《悪役令嬢がでれでれに溺されるまでの話》20 一日仕事見學會③
前回までの簡単なあらすじ☆
「私のお弁當は発しません」
そして、晝食も終わり午後の仕事が始まった。
午後の仕事も書類整理。ひとまずお願いされた書類の山だけ分けていく。
すると、ギルから話しかけられた。
「なぁ、そう言えばなんでリオーネ様は今日、仕事見學に來たんだ?」
「ん?あぁ、それはお父様の仕事がどんなのかを、見るためというのは建前で…」
お父様の前に立つ。
「お父様、今日は一緒に晩飯を食べましょう?」
「………晩飯かい?昔のように?」
「はい。昔のように。ただ、お母様は居ませんが」
お父様の、手が止まる。
「お父様、私はこれから酷なこと聞きますがどうかお答えください。」
「………うん、いいよ。言ってごらん。」
「お父様はお母様をしてますよね?」
「あぁ、もちろんだ。今もだよ、これから先も」  
「では、私たちは?私たちとアルベルトお兄様は?」
「してるよ!しているに決まってる。」
「では、お母様が亡くなっても私たちの事をしてますか?」
「………あぁ、もちろんだ。君たちは私の寶だからね。」
目を合わせて、微笑みながら、想いを告げる。
「だったらなんでこんなに仕事してるの?昔は帰ってきてくれたじゃない。確かに今日一日でどれだけ大変かはわかった。でも、昔だって忙しい時はあったでしょう?昔はどんな日でも毎日帰ってきてくれたじゃない。」
「……ここまで仕事を増やしたのは私なんだ。私が自分で増やした、彼の事を考えないように。忘れるように。君たちは私の寶だ。でも、一緒に居ると嫌でもじてしまう。彼がいないことを。もう、逝っしまった事を。もう、昔とは違うことを。だから、私は逃げたんだ。仕事に逃げた。私は臆病な人間だよ。」
「お母様が亡くなってから、みんな変わってしまったわ。私は悪態をつくようになった。お兄様は部屋から出てこなくなった。お父様は仕事人間になった。でも、お兄様は昔と変わらず外で遊ぶのか好き。私は最近そんなお兄様を見るのが好き。お父様も昔から臆病よ。でも、お父様逃げるのもう辭めましょう?もう、止めてくれるお母様はいないんだから。
私とお兄様は約束しました。お母様と次、天國で會った時に自分達の人生をお土産話に持っていこうって。いつまでも止まってたらお母様に怒られちゃうって。だから、お父様もお土産話たくさん作ろう?私たちと、晩飯を食べてないってら知られるとお母様に怒られますよ。」
「ふっ…そうか。怒られちゃうか。いや、もう怒られるかな。1年も寶をほかっといたんだから。」
お父様は私を抱きしめる。
「だったら1年分これから私たちにを注いでくださいね!私たちもお母様の分まであげますから!」
そうして、そのあとマッハで仕事を終わらせてみんなで晩飯を食べることになった。
ここまでありがとうございます!!
お父様、結構ほわほわ系なんですよ 。たぶん
従者のギルとは馴染なのでタメです。
指風鈴連続殺人事件 ~戀するカナリアと血獄の日記帳~
青燈舎様より書籍版発売中! ある日、無名の作家が運営しているブログに1通のメールが屆いた。 19年前――、福岡県の某所で起きた未解決の連続殺人事件を、被害者が殘した日記から解明してほしいという依頼內容だ。 興味をそそられた作家は、殺人事件の被害者が殺される直前まで書いていた日記とは、いったいどういうものだろう? 見てみたい、読んでみたいと好奇心が湧き、いくたびかのメールの往復を経てメールの送信者と対面した。 2020年1月上旬、場所は福岡市営地下鉄中洲川端駅の近くにある、昭和の風情を色濃く殘す喫茶店にて……。
8 91星の降る街
2017年、隕石が地球に衝突し人類は絶滅するとされた予言は、2993年現在人類が生存している事で証明された。 だが隕石は地球に衝突して甚大な被害をもたらして、さらには隕石に付著した謎の生命體が地球で猛威を振るい、その後何度も隕石は落ちて來て謎の生命體を完全に駆逐する事が出來ず、地球の第三勢力として世界を恐怖させた。 そんな全人類の共通の敵が現れたのにも関わらず人類は手を取り合う事が出來ずに世界はバラバラのまま。 そんな世界に生きるいろんな人々の物語。 ※作者は趣味で書いているド素人の為文法や言葉がおかしかったりしますが、あらかじめご了承ください。 一応キリの良いと思えるところまで書き上げて、読み直して修正して確認して。。。って感じで書いてますので更新自體はけっこうゆっくりになると思います。 一応現時點では3部構成、サイドとアフターのストーリー合わせて5〜6部構成で考えております。
8 192エルフさんが通ります
エルフの里をなんやかんやの理由で飛び出したリリカ・エトロンシア。 人間の言葉はわかるが読み書きが微妙な彼女がなんとなく町をブラブラしたり冒険したり戀愛?(本人的にはウェルカムラブ)したり犯罪したりするなんとも言えない冒険譚
8 120間違えて召喚された俺は、ただのチーターだった
平和に暮らしていた 影山 裕人は、魔王を倒すため異世界に召喚されてしまう。 裕人は、この世界で生きる覚悟を決めるが.......
8 180気付いたら赤ん坊になって異世界に転生していた主人公。そこで彼は、この世のものとは思えないほど美しい少女と出會う。既に主人公のことが大好きな彼女から魔術やこの世界のことを學び、大量のチートを駆使して、異世界を舞臺に無雙する! ついでに化け物に襲われていたお姫様を助けたり、ケモミミ奴隷幼女を買ったりして著々とハーレムを築いていく。そんなお話です。 ※この作品は『小説家になろう』様でも掲載しています。
8 59最弱の異世界転移者《スキルの種と龍の宿主》
高校2年の主人公、十 灰利(つなし かいり)は、ある日突然集団で異世界に召喚されてしまう。 そこにある理不盡な、絶望の數々。 最弱が、全力で這い上がり理不盡を覆すストーリー。
8 94