《異世界はチートなカードで乗り切ろう!?》70.(過去編)アレが食べたいがために東へ③
都にるための行列に並んでいる間、詩織さんに詳しく話を聞いてみると封印されていたゴーレムは鉄ではない謎の金屬で構されており、自の存在を誇示するかのような大きな音を立てて空を駆り、どこからともなく出てきた発するを落としていくと言い伝えられているらしい。てそれ地球うちの世界の撃機じゃねぇか!!と聲に出してつっこみをれそうになったがギリギリで耐えた。
ハルトがどうにかつっこみをしないで済んだのは、現を見ていない以上、地球のものであると確定したわけではないし、何よりもそんな事を口にしてしまうと自分が異世界からの転生者であるという所から説明しなければならなくなるからだ。
「……それはまた奇妙なゴーレムですね」
そのため、ハルトは不自然な間を開けてからそう言うことしかできなかった。そうこうしているに検問の順番が回ってきたが、通行証の確認などをする訳でもなく水晶のようなものに手を當てるだけで終わった。
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「特に何もやらないんですね」
「我が國ではあの水晶で魔力登録を行い犯罪等で拘束された場合に照合して各都市に通達される仕組みなんです。やっているのはある程度大きな街なので小さな村や町には普通にれてしまいますが…」
そんな防犯報も聞きつつ詩織さんに著いて行くとある場所で立ち止まった。
「ここが私達の一族が都で過ごす時の住まいです。誰かいますか?詩織です。ただいま戻りました」
しばらくすると門の扉が開き、中から中と思しき老婆が現れた。
「お、お嬢様?!よくお帰りになられました。封印の件は…」
「先に里へ行ったので分かっています。父上はおられますか?」
「例のゴーレムによってお怪我をなさっておりますがお元気です。今の時間でしたら縁側にて碁を嗜んでおられるはずです」
そこでようやくハルトの存在に気付いた中は詩織に訝しげな視線を送り…
「お嬢様、このお子さんは…?ま、まさか?!お相手は誰ですか!!」
「違います!!そもそも私が旅に出た年月とこの方の見た目の年齢が合わないでしょう?!」
その言葉にふと冷靜になって見てみるとその通りだと老婆は思い直す。
「では、いったい…?」
「ここでは話せない容なので中にって父上もえてしますね。とりあえず応接間でお願いします。さ、ハルト様お上がりください」
詩織の目をみた老婆はなにか重要な話であることを察した後なぜかうっすらと微笑んでいた。詩織はそれに気付かなかったがハルトは老婆の雰囲気から気付くことができた。
あのおばあちゃんなんか勘違いしてるな?!確かに詩織さんは人で優しいし盡くしてくれそうなじだけど、歳が10個以上(恐らく)離れてるからそうはならんだろ…
「そうでしたか。それでは館様を呼んでまいります」
そう言って何かを勘違いしているであろう老婆は詩織の父親を呼びに向かい、詩織はハルトを連れて応接間に向かった。
これ変なイベント発生したりしないよね?
応接間に案されてからしすると老婆が襖を開けた。
「失禮致します。館様をお連れしました」
ってきた瞬間に、このおっちゃんは強い。そう確信できるがそれと同時に周囲を落ち著かせるような不思議な雰囲気をもった30代後半位の神主さんのような恰好をした男だった。ただ、中の人が言っていたようにかなりの怪我を負っていた。
詩織さんはそんな父親の姿を見てし揺していたが、すぐにそのをひっこめて挨拶をした。
「詩織よ、よく戻ってきたな。息災そうで何よりだ」
「はい、々トラブルはありましたがこの通り無事戻ってまいりました」
違法奴隷にされて運ばれている途中にオークの襲撃にあって、最悪な事態になる寸前だったのは々では済まないと思う。だが、ここでその様なことを口にすればここが修羅場と化すことは容易に想像がつくのでお口にチャックである。
「そうか…して隣の子は何者だ?いなりをしているが私では太刀打ちできぬ実力を持っておるぞ」
自己紹介のできるタイミングが思っていた以上に早く訪れたのでこれ幸いにとハルトは名乗る。
「どうもお初にお目にかかります。ハルト=アルフォードと申します。既にお察ししていると思われますが海の向こうの大陸にあるフレア王國という場所から來ました」
「これはご丁寧にどうも。私は詩織の父の神薙 宗一と申す。しかし現在、我が國は易の門すら開いていないはずだが、どうやって外の國の、貴族のご子息が國されたのかな?」
いきなり答えにくい質問が來たことでハルトは詩織に目配せをした。すると、小聲でどこまで話すべきかを教えてくれた。
「【空間魔法】が使えることは言うべきですね。もともと、私が探していたのは封印の綻びを直せる人間ですので、そういった説得力のあるものは外せません。ただ、無理にとは言えないのですが…」
「わかりました。【空間魔法】は特に隠している訳でもないので問題ないですよ。隠している方が不都合が多いですしね」
「ありがとうございます」
2人でコソコソと話していたので、親父さんに訝しげに見られたが【空間魔法】のことを話すとすんなりと納得してくれた。
「…なるほど、それならば誰にも知られずに國することは可能だな…それは攻撃に応用することも可能なのかね?」
おっと、話がなにやら不穏な方向に…
米を食べに來ただけのはずだったんだけどな。ぶっちゃけ撃機と思われるゴーレムの対処なんて対空砲や対空電探が存在していない狀況でできるわけがない。ドラゴンであればブレス攻撃のためにかなり近くまで降りてきてくれるのでそこをやればいいが、撃機はそうもいかない。目視できないような高度から弾を落としてくるのだ。戦中の日本のように空襲警報すら出せず一方的に村や町が焼かれるだろう。
「攻撃も可能ですが、視認していなければできません。しかし、防陣をることならできます。都市部を守りつつその間にゴーレムたちの拠點を探し出し、撃破するのが妥當かと思います」
「ゴーレムたちの拠點があると?」
「えぇ、いくらゴーレムといえど何日も飛び続けることは不可能なはずです。伝承になにか殘っていませんか?」
そこからは、詩織さんや宗一さんとゴーレムへの対策と伝承の洗い直しをしていた。
投稿間隔が半年以上も空いてしまい申し訳ありませんでした…
モチベーションの維持と話の構で手こずりました。次もまた半年程度(もしくはそれ以上)空くことが予想されます。完結までは何がなんでもやり続けますので、気長にお待ちいただけると幸いです。
お気にり登録者様が272人、いいねが57件になりました。ありがとうございます。本當に謝しかないです
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