《【嫌われ質】自覚したら最強?かも》(135) 常識の違い
(135) 常識の違い
*警告、今回は殘酷な描寫が有ります*
「俺は、諸君に『自白』の魔法を使った、魔法耐が強いと思ってるヤツ、言っておくが、この部屋を造れる魔力、この部屋に180人を拘束する魔力を考えたら、俺の魔力がどれだけか解るよな」
燈りライトを消す
真っ暗になる
「尋問はこの後始める、覚悟しておくんだな」
『遮音』全ての音を消す
分を解除する
晝食を済ませ、二階に転移する
「臭っ」
悪臭が鼻をつく
「『燈りライト』、『結界』」
【嫌われ質】発『悪臭』
慌てて俺たちの回りに結界を張り、【嫌われ質】で、悪臭に嫌われる
「!? 何がどうした?」
リヤドが驚く
明るくなると、放心狀態で、汚垂れ流し狀態で椅子に座っている兵士たちが目にる
アメイヤ、紅も顔をしかめる
「ちょっと、放置し過ぎたか?」
「ど どういうことですか?」
タリアが聞いてくる、かなり揺している聲
「この部屋を別の場所に転移していた、そこの時間の流れがちょっとばかり違う場所で、俺たちが飯を食っている間に、2日程たった事になるんだ」
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「「「えっ!?」」」「何っ!」
~ 兵士side ~
燈りライトが消え、真っ暗になる
尋問は後からだと言われる
『おい!』
回りの仲間を確認しようとんでみるが聲が聞こえない
『おい!』
聲が聞こえない?
耳に魔法が掛けられたか?
靴(爪先)で床を叩く コツコツ
鼓を伝わるのではなく、骨伝導…の中に響く
『何なんだこの部屋は?』
聲にならない、確かに喋っている…何故、聞こえない?
爪で椅子を叩く、コツコツコツ
やはり骨伝導…の中に響くだけ
回りの音も聞こえない
仲間が喋らない筈はない
仲間がばない筈はない
と言う事は、燈り同様、音も消された?そんな事が可能なのか?
何なんだこの部屋は?
何者なのだアイツは?
何時間たったのだろうか?
匂う、誰かが我慢出來ず、排泄したようだ
俺も、もう我慢の限界
ピチャピチャ 間が生暖かい
こんな事が許されるのか?
絶対に許される筈がない
だが、俺は奴隷に目の前で排泄させた事がある、それもに
俺たちは笑った
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その時は何もじなかった、いや面白かった相手が奴隷だったから、だったから…
を犯した事もある
人や旦那、家族の前で…仲間と數人で…
その時は何もじなかった、いや男の表を見て面白がっていた
の泣きぶ姿が堪らなかった
盜賊に、商隊を襲わせ、口封じに、そいつらは殺した
荷を、盜賊から回収したと偽り、報酬を貰う、盜賊討伐分と共に、盜賊のお寶も売りさばく
その時は何もじなかった、いや盜賊の逃げう姿がこっけいだった…
『騙したな』
「騙される方が間抜けなんだよ」
盜賊達のあの目が堪らなかった
それが當たり前だと思っていた
俺だけじゃない、他の奴等も笑っていた、犯した、騙した、暴行した、殺した
それが當たり前だと思っていた
弱い者は強い者のオモチャ、そう思っていた
が渇く、水が飲みたい
お腹も空いた、何か食べたい
思えば、奴隷や捕虜に水や食事を與えなかった事も多々あった
俺たちの排泄を、食わせた事もあった
逆らえば、耳を落とし、指を落とし、遊んだ
気にくわなければ、目を焼いた
殺せば楽しみが無くなるから、殺すことは無かった
その時は甚振いたぶるのが楽しかった
音はしない…臭い
奴隷や捕虜を何日もトイレに閉じ込めた事もあった
俺たちの排泄で過ごしていた
泣こうがわめこうが、解放はしなかった
毆って蹴飛ばして、黙らせた
怪我をしても放置して、死んだ事もあった
俺もそうなるのか…
死んだ方がましだ…
舌を噛みきった…痛い、苦しい
はっ!… 気がつけば、舌が元に戻っている
夢かと思ったが、手も足もかない、椅子からけない、悪臭で現実を知る
回復魔法?噛みきった舌を元に戻す回復魔法?
殘るのは痛みと苦しみだけ、死ぬことさえ許されないのか…
何時間たったのだろうか?
