《俺、異世界でS級危険人に認定されました》ギルド立ち上げたいと思います! 5
「で、盜賊の話してたことだけど、どうやらこの家に目をつけた奴らがいるようね」
「だね。これは今買出しに出かけてるセイヤとレイカにも後で話しておこう」
「「そうね」」
「ギルド【のアジト】か……正直、盜賊ギルドに絡まれるのは面倒だわ」
「そうなの?」
「だって、盜賊ギルドってめちゃくちゃいっぱい人いるのよ? 転生者も多分なからずいるわね」
「そいつらが特典持ちじゃなきゃいいけどな」
「それは大丈夫でしょ! 特典持ってたら、勇者とか英雄とかになりたがるでしょ?」
「それもそーだな!」
「それで、その【のアジト】の対策はどうするの?」
「能力はわからない。分かるのは、ナルセっていう名前と、男ってだけ……」
「多分、近いうちに接してくると思うわ」
「俺もそう思う」
「はぁ、なんでよりによって出來たばかりのこの家を……」
「まぁそりゃ、こんなデカい家ならお寶あるとか、盜みたいとか、そういう気持ちも出てくるだろ」
「人目の無いところに作ったのが悪かったわね……」
「俺が危険人にならなければ……」
「あ、いや、そういうつもりは……」
「わかってるよ。付いてきてくれてる事に謝してるし、今更責める気なんてないよ!」
「ハル〜!」
「ほらほら、イチャイチャするのはよしてよ〜?」
「「イチャイチャしてないわ!」」
「あら、息ぴったり」
それから、セイヤとレイカが戻った後、盜賊のことを伝えると、何故だが妙にやる気になる。
何があったのかを聞くと、実は他の家でも何件か盜賊に襲われていたらしい。それを全て、セイヤとレイカが助けたと言う。
どうやら、盜賊は何か企んでいるらしい。
だから、トラップを仕掛けることにした。
主には家の周りにだ。中には、みんながいるため仕掛ける必要は無いだろう。
ただ、もし出くわした時、弱くて負けたでは話にならないため、トラップを作った後、皆の特訓をした。
この家を建ててから、かなりの特訓はしていたため、レベルはみんなそこそこに高いはず。
特典が無いとはいえ、普通の冒険者よりは何倍も強い。
この時、様々な事が頭に浮かんだ。このなんでも作れる特典は、もしかしたら、レベルは発的に上昇させるものを作れるかもしれない。特典では無いが、それに似た能力を作れるかもしれない。
だが、それではここまでの努力を踏みにじる事になると、ハルは思った。それに、最初からそうしてしければ、皆から言うはずだ。
皆が頑張っているから、その事は口にしない。ただもし、この世の終わりが近づいて、勝てない相手がいたとしたら、その時は聞いてみようと思う。
それから二日後。
「あれから、盜賊にきはないね」
「だな。なぁ、ハル。どういう事だと思う?」
「いや、俺にもわかんない。ただ……」
「ただ?」
「お前らがこの家を汚す原因だって事はよーくわかった」
「何それ、関係無いじゃん」
「見ろ! この汚さを! こんなんじゃ盜賊もって呆れるぞ!?」
「いや、むしろラッキーって思うんじゃ……」
「んなわけあるか! まずミナとカンナ! 下著はここにぎっぱなしにするな! 盜賊が下著好きだったらどうする!」
「その時は、新しいのを作ってもらうわ。ハルに」
「私もよ」
「アホか! それと、セイヤとレイカ! お前らは使ったものを片付けなさすぎだ!」
「いや、そこにあった方が楽というか……」
「うんうん。セイヤの言う通り!」
「ふーざーけーるーなー!」
そうこう言っていると、外でトラップに引っかかった音が鳴る。
「今の発音……多分、私がハルに作ってもらった弾の音ね」
「クレイモアがまさか役に立つとは……そんな事より、皆構えて。もしかしたらもう家にいるかもしれない」
みんなは一斉に配置につき、外の様子を伺う。
すると、建の影から、ぞろぞろと盜賊ギルドの奴らが現れる。
皆緑のマントを裝備し、顔全を覆う作りのマスク。それと、全員音を立てないようにいている。多分、かなりの手練だと思われる。
「このきはプロかな? ってことは、多分あの日送ったヤツは下っ端。報を集めさせるためにわざとやったのか……」
ハルは、ここで一つ、能力を作ってみる。頑張ってる人に使うのはあれだが、自分に使うのはどうってことはない。
策定能力を創作する。半徑五百メートル以の、殺気や悪巧みを考えている者の気を察知するものだ。
「ではでは、索敵開始!」
すると、その報は頭の中に直接流れ込んでくる。
「敵は……百くらいか。家から必ず五十メートルは離れ、円狀に囲っているのか……」
しやる気が満ちてきて、心がワクワクする。
