セオリツヒメさん助けるの想定より早かったな。

あれ、そういえばセオリツヒメさんを助けるために

戦艦に侵したんだったよな。それだったら・・

「お姉さんも助けたし早く町に戻った方が・・」

それにイコナちゃんが答えてくれた。

「そうだね。早くこんなとこ抜け出そう」

そう言ってイコナちゃんはセオリツヒメさんの

手を摑み、來た道を戻る。俺はその後を追う。

し歩いた時、気付いた。

あれ？サグメちゃんは？

後ろを振り返ってみるとさっきのところに、

サグメちゃんが立ち止まっている。

「どうした？」

と聞いてみた。すると、

「ねえ、ちょっと・・いい？」

いつになく暗い聲でサグメちゃんが言った。

「イコナちゃん達も呼んだ方が・・」

「そっちには先に戻っているように伝えて」

そう言われイコナちゃん達を呼び止め

用事があるから先に戻るよう伝えた。

一何をするんだろうというような顔で

見られた。俺にも分からない。それを聞いてみると・・

「やっぱりあの國津神たち許せない・・

また同じようなことを繰り返すと思うし・・」

「と言うと？」

そう聞いたが答えは大分かってた。

「このまま國津神たちを倒そう」

やっぱりか。そういやさっきからそんなことを

言っていたような・・