《クラス転移はts付きで》二十話~オムライス程大切なはお菓子以外にない~

「えっと、あれ? なんでボクの部屋にいるんだ?」 

 

ボクが目覚めるとそこはボクとシンノスケの部屋だった。近くの窓を見てみると日が暮れている様だった。全く、ヒロセはどれだけ強く毆ったんだ。……て言うかなんか床に張り付いてない? 

 

「やっと起きたか、どんだけ寢てたんだよ、ああ、取り敢えず飯食いに行こうぜ」 

「う、うん、ご飯を食べに行くのは良いんだけどさ、なんでカシモトは土下座してるの? まあ、晝頃のあの件だってことは分かるけど」 

 

そう、床に張り付いているもの、カシモト人が土下座していた。しかし、全くかないので寢ているかの判別もつかないが。

「ああ、もう気づいていると思うけど、あいつ寢てるからな? もうおいて食堂へ行こうぜ、早くしないと飯が食えなくなるかもよ」

「やっぱりかぁ、毎度毎度、ボクが怒っても二時間後くらいにはケロッとしてるよね。図太いのかな?」

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「そうだろ、アレの図太さは世界一だ」

 ボクがカシモトに近づき、頬を人差し指でツンツンしてやると、しピクリとしたが、目を開けず、睡している様だった。最初は床について寢てたから驚いたけど、怒られるたびに技を上げていくんだよね。今だと、蕓レベルだし。

 

「はあ、じゃあ食べに行こうか、このままじゃ埒が明かないと思うし」 

「ああ、あと、今日は絶対にフェルファールさんに會いに行くなよ、かなりトラウマになってるから」

ボクに真面目そうな顔を向けてシンノスケが言ってきた、まあ、小學生の時にキレて、その一時間後に切れた相手に會った時なんて、錯しまくってしまって、危うく死んでしまうくらいの狀態にまでなってしまったから、ボクがキレた後は二日くらい置いて合わないと、神的につらいらしい。だからそのことを心配しているらしい。

「うん、まあ、分かってるけど、ボクって怒るとそんな怖いの?」

「あのカシモトですら三十分くらいは怯えるんだぞ? 俺に向けられた事が無いから怖くはじないけど、怒りたい相手に対してだけ滅茶苦茶怖く見えるらしいって、カシモトとが言ってたぞ。まあ、俺は無表で喋ってるようにしか思えないからな」

 

シンノスケが頑張って解説しようとしているが、よく分からない、どう言う事なんだ? ボクは無意識に威圧する人を選別していたのか?

 

「じゃあ、今日は何を頼むn――」 

「オムライス!」 

 

そんなのきかなくても分かるでしょ! オムライスを食べないで何を食べるっていうんだよ! そんなのお菓子くらいしかないけど、お菓子じゃおなかは膨れないんだよ! 

えぇ? 子供っぽいぃ? 

ふんっ! そんなの勝手に言ってればいいじゃないか! 別にそんな事程度でボクがオムライス以外のを食べるとでも思ってるの? ……ぐすん。こ、これは子供扱いされたから泣いてるわけじゃないし! ただ、ごみが目にっただけだし! 

 

「ライムって毎食オムライスなんじゃねぇの? 健康に悪いぞ? 容に悪いぞ?」 

 

シンノスケがまるで、子に向けて言う言うな臺詞をボクに向かって言ってきた。今は子になってるけどそもそもが男だから、その臺詞の効果は薄いんじゃないの?

 

「もしライムが容を疎かにしていて、可くなくなったらカシモトと別れるかもしれないよ?」 

 

シンノスケがカシモトの事を出してボクをつろうとしているが、無視しよう、そもそも、それくらいでボクのオムライスへのが崩れるとでも? ……サラダつけようかな?

 

「ぷっ、ライムってやっぱりカシモトの事をだすとしっかり従ってくれるんだな」 

「う、うるさいなぁ! 別にシンノスケが言ったからサラダを食べようとしたわけじゃないし!」 

「ふ~ん、もうちょっと持った方がいいんじゃないか?」 

 

も、もっとれるべきなの? い、いや、でもここで好き嫌いをしてカシモトに嫌われたら元も子もないからなぁ、うん、やっぱり食べるか。……って! ボク、シンノスケに乗せられてるよね!? い、いつの間にシンノスケはこんな高等技を手にれたんだ!? 

 

「くくくっ、やっぱり俺の言葉に従ってんじゃん」 

「う、うるさい! 偶然! 偶然だから! ニヤニヤすんなっ!」 

 

周りの人もボクの行を見ていたのか、急に生暖かい目線をじた。ボクには何故シンノスケの戯言を信用できるのかがわからない、だって、ボクが出會ってきた中で、二番目に下衆なんだよ? 信じられるわけないじゃん。

 

「まあ、明日から寮だからオムライスが食べられないかもしれないけどね」 

 

……っ!? た、確かに、その可能は否定できない! くっ、なんてことだ! うぅ、明日から何を食べればいいんだぁ! 

 

「まあ、我慢しろ、別にオムライス以外を食べたら死ぬとかって言う訳じゃないだし」 

「うぅ、わ、分かったよぅ、はぁ、學園なんて最悪だぁ、なんでボク等が行かないといけないんだよぉ!」 

「まあ、でも學園の位置って確か貴族街にあるから、お菓子とかの店も多いんじゃないの? 予想だけど」 

 

O・KA・SHI! お菓子の店が近くにあるのなら良いや! オムライスよりもお菓子の方が優先順位は高いからね! 

 

「本當にお菓子好きだなぁ、さっきの表と全く違うぞ」 

「んふふ~、だってお菓子だよ? 甘いものだよ? 嬉しくなるのは當たり前じゃん! いや~、明日から楽しみだぁ!」 

「もしかしたらカシモトがライム以外の人を好きになったりするかもね」 

 

……ふふふふふ、カシモトが浮気するわけないじゃん、そもそもボクのカシモトに手を出してきた奴なんて、死ぬ方がましなくらいにしてやるから大丈夫だよー、まあ、もしもカシモトが浮気するのであれば、ボク以外を見させないように、目でもくりぬこうかなぁ、そうすればボクなしでは生きられなくなると思うしね。 

まあ、カシモトが浮気しなければいいだけだからね。 

 

「ら、ライム怖いよ」 

「……ああ、ごめんね?」 

 

 

馬鹿な話をしたり、ライムのヤンデレが発癥したりしながらも、日は暮れていった。

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