「全員、門の中にりなさい…あれをやります」

ミカエラのびを聞いたヴァルキリーたちは門の中に撤退する。

「え、ちょ…大丈夫なのか？」

「大丈夫です。流石ミカエラ、あの力を使えるようになっているとは」

シャインがしだけ嬉しそうに呟く。まるで自分の子供の長を見屆ける親のような瞳でミカエラを見続けていた。

「神の使徒」

ミカエラがそう呟いた瞬間、門の中のヴァルキリーが輝き出しヴァルキリーのからが放たれる。

そして放たれたは全てミカエラの元に集まりミカエラの力となった。

「すげえ…こんな魔力は初めてだ。あ、やばい、楽しくなってきた！じゃあこっちも本気でやろうかな」

ディートリヒは嬉しそうに自の魔力を増幅させて闇の力を強化する。

ミカエラのとディートリヒの闇、2つの力のぶつかり合いに巻き込まれてディートリヒの手下の魔族は全滅していた。

それほどまでに2つの力は強大だった。魔力量ではほぼ互角だろう。どちらが勝つかの予想もつかなくなり僕はただ2つの力のぶつかり合いを見ることしかできなかった。

「始祖の」

ミカエラがの力を集中させての塊を作り出す。

「の裁きをけるといい」

ミカエラが作り出した球から無數のが弾丸のように発される。高速で移するの弾丸はあっさりとディートリヒのを貫く。

「一発食らったか…結構痛かったよ」

あれだけの數のの弾丸を捌き一発しか食らわなかったディートリヒにも稱賛が與えられるだろう。それほどまでにミカエラの攻撃は凄まじかった。

「次はその100倍でいきます」

ミカエラはそう予告して先程よりも多くのの弾丸を放つ。

「これは、やばいな…ブラックホール」

ディートリヒは慌てて魔法を展開して闇の渦を作り出す。ディートリヒ目掛けて進んでいたの弾丸は全て闇の渦に飲み込まれた。

次元が違う。2人の戦いはまさにそのようなじだった。