先が見えないほどに広い真っ白な空間。そこにぽつりと置かれた機と2つの椅子……

1つは空席、そしてもう1つの椅子には聖シスターのような格好をしたしいが座っていた

「さぁ座って下さい。立ち話はあまり好きではないので」

まぁ恐らく罠はないでしょう。そんな策を弄する必要など無いほどにこの神は有利な狀況にいるわけですし、そもそもそういうタイプには見えませんからね

「何か話しを……と仰っていましたけど、合的な指示は無いのですか？」

「いえ、特にはありませんよ。まぁ先ほども言いましたけど刺激的な話がいいですね。神といえど暇には勝てませんので」

話題も無しに刺激のあるお話とか……無茶振りにもほどがあります

でも、私がやらねば皆が死ぬのでしょう。私は話すだけでいい。簡単な仕事ですね

「では、一つ昔話をしましょうか。語らせていただきます」

……

………

…………

昔々……西の大陸に悪い魔王がいました

魔王は魔族を支配し、多種族の國に攻めりました

次々と大陸の國が占領され、殘る國はあと1つ。その國の王は忌に手を染め、魔王を打倒する手段を得ました

勇者と呼ばれる存在を召喚する事で、魔王に対抗しようとしました。事実そうした事で魔王を倒し、魔族を東の大陸へと追いやる事が出來ましたのです

ですが魔王の殘した傷跡はとても深いものでした。國はいくつも破壊され、土地も焼き焦げ、魔も大量に殘されました。その中なでも一際目立ったのが3の悪魔と呼ばれる存在です

1は人間社會に溶け込み、側から人間を攻撃し続けました

1はひたすら隠れ続け、反撃の機會をうかがっていました

悪魔は狡猾で人間達は倒す事は出來ませんでした。最後の1を除いて

そして地獄が始まったのです。未完の悪魔の地獄が