《現代知識で異世界無雙したかったよ……》人間と怪

「うーん、まだ僕の軍は來ないかぁ。魔にやられる様なメンバーじゃないけど…流石に數が數だから苦戦してるのかな」

まぁいいや、今回のターゲット……王様の部屋に行こうか。言っちゃ悪いけど、エルアじゃ多分無理だからね

「……おい、待てや…どこ行くつもりだ?」

背後から聞こえる聲に死神は驚愕する

「まさか……生きてるなんてね。タフ過ぎないかい?」

振り返ると先ほど確実に殺したと思ったキリヤが刀を杖代わりに肩で息をしながらなんとか立ち上がっていた

「……人間…舐めんじゃねぇよ!怪が!」

しかし、そう言った途端倒れて起きることはない

「やっぱり…僕は怪か………その生にしがみつく姿勢…人間はいいなぁ」

死神は王達の部屋に向かい、歩き出す

……

………

…………

(クレイ!王の部屋に戻れ!多分そこに死神が向かってる!外からもとんでもない數の敵がいるが、魔と他の奴らに任せよう)

「みんな!王様達の部屋に戻ろう。そこに死神が向かってるらしい」

こっちの監視網に引っかからない奇襲。大量の魔を相手に出來るほどの大軍……このままじゃ敗北する可能が高い。早く死神を仕留めないと…

「早く行きましょう!」

ジャンヌを先頭に王達の部屋に向かう

……

………

…………

「ユイ…來るぞ」

レイジは自らの手に収まる剣に話しかける

(分かってる。多分死神だから…気をつけて)

ドアの先から鎌が飛び出し、ドアを切り裂く

「……予想通りだけど、エルアじゃ無理だったか…」

死神……見た目はジャンヌ・アルデバランだが、中は気持ち悪いな。反吐が出そうだ

「よぉ死神さん。言って聞いてくれるとは思えないけど、その返してもらえませんかね?」

さてどう來るかな……話し合いが出來るようならギリギリまで時間稼ぎさせて貰うけど

という考えも儚く消えることになる

「ジャンヌさんのを返せ!死神!」

今まで沈黙を守ってきたクレアが死神に向かい魔法を放つ

「やっぱり……抵抗するよねぇ。まぁだとしても正面から殺すだけ」

クレアが魔法を放ったことにより、死神と話し合うことなど出來なくなってしまった

うん、計畫変更だな

「いっちょやりますか!」

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