《Re:legend》575:獣神

 自分のの中に眠る自分のが勝手にくのをじた。自分のは勝手に自分では制できないほどどんどん黒くなっていく。が黒くなるにつれて私はどんどん私の中に押し込められていく。

 

 クレティアを圧倒した時はを任せていた。クレティアは絶対に倒さないといけないと思っていたから…

 「お願い…やめて……」

 クレティアがいなくなった後、私のは私の仲間に向かっていった。必死になってを止めようとするがはいうことを聞かない。私のは勝手に、地面に倒れているうさぎのに向かっていた。

 「お願い…やめて……誰か……止めて……」

 ソラミちゃんがニコルちゃん目掛けて進んでいく。ソラミちゃんはニコルちゃんのよりも大きいの剣を創り出してソラミちゃんに向けた。

 

 「っ……」

 ソラミちゃんの刃の矛先がニコルちゃんに向くのを見てコリンさんは力を振り絞った。ニコルちゃんを守りたいという気持ちとソラミちゃんにニコルちゃんを傷つけてしくないという気持ちが働きコリンさんは必死になってソラミちゃんを止めようと力を振り絞った。

 そんなコリンさんの思いにコリンさんの中に眠る狐の猛獣が応えた。

 「………ようやく、うちの出番が來たということでありんしょうか?」

 コリンさんの意識の中で狐の姿をしたがコリンさんに話しかけた。

 「あなたは?」

 コリンさんは狐のに尋ねる。

 「うちは獣神でありんす。狐の力を宿す獣人の中のたった一人にだけ宿っている狐の獣神、それがうちでありんしょう。さて、時間がないでありんす。どうするでありんすか?うちに汝のを預ける覚悟があるでありんすか?」

 「………ソラミちゃんを助けられるなら」

 コリンさんは覚悟を決めて言った。そしてコリンさんの意識が徐々に薄くなっていった。

 「久しぶりでありんすな。この世に降臨するのは…」

 コリンさんは中に謎の模様を浮かべていた。そして、周囲の様子を確認してニコルちゃんに迫っているソラミちゃんの目の前に一瞬で移してソラミちゃんのきを止めたのだった。

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