《Re:legend》89:『吸人』の魔法

「妖の逆鱗」

フェアリーが自霊魔法を発させる。フェアリーの魔法がアカゴギス目掛けて突き進むがアカゴギスはあっさりと避ける。

「まずはお前からだ!」

そういいアカゴギスがフェアリーへと剣を振る。

「ウインドスパイラル」

フェアリーが魔法で作り出した風の盾で剣を止める。

「ウインドアロー」

フェアリーが新たに魔法を発し現れた風の矢がアカゴギス目掛けて飛んでいく。その風の矢を剣で全て弾く。

「『吸人』とかいう魔法は使わないのな〜?」

「私としては使いたいところなのですが相手が霊なら使ってもあまり意味ないですし魔力の無駄使いは控えたいので、殘念ですが魔法は使いません」

「あっそう…後になって後悔しないようにね‼︎」

そういいながらフェアリーが新たに魔法で風の矢を作り出す。それを全てアカゴギスが剣で弾いたと思ったが…最後だと思っていた風の矢の後ろにもう一本の風の盾が仕込まれていてアカゴギスに直撃する。

「なかなかやりますね。結構痛かったですよ。ですが私を倒しきるには火力不足です」

「今ので仕留める予定だったのにな〜まあ本來の目的は達できたからいいや」

そういいフェアリーが僕の元に戻ってくる。

「フェアリーお疲れ様。おかげでコピーできたよ。」

そういいながら僕は小指でフェアリーの頭をでてあげる。

「まずはこれを返してやるよ」

僕は『吸人の書』をアカゴギスの真上に放り投げる。それをアカゴギスがキャッチし自分の背中のケースにしまう。

「かわいい霊さんに私の相手をさせて何をなさっていたか尋ねてもよろしいですか?」

「何ってお前の『吸人の書』の魔法をコピーさせてもらっただけだよ」

僕はそういい『強の書』の『吸人』の魔法が記されたページを開く。

「えーと『吸人』魔法ランク5  この魔法を発した狀態で右手で人(全種族)にれるとその人間の壽命を抜き取る。(1秒で1年ほど)左手でれると自分の壽命をれた相手に譲渡できる(1秒で1年ほど)死には壽命を譲渡できない…か…知らずに戦ってたらかなりやばかったな」

そういいながら僕は『吸人』の魔法を発する。人のみに効果が適用されるみたいなので霊であるフェアリー達には効果はなさそうだ。

「なるほど魔法をコピーするのが『強の書』の魔法なのか…たしかに厄介だがコピーをするには條件があるみたいだな」

「さあな…あるかもしれないし無いかもしれない」

僕はそういいしらを切る。僕の言葉を聞きながらアカゴギスは左手で剣を構える。

あれ…『吸人』をコピーしたのらいいけど僕左利きじゃないや…大事なことを思い出し『吸人』の魔法を解除する。

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