《Re:legend》554:最悪の1日

城に戻った僕はロンさんに『慈』が襲撃してくる可能があると告げエルフラウに兵力を集めるように指示を出した。

そして僕はゆめみちゃん達と共に家に戻り僕がゆめみちゃんと結婚したいと思っていることをハルカ達に伝える。

ハルカ達はやっぱりか…みたいな顔をした後あっさりと快諾してくれた。

そして翌日、僕たちがエルフラウに向かおうとした瞬間、ロンさんが慌てて僕の元にやってきた。

「リュウ様、大変です。エルフラウが陥落いたしました」

「は?」

僕は驚きながらロンさんに詳細を尋ねる。

「エルフラウが陥落…いえ、完全に消滅いたしました。エルフラウにいた者やその近辺の者たちはエルフラウが消滅する直前にファルファ様がバリアスやエルミスに魔法で避難をさせたため被害者はエルフラウ城にいた騎士數名程度で済みました」

「なんでエルフラウは消滅した?敵襲か?」

「いえ、ファルファ様の話では突如エルフラウ城の地下からが放たれた後に『全能』が眠りから覚めたようで…現在、エルフラウ城の周り數十キロは陸ごと消滅し、エルフラウ城は『全能』に支配されました」

「っ…なんでこのタイミングで…パラスアテナ、悪いけどこのことをミカエラに伝えてしい」

「かしこまりました」

僕の指示をけたパラスアテナは慌てて魔法を発してミカエラに連絡を取ろうとするが………

「ミカエラ様に繋がらない!?」

「……向こうでも何か起こっているのか」

「リュウ様、大変です」

「今度はなんだ?」

「この大陸目掛けて巨大な魔力の塊が迫ってきています」

僕にそう報告したのはソニアさんだ。大陸の端からドラゴンに乗って來たからかかなり疲れている様子だった。

「リュウ様、この魔力は『死霊』です」

シャインが僕にそう告げるのを聞くと僕は慌てて指示を出す。

「ロンさん、『全能』は何かきがあるまで一旦放置する。パラスアテナはヴァルキリーの村に戻って現狀を確認、それ以外の戦力で『死霊』を討つ。全員準備にかかれ」

こうして最悪の1日は幕を開けたのだった。

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