《俺が斬ったの、隣國の王様らしい……》対戦相手

☆☆☆

フィーラとの一件からまた暫く……ついに選抜戦が開幕し、次々に対戦相手が発表される。対戦表は中間試験の発表と同じで廊下に張り出され、全校生徒が見れるようになっている。

俺はというと……選抜戦第1試合の欄で直ぐに見つけることができた。リューズ・ディアーの名前の隣には、ウィリアム・アルバ・アルベルトの名前があった。

ウィリアム・アルバ・アルベルトはこのフェルディナン王國の公爵の子息だ。時期當主としての頭角を表す才人であり、王立魔法學院三年だ。現生徒會の副會長も務めており、中間試験の結果は三年生のうちで3位と好績を持つたしかな実力者だ。

俺が対戦表を見ていると、噂をすれば何とやら……対戦相手のウィリアムが対戦表を見るためにゾロゾロとの子・・・を引き連れてやってきた。

ウィリアム・アルバ・アルベルトはイケメンだ。整った中的な顔立ち、サラサラな金髪で碧眼……どこかのシンセスティアを思わせる姿で、學年問わず子生徒から多大なる人気を持つ。

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ウィリアムは対戦表を見ると、すぐに自分の名前を見つけ……そして流れるように俺に目を向け、笑顔を見せた。

「やあ、リューズ・ディアーくん」

「どうも」

らかくけしそうな聲音が響き、後ろの有象無象がめき立つ。俺がそれを鬱陶しそうにすると、ウィリアムは困ったように苦笑した。

「すまないね……騒がしいね」

「本當だな。引き連れるなら、それなりに纏めておけ。迷だ」

「うん……ごめ」

ん……と最後に続くはずだったウィリアムの言葉は発せられることはなく、代わりに俺とウィリアムの間にウィリアムの後を付いていたが三人ほど割り込んできた。

「ちょっとそこの平民」

「わたくし達のウィリアム様に向かって」

「何なのかしらその態度……」

続けて喋るなよ鬱陶しい……それが顔に出ていたのか、余計に三人組がうるさくなる。本來手綱を握っておくべきウィリアムは困ったようにしているだけで、頼りならなそうだ。

それからガヤガヤガミガミとうるさい共にいい加減にしてしいと思ったところで、やはりというべきか……フィーラも対戦表を見にきたようで、いつも通り金魚の糞を達を引き連れてやってくる。

そしてこの場に……ウィリアムとフィーラが引き連れてきた雑草みたいな奴らが俺を挾んで対立していた。いや、そこまで険悪な雰囲気はないのだが……フィーラ側はウィリアムを敵視し、ウィリアム側のはフィーラを妬んでいるように見える。

多分だが、フィーラがウィリアムに、またウィリアムがフィーラに取られてしまわないか気が気じゃないのだろう。二人とも見目麗しく家柄も良い。

そんなこともつゆ知らず、二人は互いに向かい合って挨拶をわす。

「フィーラ王殿下……本日もお綺麗いますね」

「ごきげんよう、ウィリアム様。ふふ……ありがとうございます」

「おい、お前誰だよ……」

俺はお姫様モードのフィーラに何となくそんな突っ込みをしてしまう。こんなこと言えば、普段ならフィーラの背後に群がる奴らに因縁つけられるのだが……今日はウィリアムの所為で俺に気付いていない様子だった。

「ウィリアム様の対戦相手は……」

「ええ……リューズくんです。王立魔法學院始まって以來の天才、一年からここまで學年首席を維持し続け、実技の講義をまともにけられていないはずなのにも関わらず圧倒的な魔法技能を習得しているという。リューズくんとの対戦、僕は存外楽しみにしているのですよ」

「そうですか……実は私もなんです。なので、リューズ様・には是非とも……ウィリアム様相手に躓いてしくはないものですわ……」

「おやおや……まるで僕が道端の小石扱いですね。心外です……。僕としては、リューズくんと同様に王殿下との対戦もんでいるのですが?」

「リューズ様に勝てたら……考えましょう」

だからお前誰だよ……。俺は眉を顰め、俺を蔑ろに俺の話をする二人の間に割ってるように口を出した。

「俺を挾んで、俺を無視し、俺の話をするな。俺は誰が相手でも構わない。等しく俺が勝つだけだ」

「おっと……僕らには全く興味がないと?」

「たかが一年早く生まれた程度で偉そうにするな。年長者はそれなりに敬うが、たかだか一年の差などそれに値しない」

「手厳しいものだね……」

「リューズくんは私にもこうなんですよー」

「おや、には優しくすべきじゃないかな?」

「うるせぇ……」

俺はもはやここにいる意味はないと見て、踵を返してその場を離れる。さっきまでの會話を聞いていた連中に、お前は何様だという目で睨まれ、ちょっかいを出されそうになったので全て躱しながら俺は俺の家へと変える。

スラム街まで來ると、やはりテキラファミリーの男共に迎えられる。俺は嘆息しつつ、言った。

「いい加減やめないか……?俺はファミリーの人間じゃない。ただ、ミラと馴染というだけだ。嫌なら、俺からミラに言っておいてやる」

俺が屈強な男達にそう言うと、一人のスキンヘッドの男が慌てた様子で返してきた。

「い、いえ!とんでもねぇです!俺たち、好きでやってることなんで……気にしなくて大丈夫ッス!」

「「「ッス!」」」

お、おう……俺は妙な連帯のある行に若干気圧されながらも自分の家へ帰宅する。玄関までると、案の定エプロン姿のミラが料理を作っていた最中だった。

「今帰ったー……また勝手にキッチンで料理してやがるし……」

「おお!お帰り〜。べっつにいいじゃないのそんなのさー。アタシがこうやって飯作ってやってるのは、実際助かんだろ?」

「まあ……」

どちらかといえば助かっている。だが、それでも勝手に家にり込み、あまつさえキッチンで料理などしてもいいものかは微妙なラインだ。

まあ……腐っても馴染。今更ミラの破天荒な行に目くじら立てても仕方ない……。そう考えて俺は早々に諦め、制服を半分いだ。

そして、ゴロンっと我が家の床に寢転がる。暫くそうしてボーッとしていると、俺の顔の真上にミラがを寄せ、呆れた眼差しを向けてきた。

「なーにやってだよ?飯、出來たぞ?」

「そうか……それよりミラ、パンツ丸見えだ」

「…………」

ミラのエプロンの下はスリムスカートと、シャツ。上には皮のジャケットを著ていた。無論、下はスカートなので俺の顔の真上までくると丸見えになるのは必然だ。黒のレースが妙に艶かしい下著だった。

ミラは數歩無言で下がる。表は……まあ、見なくても真っ赤になっていることは容易に想像できた。だが、俺は一つ気になることが出來たので馴染だからと紳士的態度も忘れ、尋ねた。

「なあ、なんでレースの下著なんて持ってるんだ?絶対それ高いよな?」

「っ!?う、うっさいアホ!覗き魔!アタシがどんな下著持ってようとリューズには関係ないだろ!?」

「そりゃあそうだが……まあいいか」

なんだか最近、子のパンツを見る機會が増えたとぼんやり考えながら……俺はミラの料理を食した。

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