リーダーが召喚した霊ジェネラルは魔力を増やしていき、膨張している。その球が召喚時の1.5倍ほとの大きさになると球がぱっかり半分に開き、大量の魔がその中から出てきた。というよりは召喚されたという方があっているだろうか？　どの魔も水屬で約50ほどが召喚された。

「ジェネラルよ！　奴らを攻撃しろ」

するとジェネラルが「グウォーン」と嫌な音を放ち、地面の地響きと共に大量の魔達が俺達を狙い猛ダッシュで攻めてきた。

「ではお返しします」

俺はそう言うと手の平の上に乗せてあった水の玉「水核発」をジェネラルに放った。ジェネラルは消滅したが、召喚された約50の魔までは屆かなかった。

「ガード」＋「ヴェインズ・ショット」

アリシアは[ヴェインズ・ショット]をハクが発した魔法 [ガード]に合し、サイコロほどの大きさのボックスが連結した盾を作りだした。そして一の魔がその盾にれた瞬間、れられた５個のボックスがその魔に向かって放たれた。ボックスはかなりの速度で直線上に放たれ、その魔と後方で走って來ている魔達を突き抜け、空間の壁に當たるまで止まることは無かった。

「なっ…その魔法はなんだ？」

男がそう言った瞬間、こちらに走って來ていた魔達がボックスの盾、全にれてしまい、全てのボックスが直線上で目標に向かって放たれ、ボックスは目の前にあるもの全てを突き抜けた。結果、相手チームにもボックスが直撃し、結界を張ったものの、それも破壊され気絶した。これで全ての魔は撃たれ死に、空間はトマトが地面一帯に落ちたかのような地獄絵図になっていた。相変わらず容赦無いな。相手チーム、本當に死んだかと思ったぞ。観客と出場者達の反応は昨日と同じ。今回は時間停止を使い、人が群がって來ていた場所から観客席に移した。

観客席に著いてからし経つとロリ長チームの試合が始まった。相手は普通の3人のおっさんだった。だが、３人とも手には何やら大型の機械を持っており、魔力は通っていないものの、かなり強そうな見た目だった。

…というよりもあれ、”マシンガン”、”レールガン”と”レーザー砲”だよね！？

試合が始まると３人は容赦無くロリ長のチームに連。どうやら多魔法を使い、改造しているようで威力が高く、弾丸も減らない。防面は流石に魔道を使っていたが、その結界もかなりのだった。

「なんだこれは！！　また今回もよくわからない兵を持ち込みよって！！」

「ぐはっ…ベル、早く治癒魔法を！！」

「その前にまずは防魔法だ！！　なんだこの魔法は！！」

やっぱりこうなるよね…。ロリ長達はパニック狀態になり、相手チームは何やらのんびりと話しをしだした。

「やはりあのようない子供たちを相手にするのはちょっと気が引けますね」

「そうっすね～。早く降參してくれないかな？　俺、この後レイちゃんとデートの予定が」

「リア充かよ！　死ね！！！」

相手チームは結界の中でのんびりと喋っており、ロリ長チームは完全になめられているようだった。ロリ長達は弾を走ってよけながら防魔法を掛けたり、結界を作り、攻撃系魔法を使おうとしていたが、詠唱が終わる前に結界は破壊されてしまっていた。

「何かあの弾を止める手段は無いのか？　このままだと全滅してしまうぞ」

「わかっておる！　何かないか何かないか……」

「あっ…超級魔法[Xバウンド]！！」

ロリ長は明の板のようなもので弾丸を跳ね返そうと[Xバウント]を使ったが、一瞬で破壊されてしまった。

「どういうことだ！　[Xバウンド]が一瞬で破壊されただと！？」

「もう打つ手は無いぞ！！！　どうする！？」

「とにかく耐えろ！　いつかは弾が切れるはずだ！！」

その後ロリ長チームは、相手チームの弾丸によって陣地にある魔道を破壊された。結果、現代武チームの圧勝。