《やっと封印が解けた大魔神は、正を隠さずに凡人たちに力の差を見せつけます ~目覚めた世界はザコしかいない~》三大國平和條約會議
僕は開いた口が塞がらなかった。
怒濤どとうの大展開のすえ、いきなりシュンと名乗る者が現れた。口調こそ軽いが、彼の登場によって、両國のトップが一時引き下がった。
彼はさっき、シュロン國の王だと自己紹介した。ということは、つまり……
「ロニン。まさかシュンというのは、君の……」
「はい。旦那です」
ロニンはちょっと興した様子だった。顔がやや赤い。
「そういうことだったんですね……。なんの用事なのかと思ったら、この狀況を先に読んで……」
だとしたら相當の大だ。
短期間で一國を築き上げたということからも、その手腕がうかがえる。
「……なんか、とんでもない人間みたいだね」
「ええ。何度も私たちを助けてくれました。今回もきっと、彼なら……」
《こほん》
シュンは最初に咳払いした。
《ご存知かもしれませんけど、我が國は『人間とモンスターの共存』を掲げてましてね。クローディア大陸でも長く種族間の戦爭がありましたが、それはいま、なくなりつつあります》
《ほう、それは素晴らしい》
ナイゼルが心したような聲を発する。まあ、演技だろう。
《我が大陸とは勢がまた違いますが、たしかに素晴らしいですな》
ルハネスも賞賛の聲もあげた。
《ですから、私の名に免じてこの場は引いてくれませんかね。――自國民を傷つけないためにも》
《む……》
そうと言われれば、全國民がこの會話を聞いている以上、考えざるをえまい。ルハネスに至っては魔王に就任したばかりなのだ、余計に國民からの信頼を失いたくないだろう。
《ですが、シュン殿》
と言ったのはナイゼルだった。
《僭越せんえつながら、魔軍は我が首都の近隣にまで近寄っています。この狀況でやすやすと引き下がるわけにはいきませんね》
《それは魔界も同様ですな。地方都市であろうとも、守るべき國民たちですから》
《ええ、それはもちろんです》
両者の反論にも、シュンはじなかった。
《ですから、後日、改めて話し合いの場を設けさせていただきたいと思います。もちろん我がシュロン國も同席させていただきます》
《話し合い、ですと……?》
ルハネスがきょとんとした聲を発したのち、控えめに笑った。
《フフフ。なかなかに面白い提案をなさいますな。まさか我々も共存させようとお考えですか》
《いやいや、それは私ごときが傲慢ごうまんに過ぎるでしょう。ですが、今回の出來事で多くの國民が恐怖と不安を覚えたはず……。ここはいったん引き、勢を整えるのがお二方にとって最善の策では?》
《……そうですな。これだけ時間が空いてしまえば、ナイゼル殿がとうに首都の警備を厚くしているしていることでしょう》
《はっはっは》
ナイゼルが笑い聲をあげた。
《いやあバレましたか。ルハネス殿、あなたも油斷ならない人のようだ》
《フフ、買いかぶりですよ。――ええ、それでは我が部隊は首都から撤退させます。ナイゼル殿もそれで良いですかな?》
《ええ。私もすみやかにニルヴァ市近郊から兵を撤退させましょう》
《……ありがとうございます。三國の會議の詳細は追ってお伝えします》
――これにより、開戦は見事に回避された。
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