《現代知識で異世界無雙したかったよ……》サプライズを隠してる人は普段と様子が違うからもはやそれ自がサプライズ

俺はさっき聞いてしまった。

週に1度、アルデバラン家に帰るとお兄様に約束したから、クレイと一緒に帰ってきた日、トイレに行こうとお兄様の部屋の前を歩いていたら話し聲が聞こえたから出來心で聞き耳を立てたら……

「ジャンヌの・・・準備を早急に・・・」

「くれぐれも気がつかれないようにね。兄さん」

俺は即座にその場を離れトイレにった。

よく聞こえなかったけど、多分俺に関することだよな?

やべぇどうしよう、なんかやらかしたかな?あれか?俺の魔力がやっぱ異常だから処刑しよう……とか?

……

………

…………

あああああ!やばい、やばい!

もうしでエリックさんに弟子りしてから1年が経つ。魔法使いとしての実力はそうとう高くなってるらしいけど、本気を出したクレイに勝てるわけがねぇ!

「逃げよう……」

とつぶやきながらトイレを出ると

「なにから逃げるんだい?」

クレイが居た。

「ひぇっ!」

「えっ!?ジャンヌ?どうしたの?」

俺は走った。強化魔法による筋力強化で自の筋力を30倍近くにして走った。

これで筋力はクレイと互角だ。あとは気力の勝負

……

………

…………

まぁ、負けるよね。筋力は互角でも力が桁違いだもん。

2kmくらい走って疲れ果てて捕まったよ。

「はぁ…はぁ…はぁ」

もう喋ることもできないくらい疲れている俺はけないので、クレイにお姫様抱っこされながら処刑場へ連れてかれている。

もう諦めよう

本當に困ったら助けてくれるって神様言ってたし、それに賭けよう

「著いたよジャンヌ。兄さん開けてくれ」

あぁもうお終いだ!神様助けて!

……

………

…………

「誕生日おめでとう!ジャンヌ!」

「ふぇえ?」

開かれた扉の向こうに見えたのは、殘酷な処刑場ではなく、煌びやかなパーティー會場

みんな居る。お兄様、エリックさん、ライラさん、兵士さんも何人かいるし、メイドさんとか執事さんもみんないる

みんな拍手してる。

「ジャンヌ?泣いてるの?」

「泣いてなんかいません!!」

泣いた。

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