《【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖、お前に追って來られては困るのだが?》266.救世主パーティー全滅の危機

『聖さんは追放されたい!~王家を支えていた宮廷聖、代わりが出來たとクビにされるが、なぜか王家で病が蔓延!えっ、今更戻って來い?一般の大勢の方々の病を治すのが先決なので無理です』

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266.救世主パーティー全滅の危機

「俺の元に集った仲間たちが作り出した百億に一つの勝機を無駄にはしない!」

俺の言葉に、全員が邪神ナイア本への攻撃を開始する!

しかし、

「馬鹿め! さすが英雄であると! さすが神に至る可能のある者であると褒めてやろう、大賢者アリアケよ! だがな!!」

ナイアは振り上げていた大鎌をついに振り下ろす!!

「我が権能が衰え、『邪神の殻』が停止させられようとも! 我が『神』であることは変えようもない事実! なれば!!」

ジャギ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

その鎌の速度は余りの速度ゆえに、空間をねじきるが如き異音を放つ!

「そのような小細工! 枝葉末節! 豬口才な手法に何の効果も認められぬ!!!!」

深層心域スフィア全を薙ぎ払い、切り刻む、宇宙開闢すらも想起させる一撃が振るわれた!

だが!

「アリシア!」

「分かっていますとも! いつもの無茶ぶり宜しくです!」

俺は苦笑しつつ彼へ、

「≪神聖魔力強化≫≪神聖防力アップ(超)≫≪範囲拡大(星)≫」

ありったけのスキルを付與する。

「わははは! 無駄だ!! その者が稀有なる大聖であろうとも、真の神の一撃を防げるものか!!!」

「三十四重大結界!!!」

「わーはっはっは! しかも魔王を防いだ時と同數などとは!」

ナイアの嘲笑が響く。

「お話にはならぬわ! これにて終幕である!! 救世主パーティーよ!!!」

の一撃は人類が誰も見たことないほどの威力を誇る。

俺ですら初めて経験するほどの衝撃を空間に及ぼした。

そして、

「な、なぜ……」

ナイアの聲がもう一度響いた。だが、

「どういうことだ……」

その聲は邪神と名乗るには相応しくないものである。

「なぜ、無傷なのだ!? 神の一撃を防げる道理など、どこにもないはずであろうに!?」

星をも破壊するであろう一撃は、なんと俺の率いる救世主パーティーを誰一人傷つけることが出來なかったのだ。

だが、

「違うぞ、ナイア」

俺の聲が響く。

「逆だ」

俺は靜かに言う。

「魔王と同等の防でないといけなかったんだ。だって、そうだろう?」

俺の言葉だけが紡がれていく。

「なぁ、怠惰の邪神ナイア。いや……」

至近距離まで迫った俺は宣告するように言う。

「『怠惰の魔王《・・・・・》』ナイアよ」

「な、何だと⁉」

魔王(・・)ナイアは驚愕の聲を上げたのだった。

『聖さんは追放されたい!~王家を支えていた宮廷聖、代わりが出來たとクビにされるが、なぜか王家で病が蔓延!えっ、今更戻って來い?一般の大勢の方々の病を治すのが先決なので無理です』

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