「エリカ、フラン、シャイン、ゆめみちゃんやみんなを頼む。ゆめみちゃん、必ずシャインの側にいるようにね」

僕はそう言い殘して門の前へと向かう。門の前では倒れた敗者を勝者が踏みつけていた。

「ふう、本當に楽しかったよ。ありがとう。おかげで更に強くなれた。一杯の謝と敬意を込めてトドメを刺してあげる」

ディートリヒはそう言いながら闇の力を集中させてミカエラにトドメを刺そうとする。

「そこまでにしてもらおうか」

霊神モードと闇を除く全ての覚醒狀態になった狀態でその場に現れた僕がディートリヒに言う。

「悪いけどミカエラは返してもらう」

僕は一瞬でミカエラを取り返してミカエラをテレポートでみんなの元まで送った。

「君強いね…ちょうど強くなった自分の力を試したいと思ってたんだ。相手をしてよ」

ディートリヒはそう言いながら問答無用で僕に襲いかかってくる。

「破壊の、形の」

僕はエリュシオンに破壊のを纏わせたあと形ので5つの球を作り出す。そしてディートリヒの闇の剣をエリュシオンでけ止めてディートリヒにの球を1つぶつける。

「の檻」

球は膨張してディートリヒを中に閉じ込める。

「輝きの聖剣」

僕はで巨大な剣を作り出し勢いを付けての檻に突き刺した。だが、の剣 はの檻を貫通せずに途中で勢いを失った。

「この程度で『慈』を止めれると思うなよ」

ディートリヒはそう言いながら強引にの檻を破壊する。

「破壊の」

ディートリヒがの檻を破壊する直前に僕は『怠惰』で無數の剣を作りその剣全てにの力を與えた。そして作った剣を全てディートリヒに向けて放つ。

「闇の翼」

ディートリヒは闇で巨大な翼を作り翼を広げて剣を全て叩きつけて破壊する。

「強い…」

を駆使した攻撃を繰り返しても全く効果がない。ディートリヒは強い。強すぎる。

「やっぱり君は強いね。うん。君とは萬全の狀態で戦いたいから今日は帰るよ。近いうち君の國で會うだろうからよろしくね。次はお互い萬全の狀態で戦おう」

そう言い殘してディートリヒは消えた。その場に殘ったのは敗北を味わった僕だけだった。