《Re:legend》567:覚悟

ゆめみちゃんが『夢海』の魔法で王都を守った頃……

敵地に乗り込んでいた僕たちは『慈』のディートリヒ、『虛無』のクレティア、『死霊』のアルドベリク、そして無數の黒きヴァルキリー…墮天使と対峙していた。

當然戦力差はかなりのものがあり僕たちはかなり押されていた。

『リュウ、このままじゃマズイぞ…何か手を打たねえと…』

レグルスが僕に呼びかけてくるがこの狀況を打開する手が見つからない。既に覚醒狀態や霊神モードを使っているがなかなかいい手が浮かばないのだった。

このままだとこちらの力が盡きて完全にジリ貧になるだろう。そんな狀況下でハルカが一歩前に出た。

「リュウさん、ごめんなさい。今から私がすることを許してください。あと、エリカや他の子のことをよろしくお願いします」

ハルカは僕にそう言い殘して自分のをウィズに渡した。

「リュウ、わるいね」

ウィズはそう言いながら僕目掛けて魔法を発させた。ウィズの魔法が直撃した僕は一瞬でその場から消滅した。

「お姉ちゃん!?」

エリカはハルカが何をしたか理解できず聲を上げた。

「エリカ、ごめんね。リュウさんは3日後にピュレットの王城に戻るようにしてあるから、お姉ちゃんの分もしっかりリュウさんを支えてあげてね。あと、他の子にも優しくしてあげるのよ。あと、自分を大切にしてね」

ウィズから一時的にを返してもらったハルカはエリカにそう伝え再びをウィズに渡した。

そしてウィズはエリカたちに転移の魔法を発しエリカたちをピュレット王城に移させた。

「ありがとうウィズ」

『君に頼まれたら斷れないよ。で、これからどうする?』

「私が戦うわ」

『そうか、わかった。私もいつでも戦えるようにしておく。いつでも頼るといい。あと、私の力…『傲慢』の力を更に使えるようにしてあげよう』

「ありがとう」

ハルカはウィズにそう伝え覚醒狀態になる。

『そうだね。時間にして5分、私の『傲慢』の力を君に共鳴させる。5分間、君は私と同等の力を使える』

「わかった」

ハルカは共鳴を発し、対峙していた敵に魔法を撃ち込んだ。

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