今日、俺はアリスとジークの服を買っていた時に下見しておいたブラックセラーという黒のアイテム専門店へ來ていた。この店の、全ては黒がメインであり、俺好みのスタイルの服や防、そして武なんかもあった。その上、質とデザインは良く、剣士ってじの服がたくさんあった。

だが生憎そのようながっしりとした防は魔法使い用では置いて無かったので素直にマントや細長い杖を買った。防力はあまりというより全く期待はできなさそうだが、黒くてかっこいいし、何より魔力の制が上手くなる魔法陣がマントの側に描かれてあるのが気にった。これによって魔法の実験などをより小規模なものにすることができ、被害をかなり抑えることが出來るようになったはずだ。

俺は店から出ると、そこには昨日の爺と婆がいた。彼らの手には焼き鳥、魔の干し、焼きそばのようなものや、その他にも々手に一杯持って歩いていた。

「やあ！　アウル。昨日のお禮に晩飯を奢るよ」

「いや、いいです」

「遠慮しないでいいのよ。今日は昨日よりもっと料理を頼んで食べまくるわよ」

「…勘弁して…(泣)」

俺は彼らと別れた時には俺が今日目的で買いにきていたもの以外のもので手が一杯になっていた。その後俺は自分の部屋へ戻り、部屋のリビングにロリ長とゼレシアを呼んだ。

「どうしたんですか？」

「何だというのだ？　今、私は大事な用を…って食べではないか！！！」

「どうしたんですか？　隨分とたくさん買って帰ってきましたね」

「君、そんなに食べる方だったか？」

「いや、今日友達と偶然會って、丁度彼らが持っていた食べを俺にくれたんだ」

「そうなんですね！　では有難く頂きます」

「おう！　じゃあ俺は寢室に戻るな」

「君は食べないのか？　おいしいぞ？」

「いや、俺はもうたくさん友達と食べたからね。ありがとう」

俺は寢室に戻ると今日買った防とマントを裝著し、杖を持ってここのまだ下にある地下訓練場に向かった。今日は何だかんだ言って、喋っている間に食べ過ぎてしまったのでをかさないとヤバイ気がする。

ロリ長によるとこの訓練室は指定した魔を魔力で構築して戦うことができ、その上戦闘を分析し、者の魔力を測定することができる機能が備わっているらしい。なので今日はこの機能を使って裝備している時としていない時の差を実験し、魔力制の練習をしようと思う。

俺は[ミニ・ファイヤー]や[ライトニングスティク]などの魔法を使用してみたが、やはりこの裝備のおかげでより、魔力の威力がかなり抑えられるようになったようだ。だが、もしものことを考え、俺はその後、大會の前々日まで制の練習をした。

この日、學院は授業が無くなり、生徒達は明後日に開催されるアキレアの魔法大會を見に行く準備をしていた。アリシアとハクは今日まで複合魔法を特訓し、超音波などを使えるようにまでは長した。彼らは無數の科學反応も今では理解できており、今では小型の水素発を起こすこともできるようになった。もちろんそんな魔法を大會で使うと死人が出る可能があるというより、會場自が無くなりそうなのでいざという時にしか使わないように言ってある。

だが、これで俺達が負ける可能はかなり低くなったはずだ。俺は荷を持ち、各クラスに分けられている馬車に乗った。明後日の魔法大會ではどうなるか非常に楽しみだ。