《悪役令嬢がでれでれに溺されるまでの話》14 生活

前回までの簡単なあらすじ☆

「引きこもり卻」

前回の話はとても雑でしたね笑

また機會があったら書き直します(-_-)

あの日以降、お兄様は部屋から出てこれるようになった。だが、お兄様は1年も引きこもりをしていたので力がとても無い。本當に。

覚えているだろうか。お兄様の部屋からピアノの部屋まで全力で走ったせいで筋痛になっていたお兄様を。

おかげで今は、力を付けるため屋敷を歩き回ったり庭を散歩したり、剣を習ったりしている。

「あ!リオーネ!!」

さっそく庭を歩いていたお兄様に出會う。前までばしていたボサボサの髪もバッサリ切り、今では爽やかな坊ちゃんというじだ。

「お兄様、ごきげんよう。調の方はいかがですか?」

「あぁ、おかげ様で昔と同じくらいにはなってきたと思うよ。最近は剣も見どころがあると講師に褒められたんだ!」

嬉しそうにはにかみながら言う。

(かわいすぎか…!)

「まぁ、本當ですか!それは是非、見てみたいですわ!!」

「本當?これから剣の稽古なんだ!よければ見に來ないかい?」

「よろしいのですか?是非拝見させて頂きますわ!」

「やった!!わかった!先に言って講師に話してくる!」

わたしの返事を聞き、俄然やる気が出たのか嬉しそうに笑う。

あぁ、私のお兄様はかわいい。なんか純粋。白い、本當に白い。とてもかわいい(2度目)

(さて、そんなかわいい(3度目)お兄様を見に行きますか。)

私は屋敷の敷地の広い広場に來た。そこには剣の素振りをしているお兄様と橫で見ている講師らしき人がいた。

「お!來たな、リオーネ」

お兄様が私に気づきこちらを向く。

(素振りとめていいのか、お兄様。)

「お兄様、私のことは気にせずどうぞいつも通りにお願いします」

「あぁ、そのつもりだが講師だけ紹介しようと思ってね。こちらが僕に剣を教えてくれるウィリアム・カイザーさんだよ。ウィルさん、こっちが僕の妹のリオーネ」

そこには12.3歳くらいの青年が立っていた。

(うっわ…イケメンだわ)

「お初にお目にかかります。ウィリアム・カイザーと申します。どうぞ気兼ねなくウィルとお呼びください。」

「…あ、はい!私、リオーネ・ヴェルナーと申します。お兄様がお世話になっています。」

し惚けてしまった。

「ふふ。」

「あら、どうかなさいました?」

「いえ、失禮いたしました。いつもアルベルト君から聞いていますが確かに可らしい方だなと。」

(お世辭まで言えるのか…將來が恐ろしいなー)

「ちょ、ちょっと!ウィルさん!余計なこと言わないでよ!!」

「あらあら、ありがとうございます。にしても、びっくりしましたわ。講師と言うから結構年の取られた方かと思いましたが、とてもお若いのですね。」

「はい、アルベルト君は力がし弱いので普通の講師だとついていけないため歳の近い僕が召喚に応じました。いちお、腕には自信があるのでご心配には及びません」

(結構バッサリ言うな…)

「そうなんですか、それは失禮な事を申しました。ごめんなさい。自分にあった講師の方がびますわよね。」

「いえいえ、確かにまだ私は他から見るといですのでリオーネ様が気になるのもわかりますよ。」

ウィルさんと2人で話していると後からお兄様が割り込んできた。

「はいはい、2人の紹介はおしまい。そろそろ再開しますよ」

ちょっと不貞腐れてる?可い顔がもっと可くなっている。

「はい!失禮いたしました。お兄様、そんな風に言わなくてもウィルさんは取りませんよ。見ていますので頑張ってくださいね。」

「はぁー。 リオーネにいいとこ見せなきゃね。」

「ふふ、アルベルト君なかなか難しいと思いますよ?」

「うるさいよ、ウィルさん」

そうしてお兄様の剣の稽古が始まった。

リオーネもアルベルトも仲良しです。

お互いにブラコン、シスコンになりそうですね笑

新キャラはウィリアム・カイザーです。

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