「大勢で押しかけると彼びっくりして逃げちゃうかもしれないのですが…」

「え…じゃあ今回は僕とフランだけで行くか」

僕がそういうとハルカとエリカが顔をふくらませる。すっごい可いからやめてください。

その後僕がハルカとエリカを連れて何処かに遊びに行くことを約束させられる。

「とりあえずドリフトでアーラム村まで連れて行ってもらえますか？彼はアーラム村の近くにすんでいるので…」

僕が頷き僕とフランにドリフトを発させる。フェアリーも今日はお留守番だ。僕達がいない間にフェアリーの部屋の家とリビングの家を買いに行くように頼んでおいた。

とりあえずアーラム村に移しそこから1時間程歩いた。

「あそこに彼は住んで…」

突如赤いナイフのようなが飛んできてフランの言葉を遮る。

「ちょっとソラミちゃんいきなり攻撃してこないでよ」

フランがぶと目の前にかわいらしいの子が現れる。見た目はかなり長いツインテールで髪のが地面にひっつきそうだ。赤と青のオッドアイで髪のは紫みたいなじでツインテールの先端は明るいピンクふりふりのドレスに白のタイツを履いていた。

見たじただの人間の子供だ。

「あ…誰かと思ったらフランちゃんか…いらっしゃい…そちらの方は…？」

ソラミちゃんが弱々しい聲で問う。

「こちらはリュウさん私の將來の旦那様です」

言いながらフランの顔が赤くなっていく。

「え…フランちゃん結婚するの…もしかして…結婚式に招待しに…」

「違いますよ」

ソラミちゃんが何か言いかけたがフランが即効否定する。

「今日來たのはソラミちゃんに私達の家で働いてほしくて…」

「いや」

ソラミちゃんが即答する。

「えーとそこを何とか頼むよ」

僕がソラミちゃんに頭をさげる。

「私より弱そうな人に仕える気はありませんので…」

あれっ？ソラミちゃんに弱いと思われてる？僕そこそこ強いと思うんだけど…

「じゃあリュウさんがソラミちゃんと戦い勝ったらうちで働いてください」

「どうせ無理…だと思うけど…それで諦めるなら…やってもいい…」

「あーわかった僕が負けたらソラミちゃんをうちで雇うのは諦めるよ」

僕の言葉を聞きソラミちゃんは僕達を連れて近くの平原に移する。

「どちらかが參ったというか…気を失ったら…負け」

「わかった」

ソラミちゃんの決めたルールに同意する。

「じゃあいきますよ〜試合開始」

フランの掛け聲が聞こえた直後ソラミちゃんが僕の視界から外れる。

「なっ」

驚く僕の真後ろにソラミちゃんが現れ赤い剣を僕にむけて振り下ろす。

「テレポート」

僕は魔法を発させソラミちゃんの後ろに回り込みソラミちゃんを毆りつけようとするが…

直後ソラミちゃんの手から赤い壁のようなものが現れ僕の拳をとめる。

「どういうことだ…彼は魔法を発できないんじゃ…」

そう呟いている間にソラミちゃんは先程の赤い壁を剣のような形にし僕目掛けて走り出す。