「さぁ、始めようか! 盜賊ギルド【のアジト】対、俺らのギルド【エターナルピース】の対決を!」
ニセモノ聖女が本物に擔ぎ上げられるまでのその過程
借金返済のために紹介された話に飛びついたが、それは『聖女様の替え玉』を務めるというお仕事だった。 職務をほっぽり出して聖女様が新婚旅行に出かけちゃったので、私が聖女様に扮して代わりに巡禮の旅に行くだけの簡単なお仕事です……って話だったのに、ふたを開けてみれば、本物聖女様は色々やらかすとんでもないお人だったようで、旅の護衛には蛇蝎のごとく嫌われているし、行く先も場合によっては命の危険もあるような場所だった。やっぱりね、話がうますぎると思ったんだよ……。 *** 主人公ちゃんが無自覚に聖女の地位を確立していっちゃって旅の仲間に囲い込まれていくお話です。多分。 司祭様→腹黒 雙子魔術師→ヤンデレショタ兄弟 騎士団長さん→椅子
8 175【書籍化&コミカライズ化】婚約破棄された飯炊き令嬢の私は冷酷公爵と専屬契約しました~ですが胃袋を摑んだ結果、冷たかった公爵様がどんどん優しくなっています~
【書籍化&コミカライズ化決定しました!】 義妹たちにいじめられているメルフィーは、“飯炊き令嬢”として日々料理をさせられていた。 そんなある日、メルフィーは婚約破棄されてしまう。 婚約者の伯爵家嫡男が、義妹と浮気していたのだ。 そのまま実家を追放され、“心まで氷の魔術師”と呼ばれる冷酷公爵に売り飛ばされる。 冷酷公爵は食にうるさく、今まで何人もシェフが解雇されていた。 だが、メルフィーの食事は口に合ったようで、専屬契約を結ぶ。 そして、義妹たちは知らなかったが、メルフィーの作った料理には『聖女の加護』があった。 メルフィーは病気の魔狼を料理で癒したり、繁殖していた厄介な植物でおいしい食事を作ったりと、料理で大活躍する。 やがて、健気に頑張るメルフィーを見て、最初は冷たかった冷酷公爵も少しずつ心を開いていく。 反対に、義妹たちは『聖女の加護』が無くなり、徐々に體がおかしくなっていく。 元婚約者は得意なはずの魔法が使えなくなり、義妹は聖女としての力が消えてしまい――彼らの生活には暗い影が差していく。
8 193崩壊世界で目覚めたら馴染みのあるロボを見つけたので、強気に生き抜こうと思います
仮想現実を用いたゲームを楽しむ一般人だった私。 巨大ロボを操縦し、世界を駆け抜ける日々は私を夢中にさせた。 けれどある日、私の意識は途切れ…目覚めたのは見知らぬ場所。 SF染みたカプセルから出た私を待っていたのは、ゲームのような巨大な兵器。 訳も分からぬまま、外へと躍り出た結果、この世界が元の場所でないことを確信する。 どこまでも広がる荒野、自然に溢れすぎる森、そして荒廃した都市群。 リアルすぎるけれど、プレイしていたゲームに似た設定を感じる世界。 混亂が収まらぬまま、偶然発見したのは一人の少女。 機械の體である彼女を相棒に、私は世界を旅することになる。 自分の記憶もあいまいで、この世界が現実かどうかもわからない。 だとしても、日々を楽しむ権利は自分にもあるはずだから!
8 198とある素人の完全駄作
限界まで中二病っぽく設定を盛った自分を、「とある科學の超電磁砲」の世界にぶっ込んでみた、それだけの超駄作小説。 P.S.白井黒子の出番が少ないです。黒子好きの人はご注意下さい。 主人公はCV:梶裕貴or高山みなみでお願いします。
8 126異常なクラスメートと異世界転移~それぞれの力が最強で無雙する~
川崎超高校にある2年1組。人數はたったの15人?!だがみんながみんなそれぞれの才能があるなか主人公こと高槻 神魔は何の才能もない。そんな日常を過ごしている中、親友の廚二病にバツゲームで大聲で廚二病発言しろと言われた。約束は守る主義の主人公は、恥を覚悟でそれっぽいこと言ったらクラス內に大きな魔方陣?!が現れた。目覚めた場所は見知らぬ城。説明をうけるとここは異世界だと判明!!そのあとは城で訓練したりだの、遂には魔王討伐を言い渡された?!
8 130無能な俺がこんな主人公みたいなことあるわけがない。
無能の匠 そんなあだ名を現実世界でつけられていた夢も希望もないダメ主人公{多能 巧}による突然の異世界への転移。 ある日変な生き物に異世界に飛ばされた巧。 その異世界では精霊術、紋章術、降魔術といった様々な魔法の力があふれていた。 その世界でどうやらスゴイ魔法の力とやらを授かったようだった。 現実世界ではなんの取柄もない無能な大人が異世界で凄い異能の力を身につけたら・・・
8 190