「と闇の混沌」

パラスアテナはと闇を5対5の割合で混ぜた球を墮天使に向けて放つ。2つの相反する力は互いに反発して破裂し強力なエネルギーを生み出して墮天使を一気に殲滅した。

「殘りは…9人」

パラスアテナは殘る墮天使の數を把握して剣を振るう。

「速連斬」

を纏った速の剣が一気に5人の墮天使を斬る。殘るは4人、だがこの4人は今まで倒した墮天使とは比べにならない程強い。

4人の墮天使は闇の力を限界まで解放してパラスアテナと対峙する。

墮天使は無言のままパラスアテナに攻撃を仕掛けた。だがその一撃はパラスアテナが発していたイージスの盾に弾かれる。墮天使の制が崩れた瞬間を狙い剣で一閃する。

「殘り3人…」

パラスアテナはの翼と闇の翼を羽ばたかせて2人の墮天使に迫る。そしての剣と闇の剣で墮天使たちを切り裂いた。

「あと一人、お相手していただきます。先代の長、ルシフェル様」

パラスアテナはの剣と闇の剣を消して裝備を変える。

「イージスの盾、混沌の槍」

最強の盾を片手に持ちと闇で作られた槍を持つ。

対するルシフェルは何も裝備をにつけていない。魔法使いであるルシフェルに間合いのない剣で戦うのは不利だと判斷しての武変更だった。

武を構え直したパラスアテナはルシフェルとの距離を詰めるために翼を羽ばたかせる。

數メートル、ルシフェルとの距離がまった瞬間、闇がパラスアテナの鎧の一部を砕いた。

「っ……」

何が起こったか理解出來なかった。パラスアテナが鎧を砕かれてダメージをけたと判斷するまで數秒の時間があった。

ルシフェルは先程パラスアテナの鎧を砕いたと思われる小さな闇の塊を大量に作り出してパラスアテナ目掛けて放つ。

パラスアテナはそれを全て弾き返して一気に距離を詰めようとするがなかなか距離を詰めさせてもらえない。

遠距離戦では勝てる可能が低いパラスアテナにとって魔法使いは相最悪だった。