三回目の排泄
24時間はたったと思う
ヤツはまだ來ない
眠れない
神的にも的にも疲れている筈なのに、眠れない
寢ることさえ許されないのか…
何かされる訳でもないのに、眠れない
目を瞑ると頭に響く『目覚めウェイクアップ』と
何なんだこの部屋は…
死ねない、眠れない
アイツは悪魔だ…
悪魔?魔族ならこちら側の筈…
なら、ヤツは何者?
許してくれ…
悪かった…
謝罪の言葉も聲にならない
どんなにんでも聞こえない
俺が、してきた事は許される事じゃ無いのか…
天罰?
死ねない… 神?
ヤツは神なのか?
神がこんな事をするのか?
許してくれ、解放してくれ…
そう言った奴等を笑っていた
涙が流れる…
解放してくれ…
許してくれ…
もう終わりにしてくれ…
俺の中の何かが壊れた…
~ ~ ~ ~ ~ ~
~ だいすけside ~
「パパ、やり過ぎたよ」
「だいすけ様、やり過ぎです」
「お前なぁ」
「2日もたったんですか?1時間ほどの間に…」
真っ暗闇の中、音も無し…そんな中に2日だ
水も食事も無し、トイレも行けず
流石の帝國の騎士団や兵士でも、神を正常に保つことが出來なかったらしい
(『死ぬ』に嫌われたこの部屋では死ぬ事が出來ない、究極の生き地獄…拷問部屋を知らず知らずに造っていた、だいすけ)
スライムを180召喚、汚処理をさせる
『遮音』を解除
アメイヤを退室させようとリヤド、タリアが言うが、俺は『これも経験だ』と斷る
アメイヤも紅も退室を希しなかった
【神眼】まともに話せる狀態のヤツは居なかった
俺は、コイツらを起こすとき、『目覚めウェイクアップ』を使った(2日前の出來事)、現在もその効果は持続中、兵士達は、この2日一睡もしていない、出來ていない。気を失う事も出來ない。
舌を噛み自殺を試みる、痛い苦しい、気を失う前に舌は回復する
死ぬ事が出來ない部屋だから、『目覚めウェイクアップ』で寢ることも、気絶することも出來ない。
俺は質問する
「何故、あそこに居た、何をしていた」
「ディレクション
おうこくに
しんにゅうする
ちかつうろを
つくるため」
放心狀態の兵士は力なく、ポツリ ポツリと答える
「ドワーフの村を魔に襲わせたのか?」
この質問にリヤド、タリア、紅、アメイヤが驚く
「オレは
しらない」
「誰に聞いたら解る」
「ラッカ
たいちょう」
「ラッカ隊長?は、どいつだ」
回りに聞く
「ハハハハッ、私だ…私がラッカだ、ハハハハッ。 ルーテセノ・ラッカだ。私が隊長だ、私が隊長…アハアハアハハハハッ」
軍服が回りのヤツらと違う男が答えるが、聲はかすれ、目の焦點が虛ろ、口からヨダレを垂らした痕跡がある
こいつは、回りの兵士より早く壊れた様なじだ
「同じ質問だ、ドワーフの村を襲わせたのか?」
「あぁ、もう用は済んだ だから、魔に襲わせた、アハアハアハハハハッ」
衝撃の事実、リヤド、タリアも憤りを覚える
アメイヤ、紅は冷たい視線を送る
「どうやって、魔に村を襲わせた?」
「『召喚導』その辺りに生息する魔の上位種を召喚し、その召喚獣に導させる」
「なっ!」「そんな事が出來るの?」
リヤド、タリアが驚く
「功した、我々の召喚師は偉業をし遂げた、ハハハハッ」
「ハハハハッ、我々は優秀なのだ、ハハハハッ」
「ここに、その召喚師は居るのか?」
「帝都サファリだ」
「獣王ビーストリア様に栄あれ!」ケラケラ
「「ビーストリア様に栄あれ!」」
ケラケラ
『遮音』 (無言詠唱)
気味が悪いので音を消す
「俺も人の事は言えんが、召喚導で、魔を使ってドワーフの村を襲わせたみたいだな」
俺もドラゴン(紅、竜二、竜三)に拠點を襲わせ、壊滅させている
「トンネルの中でも、土竜もぐらと巨大オケラを使ってを掘っていたからな、優秀な召喚師が居たんだろう」
「アメイヤ、この中に召喚師は居るか?」
「召喚師『ロケートアイ』」
「彼と彼と彼」
三人を指差す
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