《現代知識で異世界無雙したかったよ……》愉悅、意地、目標、會話

何も見えない、何も聞こえない、何もじない、視界など要らない、音など要らない、痛みなど要らない、必要なのはく事実と、この空間では俺が最強という事実だけ

全てが失われた、世界からはぐれたこの場所で、分かることはたった一つ……倒すべき敵の位置だ

私は確かに拳を振るった。何も分からないが、絶対に當たった、確証なんてない、理由なんてない。だが俺の拳はファングの腹部にめり込み吹き飛ばす

さぁ……まだ楽しもうぜ。SSランク

失われた世界で、騎士は嗤う

……

………

…………

2人の剣士の刀が重なり、鋼と鋼が音を奏でる。それは心地よく響き渡る命をかけた人の

「……はぁ……はぁ………」

負傷していようと、未だ勝てるわけがないことは分かっている

られていようと、その剣の腕が落ちていないのはもう理解した

実の父と殺し合うなんて嫌だ。途方も無いほどの格上相手に殺し合うなんて怖い。今すぐにでも逃げ出したい

だがここで私が逃げたら?誰が父の相手が出來る?さっき助けた聖剣の擔い手はけないほどに疲弊していた、おそらく他の強者も疲労困憊だろう。それで相手が出來るとは思えない……私だって役不足だって分かってる。でもまだ誰も諦めてない!私だって!諦めてない!

プライドを捨て、仲間を捨て、それでもなお悠々と生きていけるほど、私は上手に作られてない!

酸欠剣帝デフェクトセイバー……不名譽な名前だと思っていた。でも今は私にお似合いだと思う

私は所詮……欠陥品だ。合理的に生きることなんて出來ない!私はに生きる!

「完全剣士パーフェクトセイバー……貴方はここから先には絶対に行かせない!完品に見せましょう。欠陥品の意地を」

不屈の剣士が不敵に笑う

……

………

…………

の腕に突き刺さる剣を見て、実力不足だと痛する

何が殘獣王サディスティクビーストなら相手に不足無しだよ……足りねぇのは俺だろうが

俺はなんでこんな所に居るんだ……死神がムカつくから?ジャンヌを助けたいから?なんでそんな事のために俺が死にかけなきゃならない?

俺はどうして生まれたんだ……悪神が玩にするためか?真の英雄を見るためか?なんでそんな事のために俺なんかが生まれて來なきゃならない?

「早く逃げてください!このままでは貴方を殺してしまいます!」

………なんで?んなこと気にしなくていいだろ。に心配されて、逃げろとか言われちゃってかっこ悪りぃだろ

俺が死にかけてる理由?そんなもんは自分を曲げたくねぇからだ!

俺が生まれた理由?そんなの生きてから決まるもんだ!

俺が生まれた理由は俺が決める。そうだなぁ……

「Sランクを……殺さずに無力化。出來たら俺はすげぇ奴だ。俺は俺が英雄になるために生まれた……ただの夢見がちなガキでいい。安心しろ、英雄は頂に上り詰めるまでは死なねぇからよ!」

獣を前に、狩人は吠える

……

………

…………

「ようこそおいで下さいました。我が教會神殿へ」

法神テミス……見た目はただの聖シスター

「さぁ、お話ししましょう?下等生との會話は久しぶりです」

人ならざる者、悪魔が聖と対峙する

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