《異世界に転生したのでとりあえずギルドで最高ランク目指します》ダンジョン 隠し部屋の転移機、そしてただいま
目に力をれるじで魔眼を発させる。
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古竜:死
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魔眼で古竜が死んでいるかを確認してから寶庫にまるごとれる。そして俺とキリはまるで糸が切れたようにその分に仰向けで倒れる。
「つ、疲れたー」
「はあ、はあ、お疲れ様。東」
「ふっ、ああ、お疲れ様。キリ」
キリも疲れているだろうに四つん這いでしずつ俺のところへと來て手を俺の顔の上まで持ってくる。それに俺はし笑って腕を何とか持ち上げキリの手とハイタッチをした。
「...キ、うっ ︎」
ハイタッチをしてすぐにキリが倒れた。そのままキリのが仰向けで寢転んでいた俺の上にまるでプロレスの決め技でも決めるような攻撃をされた。そのままキリは俺の上に乗ったままかない。
「キ、キリ⁈おいっ!キリ ︎」
「スゥゥ、スゥゥ、スゥゥ」
良かった眠っただけか。焦ったー。死んだかと思ったぞ。
「(うっ、やばい。俺も眠く...なって...)」
俺の意識は完全に闇へと落ちていった。
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暗闇の中から次第に意識がはっきりとし瞼を開いて目を覚ます。周りはクリスタルで照らされていたので魔眼が閉じられていてもほとんど見える。そしてキリはまだ俺の上で寢息をたてていた。可いな。右手は...大丈夫だかせるしほとんどキリを起こさずに済むくらいはかせる。要するに右腕だけはかせるし力や魔力がしは戻っているということだ。寶庫も右の腰の方にぶら下げている。
寶庫から治癒核を取り出してキリの傷を癒してから俺の傷を癒して治癒核を寶庫にれる。
「んん、んん...」
「お、ほらキリ起きろ。そろそろご飯にするぞ」
「んん...ご飯、食べる」
「なら退いてくれ。ご飯が用意出來ない」
「うん、退く....ふぇ ︎」
「?ふぇ?」
キリが目覚めかけたのでご飯を餌に起こして退いてもらおうとしたのが、キリが目を覚まし瞬きを數回したところで変な聲とともにバッと勢い良く起き上がる。そしてみるみるキリの顔が赤くなっていく。
「......」
「キリ?」
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「東の....」
「え?」
喋り出したかと思ったらキリが顔を上げた。その顔は真っ赤になりながら涙目になっていた。
「東のバカァァァァッ!」
「ぐふっ ︎」
パチィンッ!
涙目のキリがそうびながら手のひらで俺の右の頬をぶった。
え!何で ︎
「ちょっ!キリ落ち著いて!」
「こんな...こんなことするなんてぇっ!」
「うわぁぁぁぁ!待て待て!ぐふっ ︎」
パチィンッ!
俺の言葉何て聞かず、今度は左の頬をぶたれた。
いってぇ!
「ちょっ!キリ!何で怒ってるの⁈」
「んん...信頼していたのに!東のこと信頼していたのに!それを!...わ、私が眠っている間に無防備な私を...」
「なっ ︎そんなことしてないって!」
「噓!そんなの私を騙すための噓に」
グウゥゥゥゥゥゥギュルギュルギュル!
腹の蟲が大きく鳴りボス部屋に響いた。ちなみに腹の蟲が鳴ったのは俺ではなくキリの方だ。キリの顔がさっきよりもさらに赤く染まっていく。
あれデジャヴかな?
「えっと、先にご飯にしようぜ。説明も兼ねて、な?」
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「.....コクンッ」
キリは小さく頷いて俺からし離れた橫の方に座った。いつもはお代わりをねだるため俺のすぐ隣か対面のところに座っているのだ。これはかなり怒っているな。
古竜のは...まだ焼いていないんだよな。ウォーミルを作することが出來たから必ず倒せる脳だけを焼いただけだから他はまだそのままなのだ。
しかしキリの機嫌を直すには古竜のをあげた方が良いのだろうけど。うーん、良しあげるか。
そう思い寶庫から古竜の死を地面に取り出した。
ドォンッ!
「え?東、何する気なの?」
「何って食べるんだよこいつを」
「え ︎でも竜よ竜!その全てが無駄なく使うことが出來てしかもとっても貴重な。売れば金貨5枚以上はするわよ?それを食べるなんて」
「俺は金なんかよりキリと喧嘩している方が嫌だ。だから気にするな」
「....うん!じゃあお言葉に甘えて尾のを全部ね」
「ああ、良いよ」
相変わらずよく食べるなー。小刀で古竜の尾を元から切り落とす。だいたい1メートルくらいの長さ、だいたい5kgくらいはあると思うけど...
