「どうする」

「どうするってもう1相手にするなんて絶対嫌よ」

僕の問いに真っ先にエリカが首を橫に振る。

「じゃあ、逃げましょうか…」

ハルカがそういい僕達がきた道を目指して走りだす。僕とエリカもハルカに続く。僕達が逃げようとしているのに気づいたのか後ろから凄い勢いで何かが迫ってくる。

「このままだと追いつかれるな」

戦うしかないと僕が思った瞬間追ってきていた魔獣の勢いが止まる。

「急に魔獣の勢いがとまったけど」

「今のうちに逃げるわよ」

今がチャンスと思ったのかエリカがさっきよりはやく走りだす。僕とハルカはエリカの後を追う。

「なんとか逃げ切れたわね…」

窟を無事抜けることができた。魔獣が追ってくる気配はない。

「はやく行きますよ」

振り返るとハルカが馬車の準備を終えていた。僕とエリカが馬車に乗るのを確認してハルカが馬車をかす。なんで魔獣は僕達を追いかけてこなかったんだろう。

窟の中

先ほど3人の冒険家と2のグリフォンが戦っていた広場。その中央でグリフォンを倒した冒険家達を追いかけていた魔獣は足をとめる。

「うわーサラマンダーじゃんすっごい魔獣と遭遇しちゃったな〜」

目の前に現れた目掛けてサラマンダーは思いっきりぶ。

「しは楽しませてくれそうだね…」

がそう言った直後サラマンダーはかなくなる。

「はあ〜つまんないな〜さっきグリフォンを倒してた人達なら私を楽しませてくれるかな〜」

そう呟きながらは窟をでる。

「次はあの人達にしよっかな〜」

は歩きだす。