《現代知識で異世界無雙したかったよ……》事実は小説よりも奇なり

「君は見たことないんだけど……誰?」

死神は鎌を振るいレイジと戦いながら問う

「さすがの神様も俺のことは分からないよなぁ?……まぁ知りたかったら俺を倒してみな」

レイジも死神の鎌を軽々と剣でいなしながら答える

神様相手にまともにやりあって勝てるとは思えないけど……時間を稼げばジャンヌ達が來る。このまま行こうか

「僕のきを完璧に捉えるなんて……あのキリヤ・シラヌイでも出來なかったのに……」

だろうな…そのきは人間がしていいきじゃない。鈍重であるはずの鎌を魔力で生することでかなり軽量化してる上に、あの鎧による強化がある

「一応、王達の護衛だ。半端な奴じゃ務まらねぇよ」

俺はこいつのオーラが見えるし、能力はユイの人理変ヒューマニズムで底上げされてるからなんとか……ってじかな。破られるのも時間の問題だが……

「僕も……もうちょっとだけ本気出そうかな」

死神はレイジと距離を取り、魔法を行使する

「強化魔法300倍」

「反転重力」

「超化」

前方にいた死神は突如として消える

レイジには何故消えたかが分かっていた……だが反応出來るわけもなく吹き飛ばされてしまう

「………はっ、いてぇじゃんか」

壁に激突し、衝撃を全真にけなお立ち上がる

チェインのような自の位置を移させる魔法じゃない。ゼノムのような対象との距離をめる魔法じゃない。あれは能力に任せた高速移だ……ジャンヌ自能力は高くないが…なにせ300倍だからな。筋力が300倍になったからって速度も300倍になるわけじゃねぇけど…こいつ強すぎる

(レイジ!撤退した方が……このままじゃレイジが死ぬ…レイジが死んだら王達も死ぬ…逃げた方がいい)

「ユイ……ここで逃げたら男が廃るだろ?……大丈夫だ。俺が倒れねぇ限りいつか援軍は來るからよ」

作戦を見誤ったかもなぁ……外の警備を固めすぎた。敵が一直線でここに來れる……そういう前提で作戦を組むべきだったな

「これで分かったと思うけど、僕と君との実力差は歴然だ。君を先に殺してもいいんだけど……王様が今回のターゲットだから……一番弱そうなサリエル王からかな」

なっ!やばい……反応出來ない

「その首、貰ったよ」

サリエル王へと振り下ろされる死神の鎌。誰しも反応出來ないその死神の鎌を………

サリエル王は避けた

「!?」

「あっひゃひゃひゃ!やっぱ神様って全員ロクでもない奴ばっかりだよねぇ!救済してあげる!」

死神はサリエル王の蹴りによって宙を舞い、著地する

いやサリエル王ではない

「俺たちの參謀はお前がここまで一瞬で來れるって予期して作戦を練ってたぜ」

フォーデル王が立ち上がり死神を見る

いやフォーデル王ではない

「元・死神の使徒……死業之衆カルマ參上だ!まんまと俺らの変裝に引っかかってくれたなぁ!死神」

2人の神造人間は最初から王に扮してこの場に居た。ジェノはこうなる事を予期していたのだ

「王様にしては……隨分と好戦的なオーラだと思ってたけど……なるほど、敵を騙すにはまず味方からか」

大ピンチかと思いきやまさかの展開だ。事実は小説よりも奇なり……ってのは案外本當かもな

「さて、勝負はこれからだ。行くぜ…アイザック、アイギーナ」

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