「えっと本當に尾全部食べれるのか?」
「大丈夫よ。あ、ちゃんと東も食べてよね?」
「え?良いのか?」
「當然よ。それに話も聞かせてもらわないと」
「ああ、じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ」
「うん」
古竜のは寶庫にれて尾にウォーミルを使って隅から隅まで焼く。
そしてそのの10分の9をキリに殘りを俺が食べることにした。あと寶庫からソウチュウバナの花と水儒核の破片を2つ取り出して俺とキリに1つずつ持つ。
そして古竜を倒し、ハイタッチをしたらキリが突然倒れたことを伝えた。
「ごめんなさい!東!私勘違いして」
「大丈夫だよ」
「でも私2回も東の頬を叩いたし!」
「痛みは治癒核の効果で引くから大丈夫だよ。だから気にしないでよ」
「でもっ!」
「うーん。...あ!じゃあ今度俺と買いに付き合ってくれ。それなら良いか?」
「それで東が許してくれるなら」
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「さ、力も回復したし次の階へ行くか!」
「ええ」
そう思い壁を見回す。しかしどこを探してもいつも見る壁にが空いているがないのだ。もしかして隠し部屋で続いているのかも。
目に力をれるじで魔眼を発させてもう一度周りの壁を見回す。
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石壁:い
特殊:石
石壁:い
特殊:石
石壁:い
特殊:石
.....
見せかけの壁:発中
特殊:幻覚を見せる。るとが解ける
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︎これか。
「キリあったぞ。古竜が最初に寢ていた後ろの壁に幻覚のがかかっている」
「うん。行こう?東」
「もちろん」
俺とキリは魔眼で表示された見せかけの壁を目指す。
「危ないかもしれないし、キリは下がっておいたら?」
「大丈夫。私は東と一緒にいるから」
「分かった。じゃあるぞ?」
「うん」
そう言いキリは剣の柄に手をかけた。俺も意を決して壁にる。すると俺たちの視界から目の前の石壁が消えて代わりに小さな窟、いや部屋が広がっていた。
俺たちは辺り警戒しながら中へる。罠があれば俺の魔眼で見つけることが出來るから、魔獣を主に警戒する。
「何なんだ?この部屋は」
「安全地帯とか?」
魔眼の力を弱める。
部屋の中は機とその上に古びた紙のようながあるだけで他には何もない。機も學校などで見るようなじで全て木で出來ている。椅子はない。
俺は紙を取ってキリと一緒に見る。
「えーと、『古の塔攻略。機に魔力を流せば外へ転移される』か。これ本當かな?なあ、キリどう思う?」
「....」
「キリ?」
紙を読み終えてキリへ質問をするが返事がないのでキリの方へと視線を移す。するとキリが目を見開いて何かに驚いている。
「東、これ読めたの⁈」
「ああ、ちゃんと書いてある通りに読んだつもりだけど、どこか間違ってたか?」
「いや、私は読めないから分からないけど」
「?読めないって何で?」
「だってこれ、私は何て書いてあるか分からないし」
マジか!まー実際俺もこっちの世界の言葉普通は読めないし、喋れない。神様からもらった言語読解と言語理解のおかげなんだよな。
「と、とりあえず書いてある通りにやってみよう。もしかしたら本當かもしれないし」
「でも違うところへ飛ばす罠とかだったら」
「あー、それもそうだな。魔眼で何とかならないかな?」
目に力をれるじで魔眼を発させる。
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転移機:設置
特殊:魔力を流した者を決められたところへ転移させる
行き先:古の塔40階→古の塔り口
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おお、分かりやすく表示された。魔眼で表示されたことをそのままキリに教える。
「東はどうする?」
「とりあえず書いてあることを信じてみるよ」
「本當に大丈夫なの?この機」
俺は機の真ん中くらいに手を乗せる。
「ま、大丈夫かどうかはやってみれば良い」
そう言い終わると機を自分のの一部と思いながら機に力を贈る。すると機が出したかと思うと次に俺のが薄っすらなで出した。そしてが徐々に強くなってきて目を開けていられないくらいまで出した。もちろん目を閉じた。
に爽やかな風が俺のに當たったので目を開けてみると俺の目の前にはダンジョンの20階へのり口、騎士団たちが最初にったと思われるり口の前に俺は立っていた。
「本當に転移されたんだ」
辺りをキョロキョロしていた俺の橫から激しいが発した。が止んだので橫を見るとキリが目を閉じて立っていた。
「キリ」
「んん、東。ここは...ダンジョンの外?」
「ああ、紙に書いてあったことは本當だったみたいだな」
「そうだね」
俺たちは何となくダンジョンを見ていた。あー、そう言えば気になってたことがあったな。
「なあ、キリ」
「何?」
「キリってこの後どうするんだ?俺はこの下にある街へ戻るけど」
「それって私も一緒に行っても良い?」
「え?別に良いと思うけど、キリはそれで良いのか?」
「うん、私は剣の修行で旅に出ているだけだから東と一緒に行したい」
「分かった。じゃあこれからよろしくな?キリ」
「うん!よろしくね。東」
俺らそう言い終えると街を目指して歩き出す。こっちであってるよね?
