《異世界はチートなカードで乗り切ろう!?》61.フィーリア VS イグリアス
2日目も順調に勝ち進み、決勝トーナメントに進んだのはSクラスのメンバーだけだった。
『さぁ、ここまで圧倒的な強さで勝ち上がってきたSクラスのメンバーですが、ここからはSクラス同士の戦いとなります!これはかなりの激戦が予想されるため、興が冷めそうにありません!!さあ、そんな1年の部決勝トーナメント第1試合の組み合わせが決まったようです!第1試合はフィーリア=ロドシー対イグリアスだ!』
「フィーリアか…よろしくな!」
「うぅ、イグリアスさんは速いから苦手です…」
2人はそう言ってから舞臺に上がって行った。
「ハルトはこの戦い、どう見る?」
「そうですね…イグリアスはかなり素早いのでフィーリアの【植】魔法とは相が悪いと言えるかもしれませんね。しかし、一撃で勝負がつくわけではないでしょう。打ち合ってからどちらが先に出し惜しみナシでくかがキモですね」
「それで、簡潔に言うと?」
「わかりません」
「最初からそう言いなさい」
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「はい」
Sクラスのメンバーにはそれぞれ違ったアドバイスをしており、この前の一週間でそれぞれがそのアドバイスを自分なりに解釈して練習に勵んでいた。各々が用意した奧の手の度や數にはばらつきがあり、不確定要素が大きく、ハルトはSクラスのメンバー同士の模擬戦の勝敗の予想は困難だと思っていた。
「両者見合って!……試合、開始!」
試合が開始された直後にイグリアスが仕掛けることはせず、法撃戦の構えをとったことに観客は驚きを隠せなかった。
「…【連撃】!!」
「…【プラントジャベリン】!!」
両者は短い詠唱を終えると魔法を撃ち合う。屬の相ではイグリアスの放った【連撃】の方が有利だが、フィーリアには策があった。
お互いの魔法がぶつかり合うと白い煙が舞臺全に広がる。
「ちっ、これが狙いか!」
フィーリアの狙いに気付いたイグリアスは急いで【ブリーズ】を使い煙をどかそうとするが…
ヒュンッ!
背後から飛んできた矢を避けるために魔法を解除しなくてはならず、なかなか煙を晴らすことができないでいた。
「あんま使いたくなかったんだけどな…風よ吹き荒れろ【レイジングウィンド】!」
ここで、ちまちまとやるよりも一気に払ってしまおうと魔法の威力を上げる。さすがに激しく吹き荒れる風の中では弓をる事ができず、途中で邪魔がることは無かった。
「さて、これで見えやすくなったな」
「うぅ、やっぱり破られた…けど、負けないよ!」
「ハハッ、フィーリアにしちゃぁ珍しく勝気じゃねぇか!來いやァ!」
そこからは魔法を織りぜながらの短剣と長剣による打ち合いとなった。
リーチではイグリアスに分があるため、優位になるかと思われたが、目眩しの魔法を度々使われ苦戦していた。さらに…
バチンッ!
「あっぶねぇ!」
イグリアスが間合いを詰めると、トラップ魔法で妨害される。
 
「トラップ魔法の位置がいやらしいですね。隠し方も上手くなってる」
「そうね。最近は近接戦闘がメインだったからどこに設置すれば効果的なのかの判斷が正確になってきてるわね」
「ただ、強度はイマイチですね。あれなら割と簡単に引きちぎれてしまいますよ」
「ハルトだからそんなことが言えるのよ?普通の人には無理ね」
「それはどうでしょうね…」
ハルトとシストリナはのんびりと観戦しながら想を言い合っていた。
「…本當ならもっと後に取っておくつもりだったんだが、今使わないと負けそうだし、使わせてもらうぜ【魔纏いまとい】!」
【魔纏いまとい】は近接戦闘を學ぶ者なら必修といえる技だが、その練度が格段に向上していた。
「っ?!あの1週間でここまで?!」
「あぁ、中々様になってるだろ?」
イグリアスの【魔纏いまとい】の完度を見て、フィーリアは打ち合うよりも逃げることを選択した。あれは、慣れていなければ集中力をかなり使うため、長くは持たないだろう…という判斷だった。
「おせぇぜ!」
だが、イグリアスはフィーリアの予想以上の速さで間合いを詰めてきた。
急いで植の盾を作るも簡単に破壊され、モロに攻撃をけて気絶した。
「そこまで!勝者、イグリアス!」
『これが本當に1年生同士の試合なのかと思ってしまうほどの激闘を制したのは、イグリアスだぁぁ!』
勝負が決まると、決勝という訳でもないのに大きな歓聲が沸き起こった。この観客の様子からこの試合のレベルの高さがうかがえる。
『1年の部決勝トーナメント第2試合は…』
こうして、他學年の注目も集めながら、順調に進んでいった。
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今月はギリギリ2話投稿できた…
誤字字等がありましたら教えていただけると幸いです。
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