「ねぇ……君は幻滅してるかい？」

(幻滅……してると言えばしてるんだろうな……)

を乗っ取った死神は神の奧底に封印されたの持ち主に話しかける

「へぇ、案外落ち著いてるね。僕はもうし……もっと怒られると思ってたんだけど」

(俺のは特異魔法を使う度に何か得の知れない殺意に侵食されていた。確かに俺は気が付いてた……それでもなお俺は我が魂はソウル咆哮し全リミットてを殺すロストを使った……まさかを乗っ取られるとは思わなかったけどな)

「なかなか潔いねぇ……まぁ安心してよ。最初に殺すのは重犯罪者だ……そして世の中が僕を認知した時大殺が始まる」

(殘念だったな死神……その願いは多分葉わない)

「そうだね。この先がどうなるかなんてクロノスしか分からない……クロノス自は未來には干渉できないから、先のことは本當に未知だ。故に僕は楽しい……今の僕は神ではなく人だから」

(束の間の人のをせいぜい楽しむんだな…死神)

「人として生きるに當たってなんて名乗ろうか……とりあえず生殺與奪ソウルリーパーかな？」

生殺與奪ソウルリーパーは闇夜を駆ける

……

………

…………

「団長！またです……」

団員のその知らせにベリアルは思わず執務室の機を蹴り飛ばす

「……わりぃ、イライラしてた。容は？」

「は、はい。フォーデル王國周辺に潛伏していた大量殺人の魔法使いリグレイ・バルゼスが首を切られた狀態で発見されました……毎回の通り、で『重罪人を粛清した』という文字と『ソウルリーパー』の名前が書かれてました」

ジャンヌが失蹤して3ヶ月……今回は理由も狀況も分からないまま消えた

しかも、ジャンヌが消えた直後に重犯罪者を狙った殺人事件が多発。事件現場には生殺與奪ソウルリーパーの文字……頭が痛くなる

その上、ディーノもファントムもジャンヌの居場所が分からないとはな……

「フォーデルに何人か送れ、検分してこい」

「はっ！了解しました」

……

………

…………

団員が出て行き、1人になった執務室

「いつまでこんな事が続くんだよ……ジャンヌ」

言い知れぬ不安をつい口にして、ベリアルは涙を流す