《Re:legend》48:決著そして告白

この勝負は絶対に負けられない…負けたら何を要求されるんだろう…

ゾッとしながら負けたときのことを考える。

ハルカは後方で守りに徹するタイプのカットマンだ。まずは左右に振ってバランスを崩しその後強打を打ち込んでいく戦い方がいいだろう。

「じゃあ〜試合開始〜」

フェアリーの気の抜ける合図で試合が始まる。サーブは僕からだサーブを放ち作戦通り左右に振る…直後僕の真橫を鋭い球が通り抜ける。

ハルカがスマッシュを放つそれをかろうじて止めるが…再びハルカが放ったスマッシュを止めることができなかった…

勝負は終盤に突していた。9-6  

3點差で僕が負けている。再びハルカのスマッシュが決まり10-6になる。

ハルカがサーブを放つ下回転のサーブだ。僕はツッツキでボールを敵コートの手間に落とす。ハルカが返球をミスし浮いた球が返ってくる。

その球を敵コート目掛けて叩きつける。ハルカが1歩さがりカットをする。僕は攻撃モーションを中斷しツッツキで返す。

直後ボールが宙を舞う。

「ナックルカットかよ」

ナックルカット簡単にいうと回転をかけていないカットだ。

宙を舞う球をハルカが叩きつける。

11-6で僕の負けだ。元卓球部なのに1勝もできなかった…みんな強すぎだろ…

「さあ〜試合も終わったし今日はもう寢ようか」

そういい僕は罰ゲームから逃れようとその場を去ろうとする。

「どこにいくのかな〜」

エリカが僕の前で笑いながら仁王立ちしている。

何を企んでるんだ…

「じゃあ約束通り罰ゲームを行いますね」

フランがそういいだすと何故かハルカとエリカの顔が赤くなる。

「罰ゲームの容なんですけど…私の頼みを1つ聞いてください」

僕に拒否権はない

「リュウさんがよかったらでいいんですけど…」

「「「私達と付き合ってください。」」」

「え?」

「嫌ですか…」

僕の反応をみてハルカが泣き出しそうになる…

「いやいや、嫌な訳ないじゃん…だけどみんなはいいの?」

「私達は構いません3人で話し合って決めたことです。3人で一緒に告白して3人で一緒に婚約しようと…」

後から聞いたのだがこの世界では一夫多妻が普通らしい。

「返事を聞かせていただいてもいいですか…」

フランが僕に近づいてくる。

「3人がいいって言うなら僕も問題ないよ…みんな可いし僕がこっちの世界にきてからできた家族みたいな付き合いだと思ってた…本當の家族になれるなら喜んで」

僕の返事に3人は泣いて喜んでくれた…

「ただし結婚するのは2年後僕が18歳になってからだ」

この世界では年齢に制限はないらしいが僕の世界だと男子が結婚できるのが18歳になってからだということを説明すると3人は頷いてくれた…

「じゃあ今日は4人で寢よっか」

エリカの弾発言に全員の顔が真っ赤になる。

「え〜私もみんなと一緒に寢たいよ〜」

フェアリーが1人仲間外れにされたと思い怒りながら僕の周りを飛び回る。

「もちろんフェアリーちゃんも一緒にね‼︎さっいこいこ」

エリカに連れられて僕の部屋に全員が訪れる。

その日まともに寢れたのはフェアリーだけだった…

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