《クラス転移はts付きで》二十九話~自分の分程お節介なはない~

勇者の五人全員は、戦ったが、結局、最初に戦ったボク達のところ以外は盛り上がりがなく、終わった。 

 

「はあ、結局、強いのはサトウとライムだけか。それ以外は俺たちと同じ位か」 

「じゃあ、レティシアさんと、ライムちゃんと、サトウさんは決定よ。それが嫌なら私を倒せ」 

 

そのまま、學年対抗に出る代表の三人ハイドリヒさんの獨斷により、強制的にが決まってしまった。……拒否権は一応あるみたいだけど、ハイドリヒさんを倒さないといけないみたいだね。でも、倒すってどっちの倒すなの? 押し倒すとかの倒すなのか、訓練場から出すことを倒すのか、まあ、ボクは學年対抗には出たくないから、簡単な押し倒す方で倒そうかな。 

 

「ああ、ライムは私を倒そうとするのか、ただ、小娘程度に私が倒される訳――」 

 

ドサッ 

 

ハイドリヒさん近づき、ハイドリヒさんを押し倒すと、ハイドリヒさんは赤面した。 

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「ま、まさか、ライムちゃんってそう言う娘だったの!?」 

「教師と生徒の同斷の!? そして始まる新たな語ぃ!?」 

 

すると、生徒たち、と言うか子生徒たちが黃い悲鳴をあげたり、騒ぎたしたり、暴れだしたりと、し場が混沌に満ちた。 

 

「な、何を」 

「いや、だって先生が「參加したくないのなら私を倒せ」って、言ってたから押し倒しただけですけど……その、キスもしたいのならしてあげますけどぅ」 

 

ボクが頬をし赤らめて、上目遣いでハイドリヒさんを見つめると、したじろいだ。 

そして更に、子生徒のほとんどが騒がしくなった。ただ、視線の一つだけ汚を見るようなじだったのは、気のせいかな。 

 

「はあ、先生もライム腹黒の策略にはまらないでください」 

「はっ、危ない危ない。そのまま參加を辭めさせるところだったわ、ライムちゃん、私を騙してくれたんだから、しっかりと參加してもらうわね。一番強い人と戦う最後の人として」 

 

どうやら視線をじていたのは間違いではなかったらしく、レティシアさんが先生を正気に戻してしまった。しかも、正気に戻ったハイドリヒさんが怒り、ボクを所謂主將ポジションに決定してしまった。 

 

「なんでレティシアさんは迷なことをするのさ!」 

「ふんっ、貴が馬鹿なことを考えるのが悪いのよ。それに今のうちに諦めておいた方が得策よ、実習の時に同じことをした人が居て、學園の敷地を二百周とかになったのよ?」 

 

前にもボクと同じことをした人がいるらしいが、滅茶苦茶きつい罰になったらしい。この學園の敷地って、一周約何mなんだよ、絶対四桁は確定じゃん。 

一応、お禮を言っておかないとね、心の中でだけどね! 

 

「じゃあ、トーナメント表は作ってあるから、審判は適當によろしく」 

「えっ? 先生はどうするんですか?」 

 

ハイドリヒさんが滅茶苦茶なことを言うと、教室で、ボクを代表にすることを疑問視した、子生徒が質問していた。……なんかね、下衆な人と仲良くなるとね、悪いことが起きそうになると、察知できる能力がつくんですよー、いまは、そのセンサーが滅茶苦茶反応してるんですよー。ハイドリヒさんは何をしようとしているんですかねー。 

 

「最終戦で戦うにはが足りないと思うあらね、五時間くらい特訓するのよ」 

「うぇ!? ぜ、絶対に嫌ですよ! 拒否します! 先生が「拒否権はない」とか言い出したら逃げるよ!」 

 

どうやらレティシアさんの危懼していた通りの事が起きた。先生は五時間くらいと言っているが、あのじは五時間よりも、もっと特訓とやらをやるつもりなんだと思う。 

 

「まあ、私に致命傷のダメージを與えて、訓練場の外に出したらなしにしてやるけど、やるか?」 

「はあ、結局やるしかないじゃないですか……戦闘技能にもやらなんやらが有ればいいのになぁ、楽できるのに」 

 

因みに、戦闘技能は、意思を持っておらず、戦闘を最適に戦うシステムなだけで、怠惰なボクにはあまりうれしくない機能だ。 

ボクがそんな願を抱いていると、久しぶりに頭の中に文字が浮かんできた。 

 

_______________________________ 

 

オリジナル人工知能00-x、ライム、が戦闘技能への意思、の付與をする意思を確認。これより、戦闘技能への付與を開始します。 

…… 

…… 

…… 

功しました。 

以降、戦闘技能は複製人工知能00-x1になります。 

 

複製人工知能00-x1の意思により、名稱、複製人工知能00-x1から名稱、ラムに変更されました。 

 

に意思のあるシステムが二つ以上あるため、最終意思決定権をどちらに持たせますか? 

 

・ラム。 

・オリジナル人工知能00-x、ライム。 

_______________________________ 

 

い、いや~、妄想もしすぎると、幻聴が聞こえるのか~。 

ま、まあ、妄想なんだから夢位見てもいいよねッ! 

勿論、決定権はボクだけど? 

 

_______________________________ 

 

オリジナル人工知能00-x、ライムが、選択されました。 

スキル、二重人格が追加されました。 

_______________________________ 

 

どうやら終わったらしくこれ以上の頭の中に文字は浮かんでこなかった。ただ、代わりに頭の中でボクと同じ聲が聞こえた。 

 

(はあ、全く君は、どれだけ怠惰なのさ? と言っても僕は君で君は僕なんだけどね) 

(えっと、君がラムって奴なのかな?) 

 

どうやら、前と同じように心で思うと、向こうにも伝わるらしい。……ただ、最初に言われたことがあきれって言う事に驚いたね、元々は同じなのに。 

 

(まあ、いいよ。じゃあ、ハイドリヒさんと戦うのはよろしくね) 

(ああ、一応言っておくけどね、僕が完全に君に代わると、別が変わるんだよ。まあ、髪のが短くなって、地球での僕になるけどね) 

 

どうやら、完全にラムを表に出して、ボクが側にると、地球での男の時のボク(髪が二時かくなるだけだが)になるらしい。……それは、さっき、形狀変化を使わなかった意味が悪なるって事じゃん。 

 

(つ、使えねー、何のためにを持ったのかすらわからなくなったよ) 

(つ、使えないのは僕でもわかってるけど、そのまま言うのは酷いよ! その前に、惰で僕を作り出した君は頭がおかしいよ!) 

 

本當に、ボクと似ているようで、弄りに返す言葉も、そのあとに反撃するようなことも似ていた。 

 

(じゃあ、結局今までと同じ機能を使うしかないってことだよね?) 

(うん! そうだね! それと更に僕の會話付きだよ! とてもうざいね!) 

 

ラムは完全に吹っ切れたようで、ボクを馬鹿にしたような言い方で話しかけてきた。……多分今は目が死んだ魚のようになっているところが目に浮かぶよ。 

 

「ほら、戦うんだから、第三訓練場に行くぞ」 

「あ、はい」 

 

ラムと會話に夢中になっていてハイドリヒさんが何を言っていたのかを全く聞いていなかったが、ここでは戦えないと判斷したのか、他の訓練場に行くことになったみたいだった。き、聞いていなかったのはラムのせいだからボクは関係ないね! 

 

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