「ここに2人で居ても他の侵者を放置することになります。父上の相手は私がしましょう。貴方は他へ行ってください」

僕が居てもキリヤさん相手には足手まといか……

「頼みます」

さっきのは危なかった……アイザックとアイギーナも無事だといいけど

……

………

…………

「くそっ！數が多い…味方もいるからむやみやたらと殺すわけにもいかねぇし」

対人戦向けの能力とはいえ、あんまり多數相手にするのは得意じゃねぇ。そもそも全員ぶっ飛ばせねぇんじゃ多數相手とか関係ねぇか

「あっひゃひゃ！やばいやばい！こんなたくさんぃ吸えないよぉ」

あっちもやばそうだな……俺もいつまで英雄覚醒リベレイトヒーローが持続するか分からねぇ。こりゃ覚悟した方がいいかもな

今のところは下っ端の兵士とかそこらの小犯罪者しかいねぇからなんとかなってるが、大が來たら一瞬で崩れる

その時、上空から何かが落ちて來た

「いってぇ……」

アスカ・アオギリ！？まさかられてるのか……

だがその考えは即座に頭から消える。明らかに何かに襲われている

「ですから、私のことは殺してしまってもいいと言ってるではないですか！私は元Sランク。貴方では私を殺さずに無力化することはできません」

られてんのはこっちか……大陸で6人しかいないSランク……ファリテ・グレゴリア

「おい…不死帝アンデットインペリアル、どうするつもりだ？ただでさえ手一杯なのにSランクなんか連れて來やがって」

「うるせぇよ英雄狩ヒーローハンター、ここらじゃSランクが居ようが居まいが危険度は変わらねぇよ。むしろられてなお自我がある分やりやすいんじゃねぇの？」

俺は多數を引きけて耐えれるような耐久はない。だがこいつにはある

逆に俺なら殘獣王サディスティックビーストを殺さずに無力化出來る。殺さねぇのは専門外だから簡単にとは言わねぇけど、こいつが相手するよりかはまともに相手出來る

「不死帝アンデットインペリアル、俺にいい考えがあるんだが……」

「奇遇だなぁ英雄狩ヒーローハンター、俺もだ」

さすがはAランクの冒険者、肝が座ってるし、判斷も早いし正しい

「「こっからは選手代だ！」」

やってやろうじゃねぇの、殘獣王サディスティックビーストなら相手に不足無しだ