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店の前に著きドアを開ける。
カランカラン
扉に付いていた鐘が音を立てる。
「いらしゃ ︎アズマくん!」
「ただいま、カナさん」
ここ甘味屋の亭主の娘カナさんが俺の姿を見て驚いて付臺から出て來て俺へと駆け寄って來る。
「すいません、宿とってるのに何日も留守にして」
「それは別に良いんだよ。アズマくんが無事だったんだから」
「俺って何日くらいいなかったんですか?」
「15日よ。一どこへ行ってたの?」
え ︎ダンジョン攻略に15日もかかったのか?てことは、甘味は1泊で銀貨1枚だから、銀貨15枚も無駄にしたのか。
「どこへって俺行く時にちゃんと言ったはずだけど?ダンジョンに行くって」
「そんなの冗談だと思ってたのよ。だって駆け出しの冒険者がいきなり誰も攻略したことのないダンジョンに行って帰って來れるはずがないからね。つい最近王國の騎士団數人が攻略したそうだけど。で、本當はどこへ行って來たの?」
「ちょっと待ってカナさん。今つい最近王國の騎士団數人が攻略したって言わなかった?」
「え?ええ。先週くらいにこの街を通ってダンジョンへ向かった王國の騎士団たちが數人だけになってふらふらになりながらもこの街へ戻ってきてこう言ったの、『我々王國騎士団が未だかつて誰にも攻略されなかったダンジョンを攻略したぞ!』って大聲で騎士団長が街の真ん中で何度もんでいたわよ」
何やってんだあの騎士団長は...
「その後この街で騒ぎまくって飲めや食えや騒いでの日が3日くらい続いて、騎士団の何人かが店の人にいちゃもんをつけたりってもう大変だったんだから」
「そんなにですか」
マジで何やってんだか、あの騎士団。
「騎士団長にアズマくんのことを聞いたら知らないって言われたからね。本當に心配したんだから」
「すいません」
「それで?結局どこに行ってたんだい?」
「いやだからダンジョンですって」
「そんなはずないでしょ。騎士団の人たちでさえ6日もかかったんだから。それに服だって新品みたいだし」
「騎士団の人たちは20階までで俺たちは最下層の40階まで行ってたから遅くなって。服が新しいのはここへ來る前に買って來たから。戦闘でかなりぼろぼろになったんで」
俺の服は白のTシャツに黒のジーパンだ。両方合わせて銀貨6枚だった。
「あ、それとカナさん。この子の宿ってとれる?」
そう言い店の外で待たせていたキリを店の中にれる。
キリの服も新しく買って、と言うかただ今まで著ていたと同じを特注して屆くまでの間著る服がないので買ったのだが、軽裝備と俺の服よりちょっと高そうな服を買った。軽裝備に銀貨6枚、服が小金貨1枚と銀貨3枚だった。キリも修行の旅中なのでお金は持ってはいた。
「あら可い!この子どうしたんだい?」
「ダンジョンの途中で會って、そのまま一緒にダンジョンを攻略した仲間。部屋とれそう?」
「うん、大丈夫よ。ちょうどアズマくんの隣の部屋が空いているけど、そこで良いかい?」
「はい、ありがとうございます」
「どれくらいとる?」
「えーと、東はあと何日くらい泊まるの?」
「アズマくんはあと7日くらいしかないね」
あらら...
