《【嫌われ質】自覚したら最強?かも》(160) 計畫は完璧だった? [その2]

(160) 計畫は完璧だった? [その2]

時はし戻り、13月28日

場所は、ネプトティス領から魔都アルティスバーナへと向かう街道

エヴル=マシーコヨーに雇われた、冒険者たち10人が森の中で待機していた

だいすけたちが通るのを

「來ねぇなぁ」

一人が呟く

「來ねぇな」

もう一人が相づちを返す

「まぁ、メール連絡が無いから、まだなんじゃないか?」

と、リーダーが言う

「!? 魔だ」

別の冒険者が、『探知』を使っていて、それに魔が引っ掛かる

「何っ! 數は? 種類は?」

リーダーが反応

「多い、20~30だ! 種類はわからんが、大きい」

「この辺りで、大型なら、熊か?」

「いや、熊は群れない。 オークかオーガだろう」

この辺りで、大型は、熊の魔

『レッドベア』だが、熊は々2~4、家族単位で巣付近だ

森の中で反応がある、それも30いるなら、オークかオーガという事になる。

「依頼主から、預かったこれが、無ければ俺もこの距離で見つけられなかったと思う」

Advertisement

依頼主から、『探査』系スキルが上がる魔道を持たされていた

「こっちに來てるのか?」

「こっちに來てるが、俺達には気づいていない」

「それもそうか、依頼主から、『気配遮斷』の魔道を持たされたからな」

そうこの10人の冒険者達は、だいすけの暗殺実行の為、『気配遮斷』『探査系スキルアップ』の魔道を渡されていた

「この人數で殺れそうか?」

「これもあるんだ、殺れるんじゃないか?」

冒険者達は、依頼主から暗殺の為

『眠りのお香』の魔道を持たされていた

用意周到な依頼主

「それに『麻痺のお香』もある、メール連絡は無いんだ、依頼の前に殺られては話にならん、殺ろう」

依頼主から、魔か盜賊に襲わせての暗殺の為、『眠りのお香』『麻痺のお香』で、手を汚さず、暗殺する計畫だと、聞かされていた。

『気配遮斷』、『眠りのお香』、『麻痺のお香』で、あっさりオーガ30を討伐する。

「予定外だが、町に戻ろう、この素材は金になる。」

全員一致、反対は無し。

10人の中に、『道庫プチストレージ』のスキル持ちが、居たため、オーガを30町まで運べる、『眠りのお香』、『麻痺のお香』で討伐したから、狀態がとても良い。

町へ戻る途中

「盜賊だ! 商隊が襲われている」

「そういえばさっき、魔都からと思われる商隊が通ったな」

「酒のおかずだ!」

誰がが、んだ

そうこっちはオーガを30倒したと言っても、力も魔力も全然問題ない

盜賊を捕らえれば、更に金がる、放置するなんて考えられない。

「商隊を眠らせる訳にも、麻痺させる訳にも、いかんが、『気配遮斷』がある、やるぞ。生け捕りで報酬増だな」

「「だな」」

冒険者たちは、あっさり盜賊を生け捕りにした。

商隊からのお禮、盜賊生け捕り報酬、盜賊討伐ポイント、オーガ討伐報酬、買取金

新年を大金を貰って迎えるのだった

〈冒険者ギルド〉

「なぜ、森に」

ギルド職員に聞かれる

「文マシーコヨーさんからの『警戒の依頼』だ。年末だからな」

ウソではない、アリバイの為の依頼だ

リーダーが、答える

「オーガを倒して、帰還途中に、盜賊を捕らえた」

ウソではない、事実だ

「ということは、マシーコヨー様のおで、オーガ30を未然に討伐でき、盜賊を捕らえられたと?」

「そうなるな」

その事を知った、ギルド職員、領民からマシーコヨーが、謝される。

その事を知った、商隊がマシーコヨーに謝する

マシーコヨーの株がまた上がる事になったとさ

〈酒場〉

「変わった馬車は、結局通らなかったな」

「それな、何でも、ユニコーン・ペガサスで飛んで行ったらしいぞ」

冒険者の一人が魔都『アルティスバーナ』に知り合いがいたらしく、ユニコーン・ペガサスで領主が來たとメールしてきたらしい

「何だと! ユニコーン・ペガサスで?」

「それじゃ、オーガが出なかったら、待ちぼうけだっかもしれないな」

「飛んで魔都に、行ったなら、依頼主も失敗扱いには出來んな」

「全額とはいかなくても、依頼料も貰えるんじゃないか?」

「いや、全額出たぞ」

「…「おぉぉ」…」

「なら、年明けから、酒が飲めるな」

オーガが高価買取され、酒場で酒を振る舞いしていたのだった

「マシーコヨーさんに乾杯!」

「「「乾杯!」」」

オーガ討伐で金がった事を知る他の冒険者達が、マシーコヨーからの依頼でオーガを未然に討伐できたと、酒をおごってもらった

そんなこんなで、酒場に居合わせた冒険者たちから、マシーコヨーは謝されるのだった

〈マシーコヨー邸〉

「何だと! ユニコーン・ペガサスで飛んで行った?」

「何だと! オーガ30だと」

「何だと! 盜賊から商隊を守った? 盜賊を生け捕り…」

完璧だった筈の暗殺計畫は失敗だったが、町を守り、商隊を守り、領民や、商隊や冒険者たちから謝され、株が上がったことに、口元が緩むマシーコヨーだったとさ

冒険者には、本當の依頼は達出來なかったが、その他の貢獻度が高かったので、全額依頼料を支払い、いい依頼主と評判になることになる。

冒険者リーダー

「こんなことをネタに脅すより、コネを持っていた方が後々俺達の為になる。」

と、この事は公になることは無かったのでした。

フォロー、いいね ありがとうございます

想・誤字報告等ありましたら一言お願いします

    人が読んでいる<【嫌われ體質】自覚したら最強?かも>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください