《クラス転移はts付きで》三十七話~自分程信じられるはない~
(危ない! 絶対障壁アブソリュートバリア)
ボクに方向に飛んできた二、三十本の閃はラムが展開してくれた魔法? 神法? で防がれた。どうやらゲームで言う、ヘイト値的なのがボクに滅茶苦茶集まっていたらしく、ボク以外には閃は飛んでいなかった。……って、危な! ラムが展開してくれなかったら死んでたよ!?
「ほう、これを防ぐのか、まあいい、作戦は建造の破壊だからな」
ハーメルン先生の後ろから言葉が発された。ハーメルン先生の背後に目を凝らすとそこにはローブを被った、魔法使いっぽい人達が十數人立っていた。
ドゴン。
そう思っていると、何処かで発する音が聞こえた。
魔法使いが勝手に言ってくれた計畫容通りなら、この人達と同じ集団の人達に學園が襲撃されている、と言うことになる。まあ、計畫容をらせるほど間抜けだから、対して不安はないけれどね。
ただ、実戦や、今まで安全なところに居た、貴族達は騒ぎ立て、平民の生徒でも不安で表は暗かった。カシモトはボクの方を見て何かを考えていたが。
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「せいぜい、生き殘れるように頑張れよ。まあ無理だと思うが。裂エクスプロージョン」
エクスプロージョンと、唱えると、辺りが発し、土煙が起きた。煙が晴れ、辺り見回せるようになると、ハーメルン先生達はいなくなっていた。
「ケホ、ケホ、と、取り合えず外に出よう、このままじゃ、狀況すらつかめない」
一人の男子生徒が意見を言うと、今まで呆然としていた生徒達が次々と賛し、その生徒が言った通り、全員で外に出ることになった。しかし、生徒達の表は暗く、どんよりとした雰囲気になっていた。
ドカンッ!
また、発音が校に響いた。
恐慌態になりつつある生徒達には、実害がなくても有効なようで、大半の生徒達は頭を抱え「もうだめだぁ、どうせ死んでしまうんだぁ」と言う様な聲を出していた。
勿論、有名な話だが、恐怖は伝染する。と言う様な言葉を知っているだろうか? 意味はそのままで恐怖、まあ、ネガティブなが伝染しやすいらしいけど、今はそれと同じことが起きていた。
「お、落ち著け、ここで頭を抱えてもどうにもならないぞ!」
「う、うるさい! どうせ外にでてても死ぬんだ、だったらここにいたほうが安全じゃないか!」
出することを決めた男子生徒が怯えている生徒に対して聲をかけていたが、怯えていて全く話を聞いていなかった、まあ、ボク達は別の理由で聞いていなかったけど。
「くっ、もうだめなのか! ……って、君たちはこの期に及んで何をしているんだ?」
男子生徒は後悔しているのか、辺りを見渡して悔しさに表を歪めていた。
しかし、ボク達の方向を向くと、後悔の表は一転、呆れ、呆然、怒り、と言う様な々なが混じっているのか、バカみたいな顔になっていた。
「何って、見たらわかるでしょ?」
今のボク達の狀況を客観的に見ると、學園を襲撃され、同級生は襲われていることに脅え、逃げることを止めている人がで始めているのに、人の頬をぷにぷにと押してると言う様なじだね。うん、カシモトの反応が可笑しいってことは絶対にわかるよね?
「し、信用できるかは分からないけれど、ボクは被害者だからね? んでこう言うことになっている訳じゃないからね! 怒るんだったらカシモトに怒って!」
ボクが冤罪だ! と聲を上げると、頭を抱えていた人達も顔を上げ、そしてジト目で睨まれた。……まあ、ボクも同じ立場だったらそうなるよ? そうなるけど……野郎のジト目は需要がねぇから要らないんだよ!
「うっわ、ここまでラブラブだと、普通に引くわ」
誰かが呟いた言葉はここに居る人の総意なのだと思う。だけど、ボクは言いたい……ボクは無実だ!
「こんな奴と同じところで死にたくない!」
どうやらカシモトの頭の可笑しな行で、元気と言うか生理的嫌悪かなにかをじたらしく、ボク達からどんどんと離れていった。まあ、けるようになったのはボクも嬉しいよ? でもね? その理由が気持ち悪いって言うのは、何て言うか、悲しいよ?
「よ、よし、じゃあ、早く出るためにも一旦落ち著こう」
挫折は人を強くする、と言うが、幾らなんでも強くしすぎていると思う。さっきまで頭を抱え、そのままここで死ぬ! と言っていた生徒達が強い意思を持ち、その瞳には熱の炎? 的なものが有った。それにボク達への嫌悪をプラスして。
「じゃあ行こう!」
數分後、ボク達は校庭に出ていた。
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