《Re:legend》18:初旅そして初野宿

僕達は町をでて數キロ先の場所を馬車で走っていた。町から離れているせいか道が整備されてなくてかなり揺れる。

「気持ち…わる…い…」

そういいさっきから必死に吐くのをエリカが堪えていた。エリカが乗り苦手って意外だな…

そう思いながら進んでいると辺りが暗くなってきた。

「今日はここら辺で野宿しましょう」

ハルカが馬車を止める。ハルカが夜ご飯の準備をしている間僕はエリカの世話をする。2回ほど吐いていたがだいぶ楽になったようだ。

しばらくするとハルカが夜ご飯を持ってきてくれるバンクカードから取り出した素材で野菜のスープを作ってくれた。野菜スープとパンを食べながら今回討伐する魔獣について話す。

「グリフォンは炎が苦手みたいです。まあ獣系の魔獣はだいたい炎が苦手なんですけど。」

獣系?魔獣にも種類があるのかな。僕達は夜ご飯を食べ終わえた後寢床の準備をする。寢床と言っても馬車の中に布団をひくだけだが、僕達は代で見張りをしながら寢ることにした。夜の間は僕が見張りをし朝は僕が寢る。馬車の作ができるのがハルカしかいないので自然とこうなった。

あんなに揺れている中で寢なきゃいけないのか…

この旅から無事帰れたら馬車の作を覚えよう。

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