールの勝利だ。

観客から歓聲が上がった

ジ・ユグ道場に賭けていた者の喜び、ダウン道場に賭けていた者のコクへの罵倒

二人の戦いに興する観客

直ぐに次の試合が始まる

・次鋒戦

ケニアナイ・ロビー vs ポートモ=レスビー

武道家と槍使いの対決

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誰もが槍使いが有利だと思っていた、ロビーの裝備、弓と盾付の籠手、攻撃を盾で防がれ、槍の距離でも弓で攻撃をされる

矢は魔法で現化、魔力が盡きない限り連が可能

想定外の矢の攻撃、スピードのあるきに著いてこれなかったレスビーの敗北

ダウン道場の殘りの選手が負けた二人を罵倒した。

「何、負けてんだ?それでもダウン道場の代表か?」

「くそったれが、二敗もしやがって」

ジ・ユグ道場は仲間を罵倒するダウン道場に怒りをじた

また直ぐに次の試合が始まる

・中堅戦

パプアギ・ニア vs ゼンチン=アル

魔法使いと武闘家の戦い

手加減無しの魔法攻撃、ニアは怒りを武闘家のアルにぶつける。アルが近寄ることも出來ず、炎に包まれ場外に転げ落ちる。

ジ・ユグ道場パプアギ・ニアの勝利。

この時點でジ・ユグ道場の準々決勝出場が確定する。

観客から歓聲が上がる。ジ・ユグ道場に賭けていた者の歓喜、ダウン道場に賭けていた悲痛な

観客からダウン道場への罵倒の聲

その聲に言い返すのではなく、負けた仲間を罵倒した副將と大將

ティアゴとカリファは、怒りを通り越し、呆れた

二人は、「勝つ」「負けられない」

敗者を罵倒するシアとハードを倒すと決める

副將戦が始まる

・副將戦

チリサン・ティアゴ vs マーレー=シア

剣士と魔法使い

ダウン道場魔法使いのシアは、魔法を開始の合図と同時に放つ、無詠唱かと思ったら、フライングの小聲詠唱

だが、ジ・ユグ道場のティアゴの裝備には、【反リフレクション】が付與されていた

跳ね返った魔法によりシアは、負けた…自分の魔法で、開始2秒での秒殺

ティアゴが

「俺、(盾でガードしただけで)何もしてない」

と呟いた

「何だよ…自って笑えない」

「一番けなかったな」

「しょぼ」

そんな事を言う歓聲もいた

大將戦が始まる

・大將戦

ミナミ・カリファ vs ルータカ=ハード

~▼ アメイヤside ▼~

「ハードさんって、オリハルコン製の長剣を使って、相手の剣を切り落としていた人ですよね?」

「ジ・ユグ道場のカリファさんは、ですね、前の試合は控え選手で出てないみたい、裝備から盜賊シーフっぽいです」

「剣の達人と盜賊シーフどんな戦い方をするのかな?」

~▲~▲~▲~▲~

「くそっ、(弱い)奴らのせいでダウン道場の勝ちが無くなった、俺は勝たせてもらうぞ。

だからって手加減されると、思うな。この鬱憤うっぷんを張らさせてもらう」

「訳解んない…貴方には、負ける気がしないわ」

「その剣、裝備、切り刻んで、大衆に恥ずかしい姿を拝ませてくれる」ニヤニヤ

「訳解んない…貴方の趣味に付き合う気は有りませんよ」ブルッと鳥を立てる

ハードがいた

強化魔法でステータスを上げているハードのきは、普通の冒険者レベルには目で追えないほどだ。

カリファはそのきの上をいった

ハードが剣を下ろした場所にはカリファは居なかった

カリファは、ハードが元居た場所に居た

「遅っ」

カリファは心『速い』と思ったが口ではハードを挑発した

「なっ、何を!」

ハードは冷靜さを失った

スピード勝負ではカリファの方が上、パワー勝負に持ち込めなかったのが敗因の一つ

冷靜さを失ったのも敗因の一つ

カリファを怒らせたことも敗因の一つ

カリファは、短剣で小さいダメージを與える

「そんな、なまくら剣、いくら當たっても俺には効かんぞ、ちょこまかと逃げてばかりでは俺には勝てんぞ」

逃げてばかりじゃないし、ちゃんと攻撃もしていたカリファは鼻で笑った

肩で息をしだしたハード、二倍以上いているのに、まだ余裕のカリファ

「基礎力が違いすぎますね」

「ウナもそう思う」

ビューティーさんが呟いた言葉にウナが答えた

小さなダメージの積み重ねが、ムダなきの積み重ねがハードを慘みじめな負け方に導く

ハードはミスリルの防を著けていたが、フルアーマーではない、鎧の隙間に確実にカリファの短剣が當たる

の私より力無いのね」

「ハアハア くそアマ ハアハア 余裕な態度はそこまでだ (ニヤリ) もう逃げられんぞ ハアハア」

武舞臺の端に導されているのに気づいていなかったハードは、自分がカリファを追い詰めていると勘違いしていた

剣を縦に振れば逃げられる…若干右を狙い左に避けさせ、そこへ俺の『水平斬り』でダメージを與えながら武舞臺中央へ飛ばし、けなくなったら、裝備を切り刻み辱しめる。

完璧

何を持って完璧だと思ったのかは解らないが、ハードはやや左を狙い剣を振り下ろす

(ヤツは右に避ける)

キン カリファは避けずにハードの剣を往いなし、左から回り込む

勢を崩したハードの橫っ腹に蹴りをれ、場外に落とす

ドン ドサッ ザクッ

自慢の剣が運悪く自分の足を切る

「ぎゃぁー!」

數センチ切れただけだったが、大袈裟に転げ回るハード

観客が、笑っていた

『勝者、ジ・ユグ道場、ミナミ・カリファ! 五戦全勝、で準々決勝進出はジ・ユグ道場』

アナウンスが響き渡る、観客からの歓聲が上がった

カリファは、ペコリと一禮して、武舞臺を降りる

観客席から、歓聲と拍手が起きる

ママ達も拍手した、ボクも拍手した。

次話、1月16日投稿予定

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