《現代知識で異世界無雙したかったよ……》1日を過ごすと疲れるのに1週間を振り返ると大した苦労してないことあるよね

転生してから1週間がたった。分かったことはたくさんある。

まず俺が今いる場所はディラン王國の王都アフロディーテという所らしい。

そして、こちらの1週間は9日間で1ヶ月が36日、1年が10ヶ月の360日らしい。

あとは、俺がいる騎士団の待機所には30人くらいの兵士が出りしてることとか

ここのご飯はミ○ノ風ドリアみたいで味しいこととか

割とどうでもいいことも含めるとたくさん分かった。

………

…………

……………

1週間なにもしてねぇ……

驚くほどなにもしてねぇ、せいぜい兵士さんにお弁當を配る仕事のお手伝いしかしてねぇ

まぁそれも仕方がないというものよ。まだ転生したばかりだし、焦る必要もない。

と自分に言い訳しながら部屋でゴロゴロしているとトントンというノックの音が部屋に響く

「ジャンヌ、ちょっといいか?」

「どうぞー」

ライラさんが直接部屋に來るなんて……普段は誰か人を使って伝言とか呼び出しするのに…よほど大切な話なのか?

「どうしたんですか?」

「じ、実はだな。非常に言いにくいのだが…」

ライラさんの話を要約するとこうだ。

・団長が國王に俺のことを話した。

・國王が言うには伝承に殘された勇者と狀況が酷似している。

・さっさと王城來んかいボケ

ということらしい。一言言わせてもらうのであればすごく嫌だ。

ふざけんなよどうせその勇者だって異世界転生させられた奴だろ!?

現代技らしいがないことを考えるとそいつが脳筋だったか、俺よりだいぶ昔の人だったかのどちらかだと思うが……

どちらにせよ嫌だ。

「お斷りするわけには……」

「斷ったら首が飛ぶだろうな」

わぁお、絶対王政すぎて草も生えない

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