目がさめると私はベッドの上にいた。

頭がズキズキする。なんだか変なじだ。

いつもより手足が小さくが白い。

（あれ？私ってもっと大きくなかった？）

なんだろう…心臓がバクバク行っている。

見たくはないが見なくてはいけない。

恐る恐る私は気だるげなを起こし大きな鏡の前に立つ。

そこには、髪は青みがかった黒。目はコバルトブルーの貓目でいかにも気の強そうなが立っていた。

一度整理しようと大きく深呼吸をする。

すーはー…すーはー…

（えっと、この子…私はリオーネ・ヴェルナーよね。

そして、記憶が正しければ先ほど見た夢は私の前世。）

前世は日本という國で17歳の子高生だった。

普通の子高生と比べると績は優秀でたくさんの習い事をしてたようだ。

當初はゲームや漫畫にも趣味を広げていて、ケータイでハマっていた乙ゲーム

「乙記」をやりつつ歩いていて、そこに車が……

（なるほど。車に引かれて死に、この世界に転生したのね。）

そして、もう一度鏡を見る。

（この顔…とてもいけれど、乙記の悪役令嬢リオーネに似ている。あぁ、そういうことか…。）

どうやら日本で績優秀だったワタシはゲームをしながら歩いていたせいで、車に引かれて死んでしまい、何故だかゲームの悪役令嬢に転生したようだ。

（………はぁ。）