《現人神の導べ》57 第4番世界 それぞれの歩み
あ、またこの夢か。
最近行ったことも無い所の夢を見る。行ったことは無いと斷言できる。だって原始的な街……いや村か、行ったことはない。まるで石時代。
しかも全員獣人だ。こんな場所は知らない……はずなのに夢に見る。
最近は割りと頻繁に獣人達が夢に出てくる。勿論どれも知らない顔。
別に悪夢という事もなく。寢起きは極普通。宮武に何も言われないのだから、うなされてるわけでも無さそうだし、汗もかいていない。
これと言って問題があるわけでも無いけど、気にはなる。
ユニエールさんに相談してみるべき……だろうか?
「あの共はどうした?」
「無理、無理です。捕まえられるはずがない……」
「なんだと! 私の言うことが聞けないというのか!?」
「無理なは無理です。そもそも、権力も武力もあちらの方が上ではないですか。死にたいのでしたらお一人でお願いします。巻き添えはゴメンですので。では」
「き、貴様ぁ!」
さっさと部屋から出ていく騎士の格好をした男。その男の背に向かって怒鳴り散らす侯爵家次男。當主は長男なので侯爵とは呼ばれない。役職的には魔導開発の方である。
「私より権力も武力も上だと……? 冒険者風が! いずれ公爵と同じ権力を持つ私と? そんな馬鹿なことがあるかっ!」
怒鳴り散らすが聞いている者は居らず、ただ虛しく部屋に響くだけ……。
怖い……嫌だ……。
來ないで……放っておいて……。
わたしは……殺したいわけじゃないのに……。
わたしが……わたしじゃなくなっていく……。
だれか、たすけて……。
かみさま……。
全を覆うローブでを包み、フードまでしっかり深く被ったは……1人森で救いを求める。
のローブは不自然に蠢き、不気味さを醸し出しているが……見る者はいない。
宿の一室には5人のがおり、1人はベッドで寢息を立てていた。
3人はベッドに腰掛け、1人は椅子に座りティーカップを傾ける。
カップを持っていない左手には何やら不思議な四角いが浮いていた。
「次元の壁は至って順調……まあ、邪魔できる者がそうはいないのだけれど」
「召喚陣は壊しましたし、壁にダメージ與える程のエネルギーは百年単位ですからね」
『世界』のホログラムと言える様な四角い。中には球がいくつかあり回っている。
その四角いはところどころ微妙に形が崩れていた。
まあ、次元の壁はまだ直りきっていないのだから仕方ない。
「さて、そろそろ迷える子羊を助けに行くかねぇ」
「迷える子羊……ですか?」
「近くの森にいるのよねぇ。まあ、今日中に街を出るわけだし王都行く前に拾って行きましょう。清家もそろそろ……覚醒が近そうだし見ておくように」
「「「畏まりました」」」
獣人達の守り神とされる九尾の神獣……か。
神の格では下の下だが……神のには変わりない。
私が面倒見ることになるんだろうなぁ。
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