「殘り7日しかないのか...じゃあ部屋の延長で20日くらいばせない?」
「大丈夫だよ」
「なら私も東と同じくらい泊まらせてください」
「了解。それじゃアズマくんは小金貨2枚でそっちの子は小金貨2枚と銀貨7枚ね」
「はい」
「どうぞ」
「はい、ちょうどね。えっと...これに名前を書いてね。アズマくんにはもう書いてもらってるから書かなくて良いわよ」
カナさんがお金をもらうと付臺のところへ行き小さな木の板を持って來てキリに渡した。
「分かりました」
キリもペンをけ取ってさらさら書いている。そういや俺、まだこっちの世界の字がまだ書けないな。キリに頼むのは...恥ずかしいから、図書館とかへ行きたいがあるかな?
「ではこれで」
「はい、えーと。キリ ヘルクレットちゃんね?よろしく」
「はい、よろしくお願いします」
「ところでアズマくんとキリちゃんはご飯どうする?」
「いや、食べてきたから良いや」
「え?私は食べたいけど」
あはは、相変わらずよく食べるなー。
「分かった。じゃあ後のことはカナさんに任せるよ?」
「了解」
「後カナさん、この街に本屋か図書館はある?」
「ホンヤて言うのは分からないけど、図書館なら王都にあるわよ」
「王都ってここからどれくらいかかりそう?」
「えーと、馬車で20日くらいかかるはずよ」
20日って...ああ、キリに教えてもらうしかないか。恥ずかしいなー。
【書籍化】中卒探索者ですけど今更最強になったのでダンジョンをクリアしたいと思います!
二年前、親から絶縁され一人暮らしをすることになった天原ハヤト。當時14歳。 最終學歴中卒でろくな職場にもありつけない中、空から降ってきた隕石が未知の世界”ダンジョン”を日本にもたらした!! もう食ってくためにはこれしかねえ! と速攻で探索者になった彼だが、金にものを言わせた企業戦士たちに勝てるはずもなくあえなく低階層でちびちびとモンスターを狩る毎日。 そんなある日、ついに生活することすら難しくなった彼は飛び降り自殺を試みる。しかし、そんな彼を助けたのは隕石についてきた美女(脳內限定)。どうも彼女の話によるとダンジョンは地球の寄生蟲だからさっさと攻略したほうが良いらしい。 彼女から【武器創造】と【スキルインストール】という二つのスキルを貰ったハヤトは地球を救う……ためではなく目の前の生活のためにダンジョンに潛ることにした。 そうしないと、飯が食べられないからね。仕方ないよね……。 『2019/11/16 日間ランキングで1位になりました!』 『2019/11/19 週間ランキングで1位になりました!!』 『2019/11/27 月間ランキングで1位になりました!!!』 この作品はノベルアップ+、カクヨムでも連載しています! 『2020/6/18 完結ッ!!』
8 85妹と兄、ぷらすあるふぁ
目の前には白と黒のしましま。空の方に頭をあげると赤い背景に“立ち止まっている”人が描かれた機械があります。 あたしは今お兄ちゃんと信號待ちです。 「ねぇ、あーにぃ」 ふと気になることがあってお兄ちゃんに尋ねます。お兄ちゃんは少し面倒臭そうに眠たそうな顔を此方に向け 「ん? どうした妹よ」 と、あたしに話しかけます。 「どうして車がきてないのに、赤信號だと止まらないといけないの?」 先ほどから車が通らないしましまを見ながらあたしは頭を捻ります。 「世間體の為だな」 お兄ちゃんは迷わずそう答えました。 「じゃああーにぃ、誰もみていなかったらわたっていいの?」 あたしはもう一度お兄ちゃんに問いかけます。お兄ちゃんは右手を顎の下にもって行って考えます。 「何故赤信號で止まらないといけないのか、ただ誰かのつくったルールに縛られているだけじゃないか、しっかり考えた上で渡っていいと思えばわたればいい」 ……お兄ちゃんは偶に難しい事を言います。そうしている間に信號が青に変わりました。歩き出そうとするお兄ちゃんを引き止めて尋ねます。 「青信號で止まったりはしないの?」 「しないな」 お兄ちゃんは直ぐに答えてくれました。 「どうして?」 「偉い人が青信號の時は渡っていいって言ってたからな」 「そっかー」 いつの間にか信號は赤に戻っていました。 こんな感じのショートストーリー集。 冬童話2013に出していたものをそのまま流用してます。 2016年3月14日 完結 自身Facebookにも投稿します。が、恐らく向こうは二年遅れとかになります。 ストリエさんでも投稿してみます。
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