翌日、ボクが目を覚ますと、そこは寮にあるボクの部屋だった。

そして寢ているボクの上にボクが乗っていると言う、意味不明なオプションつきで。

「ら、ラム？　何でボクの上に乗ってるの？」

「いや、の僕の姿を余り見たことがなかったから見たけど、本當に変わらないんだね、まあ、し可くなってるけど」

そう言ったラムの表は、友達に向ける表ではなく、自分が獲得した獲に見せるような笑みをボクに見せた。

「いやね、可いからね、寢込みを襲おうと思ったんだけど、流石に彼氏持ちを押そったら不味いかなって考え始めたところなんだよ」

「ぴぃ！　ちょ、止めて！　何でボクがボク自信に、ボクの初めてをあげなきゃならないのさ！　本當に退いて！」

やはり、ボクを獲を見るように見ていたのは間違いではなく、ラムが発した言葉は、ボクを的に食べようとしようとして居た、と言うことを白狀していた。

勿論、そんなことは、そこらに居る野郎に犯されるよりも嫌なので、ボクは大聲でびながらじたばたとしていた。

勿論、そんなに騒ぎ立てたら、隣の、怒りっぽいのか、優しいのかが良くわからない人が起きてしまうわけで、

「もう、朝から煩いわよ、何故あなたは何時も騒がし、く？」

「ああ、ちょっと助けて貰えないかな？」

ラムがボクの上に乗り、襲おうとして居る今の狀況を見て呆然としているレティシアさんに、助けを求めた。

しかし、助けの聲は耳にっていないようで、いまだに呆然としている。まあ、分かるよ？　ボクもレティシアさんと同じ狀況だったら、夢なのかと勘違いして二度寢知ると思うよ？　でもね？　一応、ルームメートが襲われかけているんだから、しは心配してくれても。

「普通のライムと、短髪のライム？　どう言うことよ？　私の頭がおかしくなったって訳？」

「大丈夫、レティシアさんがあってるから。とりあえず上の奴を離して」

正気に戻ったレティシアさんがそう聞いてきた。

勿論、勿論それは普通のことだ、ボクだってそうする、だけど、だけども、自分の貞に危機が迫っているときに、そんな悠長を言われたらしいらつくのが普通だろう？　だからねぇ？　急いでくれないかなぁ？

「はあ、じゃあライムに乗っかってる方のライム、そこを退いてくれたらオムライスをおごってあげるから、退いて」

「うぐぐ、分かったよ、退くよ」

先程まで、ボクがある程度力を込めて暴れても外さなかった腕を、ラムはオムライスに釣られ、離した。そう思うと、ラムにとってボクはオムライス以下なんだと言うことに気付いてしまい、無償にびたくなった。

「さあ、どう言うことなのか、説明してもらうわよ？」

結局、何時も通りボクはレティシアさんに詰め寄られていた。しかし普段よりも表は固く、凄い怖い。まあ、大はボクのび聲によって起こされたから不機嫌になってると思うんだけどね。

「うん、怒らないで聞いてしいんだけど、えっとね？　ボクが朝起きたらボクの分がボクの上にいて、そしてその分がボクの事を襲おうとしてきたからんだんだけど？」

どうやらレティシアさんには、最初の忠告は聞こえていなかったみたいで、顔には青筋が浮かび上がっていた。

「そう、じゃあ私は貴の事をにして、紐で縛ったあとあの娘の前に置いておこうかしら」

「ちょ、待ってよ！　そこのは男だから！　ボクは絶対に、ボクの分に犯されたくはないし、初めてをあげるつもりはないよ！」

またもや、レティシアさんは固まってしまった。もう慣れたよ？　もう慣れたんだけどさ、そしてボク自ではないけどさ、男の時のボクをと勘違いされるのは結構、悲しくなると言うか、虛しくなると言うか、まあ、嫌なんだよ！

「何言ってるのよ？　その娘はじゃない。馬鹿にするのもいい加減に――」

「あは、どうもレティシアさん、そこに居るライムが言ってることは本當だよ、だからそんなに無防備だと、食べちゃうゾ♪」

頭が可笑しくなったのか、ラムがそんなことを言うと、レティシアさんが無言でラムに捕縛の魔法を使い、ボクに近づいてきた。

「ああ、貴が言ったことはまだ納得出來ないけど、取り柄ずはあの娘の頭が可笑しいって事は分かったわ」

「いや、普段はそこまで可笑しい行はしていなんだけどね。どっちかって言うとボクの方がおかしな行をして居るし」

ボクがそこまで言うと、レティシアさんは急に目を見開きボクを見てきた。

「あ、貴！　自分が可笑しいって自覚していたのね！　私はてっきり、行を何も変えていないから天然でやっているかと思って、強くは怒ってきてなかったけど、もうその事が分かったから容赦はしないわ！　まずはそこに座りなさい！」

どうやらボクの無駄な発言を聞き取ったらしく、レティシアさんは顔を真っ赤にして怒り始めた。こう言う怒りっぽい格がなければ可いのに。

「えー、拒否権は無いんですかー？　有るんだったら行使したいんですけど」

「ふふふ、貴が勇者だろうがなんだろうが、まずはその腐った魂から治してやるわ！」

どうやら拒否権は存在しないようで、ボクの発言でレティシアさんの琴線にれてしまったらしく、更にやる気を起こさせてしまった。

「んー、じゃあ、そこぼやつと代してもいい？」

ボクがレティシアさんを挑発するように話すと、本當にキレてしまったらしく、レティシアさんからは、魔王のような雰囲気が漂っていた。

「空鞭エアウィップ！」

どうやら、レティシアさんは暴力を與えて言うことを聞かす様なタイプで、見えない鞭のようなもので、床をパシンッ、と叩きまくっていた。

流石にそんなものを見て挑発できるようなはボクにはなく、直ぐ様謝ろうと行を開始した。

「ごめんなさいごめんなさい、謝ります、謝ります、土下座でもなんでもしますから許してくださいお願いします、このままだとそういうプレイの同人展開になるから、やめてぇ！」

ボクが一気に捲し立て言うと、今度はラムがボクを見てきた。勿論、反応したのは、「そういうプレイ」と言ったところで、滅茶苦茶な速さで顔をあげていた。……ボクはここまでに忠実なエロ鬼ではなかったんだけど。これはラムだからで、ボクは違うんだよね？

「ふふ、何を言ってるのよ？　貴はこの國を守る勇者なのでしょう？　ならこれくらいの魔法は防げるでしょう？」

レティシアさんはボクにそう語りかけ、腕を振りかぶった。

「ライム？　煩いぞ？　廊下にびが聞こえ、て？」

ボクに當たると思いきや、扉からシンノスケが現れ、シンノスケは今の狀況を見て固まっていた。勿論、ボクがそんな好機を逃すわけがなく、ボクはんだ。

「やめっ、レティシアさんっ！　痛い！　痛いからぁ！」

「え、ちょ、違うわ！　今私はなにもしてない！　ライムが勝手にいっているだけだわ！」

流石に常識を弁えているレティシアさんはボクの演技に対して、すごく慌て、シンノスケに言い訳？　を始めた。まあ、シンノスケはボクの友達だからね、多分この狀況から助け――

「ライム？　ふざけんなよ？　余り人に迷のかかる行はやめろと、何回言ったか分かるよな？　俺はうざいって範囲でしかやってないけど、そう言うふざけが分からない人が見たらどう思われるかはすぐにわかるだろう？」

そしてシンノスケに目が笑っていない笑みを見せられ、今度はボクが固まってしまった。