《神話の神とモテない天才~異世界で神となる~》#5手ぶらで妖怪退治?
「じゃあその仕事やります」
俺は妖怪退治の仕事をけ持った。
「だったらこの書に押印をしてね」
「あの、ハンコ持っていないんですけど」
「だったら記名だけでいいよ」
そう言われ、書類と筆が渡された。おそらく
妖怪退治の契約書だろう。文の最後の記名する
らしき枠があるので”服部佳”と書いた。
「なんだか見慣れない文字だな。まあいい。
ところで君、手ぶらのようだがそんな裝備でいいのか?」
確かにそうだな。逆に手ぶらで何ができるというのだ?
「あ、でもお金持っていないんで」
「それなら隣にカナヤマヒコがやっている店が
あるからそこで武を借りればいいよ」
「分かりました。あと妖怪ってどこにいるんですか?」
「広告に書いてなかったか?ここから北西にある村だよ」
「ありがとうございます」
「健闘を祈るよ」
そう言って俺はハロワを後にし、隣の店にった。
「いらっしゃい」
店の中は結構ぼろいというか、厳ついというか、
俺みたいな奴はるな的オーラが漂っている。
おそらく、壁にいろんな武を飾ってからだろう。
そして鍛冶でもしてるのか?暑い。
奧にはカナヤマヒコさんらしき神が
座っている。
「すいませんカナヤマヒコさんですよね?」
「そうだよ。何か用?」
カナヤマヒコさんは結構がっちりしていて
聲も大分低い。強そうだ。
「武を貸していただけないですか?」
「それは無理だ」
「え?」
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