「まさか……僕が負けるとはね……」  

地に伏し、指一つでさえもかせない狀態の死神が呟いた

「！……まだ…」

「安心していいよ。我が魂ソウルは激昂し全リミットてを滅すブレイカーは神力を使った魔法だ。もうしで僕の意思は消える……そもそも僕は負けたんだ。の持ち主の溫で僕はここで喋ってる」

どうやら、本當に終わったようだ

「ふふっ……僕はただ人間になりたかっただけなんだけど…どこで間違ったのかな？ロキを利用したところ？クロノスを利用したところ？それとも君をこの世に呼び出したところ？」

「そうだなぁ……俺はお前のそんな考えが間違いだったんだと思う。お前は初めて會った時のふざけた奴みたいな印象も、今みたいな弱々しい印象も、すごく人間らしい……と思う。そもそもお前は神様みたいな存在には見えないよ」

その言葉に死神はし考えて、口を開く

「…………そうか、僕は最初から間違っていたのか」

そう言い殘すと、死神の魂は魔力を帯びて天へと消えていった

……

………

…………

1人殘された部屋、レイジとクレアは戦いで倒れ、ユイも魔力切れで気を失っていた

「もう、そなたといえど限界だろう？行くぞ」

目の前の何もなかった空間に現れたクロノスが告げた

「いつから気づいてた？」

「気づくも何もない。他の時代に飛ぶ苦しさは俺が実際に験してるからさ」

クロノスと共に現れたユキトが告げた

「名殘惜しいけど、仕方ないよな……」

懐かしいこの時代を惜しみながら、やむ得ず未來へと帰ろうとした時、部屋の外から聲がした

「ジャンヌ！期待してろ！こっから先、お前の味わってきた地獄を忘れるくらいに……幸せな未來が待ってる！この戦いが始まる前に約束したから…俺は絶対にそれを果たす。だから…また會える日を楽しみにしてるぜ」

やっぱり貴方は最高の団長だ

「さようなら、ベリアルさん。次會う時は幸せな未來で」

その言葉を最後に未來から來たジャンヌはクロノスとユキトと共にの粒子となって散った

……

………

…………

見慣れない天井が見える。そして今はふかふかのベッドで寢ていたようだ

「ん……あぁっ」

朝…か？そういやいつ寢たんだっけ……

って死神は！？…どうなった？

「やっと起きたか、ご主人」

ディーノ！死神は！？てかみんなは無事！？未來の俺は！？

「一気に聞くな！一つずつ教えてやるから」

……

………

…………

ディーノの話によれば、死神は未來の俺によって倒され消えたらしい。みんな死んでもおかしくないほどの大怪我を負っていたが、幸いにも死者はいなかったそうだ

ベリアルさん曰く未來の俺はクロノスとユキトと一緒にどこかに行ったらしいが、おそらくは未來に帰ったのだろうとの事だった

「さてご主人、時間までに起きなかったら叩き起こすつもりだったが起きたから良しとしよう。ほら、さっさと會場に行くぞ」

會場？

……

………

…………

ディーノに連れられて來た場所はパーティー會場だった。煌びやかな裝飾が施され、沢山の人が騒いでいる

「あっひゃひゃ！やっと來たぁ！」

アイギーナ

「主役が遅刻とか、締まらないな」

「遅えぞ、俺のライブが始まっちまうところだった」

ジェノ…アイザック……

「お姉様！お目覚めになられたのですね！さぁこちらに」

メリルに引っ張られて騒ぐ人たちの中心に立つ

「ジャンヌさん！無事でよかったっス」

「俺の右腕がそう簡単にくたばるわけないだろ」

シェスト君……ベリアルさん

「ジャンヌさん、戻って來てくれて本當に嬉しいです」

クレア様に抱きつかれてしまった

「あっはっは！命があるならやっぱ宴だろ！」

「アルラウネのの言う通りだ！騒げ騒げ」

アルラウネもアスカも変わらないな

「ジャンヌさん、義手ちゃんと直しておきましたよ」

「ジャンヌよ、その義手を作ったそこの技師を後で紹介してくれぬか？興味が出た」

マサヤさん、壊しちゃってごめん。エリックさんはちょっと自重して

「俺はあまり、こういうのは得意じゃないんだが……」

「何言ってんですか！タダでご飯食べれるって考えたらめっちゃいいですよ！」

チェインはもっと明るくしていいと思うけど、シャドウはそれ口に出すな

「ジャンヌ殿、ご無事でなによりです。今回は私の力が及ばずに……」

「宴の席だ。そういう事を言うべきではない。勝ったのだから振り返らずともいいだろう。そしてお前は早く私に魔力を獻上しろ」

ファントムの言うことは正しいと思うけど、最後の一言は空気読もうな

「契約者よ！我も居るぞ！」

窓の外からディルヴァが覗いている

本當にみんな居る。大集合ってじだな

この世界に來て、んなことがあったけど……こんなにたくさん仲間が出來たのか…

「帰って來てくれて本當に良かった。おかえり、ジャンヌ」

クレイ…

「ただいま、みんな！」