《現代知識で異世界無雙したかったよ……》自分勝手な奴ら

「城への攻撃の時……いや、前の戦爭の時から思ってたけど本當に規格外だなあんた……」

帰ってくるなりいきなり何を言うんだ

「で?ロキの司祭は?」

「もちろん仕留めた。最初の城への攻撃で重癥だったみたいで、醫務室に居たところをサクッとやってきた」

「これからどうする?ゼノムの方はイザック達に任せるしかなさそうだけど……」

ロキからヘラクレスじゃ距離が離れすぎてるから今からじゃ間に合わないだろう

「おそらくロキの司祭とゼノムは遠距離の高速連絡手段を持っていたはずだ。この事はもうすでにヘラクレスに伝わってる。となればアイザック達は大丈夫だろう…チェインもいるしな」

魔導通信機みたいなの持ってたんだ……

「てことで俺たちはディランに戻るぞ。仕れた報の中にはそろそろ4國同盟が落ちるみたいなのもあった順當なペースなら予想より早いがあと1週間としくらいでディラン領土に到達する。俺たちはそっちに加勢するぞ」

「帰るのか……」

帰れるのは嬉しいんだけど……

「なんか問題あんのか?」

「クレイとメリル……あとベリアルさん…また怒られるんだろうなぁ……」

「世界のためだ。諦めろ」

他人事だからってなぁ!

……

………

…………

「なんで徒歩?」

外壁の外側に広がる草原を歩きながら、當然の疑問を投げかけた

「仕方ないだろ、王城をぶっ壊したんだ。王都は大混、馬車なんて用意出來るかよ。一度魔國セイレーンまで行くぞ。そこからディランに馬車で移だ」

「はぁ……結構つかれ……」

俺の言葉を遮って目の前に騒がしい集団が突如出現する

「ロキの司祭の方は無事功したようだな」

「俺はやる気満々だったんだよ!あんのクソ王が!」

「あひゃひゃひゃ!兄貴ってば俺が仕留めるとか言ってたのに居なくてポカンとしてたよ!本當に笑える!あひゃひゃ」

「俺は悪くないですよ?俺の潛は完璧でしたからね」

「そなたらはいつも騒がしい。しは靜かにせい」

チェインの魔法は便利だけど、こういうの験するとちょっと嫌だな。靜かな草原を歩いてたのに、いきなり目の前がカオスだ

「どうやら失敗したみたいだな……」

「あぁ、ロキの司祭はあらかじめゼノムに指示を出していたのだろう。おそらくゼノムはディランに向かっているヘラクレスの軍に合流した。戦爭はより一層熾烈を極めるぞ」

「これからどうすっか……とりあえず戦爭參加は確定だとして……」

「俺とシャドウは戦爭に向いた魔法じゃない。戦闘に特化した魔法もあまり使えんしな。戦爭は任せる、俺たちは悪魔探しの方をやろう」

悪魔探し……道化、被、孤獨…の魔王が殘した三の悪魔か……

「ジャンヌ、アイザック、アイギーナ、クロノス、ジェノの5人で戦場をせ。あくまでディラン軍としてではなく死業之衆カルマとしてけ」

それだけ言うと、チェインはシャドウと一緒に消えてしまう

「次こそはゼノムをぶっ殺す!あいつは絶対に人類史に刻んでやる」

「あひゃぁ、私は強い人を救済してあげないと……をぶちまけて」

「戦爭などに興味はない。妾が必要だと判斷しない限りは手を出すつもりはないからな」

「「お前ら本當に自分勝手だな……」」

俺とジェノは小さく囁いた

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