《ガチャで死したら異世界転移しました》現狀の整理は大切です

こっちの世界に來る前の僕の最後の記憶は、ゲームのガチャで死した、ということだ。

「異世界転移の原因がガチャの死か」

本當にそれが原因なら、一どれほどの人が異世界転移をしているのだろうか。仮にそうだとすると、日本でもガチャの廃止とかいろいろな対策がされるだろう。

「ということは、もっと違う理由があるのか」

可能としては、ガチャで死した人からたまたま僕が選ばれた。あとは、異世界転移した人がまぐれで僕だったと。

「・・・分かんねーわ」

僕は、考えないことにした。

わからないことをいつまでも悩んでいても何も変わらないので、別の題に行こう。

「このステータスか」

僕が「ステータスオープン」と言ったら出てきたあの半明な板である。早速呟き、改めて見てみる。

「魔力の數値は嬉しいからいいとして・・・これってまだ下にスクロールできるのね」

もしやと思い、【魔法・スキル】と書いてあるところを下にスクロールしてみると、まだ続いていた。

「まぁこれは明日ギルドにでも行って調べてみるか」

またまた訳が分からないので、最後の問題について考えよう。

「帰る方法かぁ・・・」

そう、帰る方法である。正直のところ、よほどのことがない限り日本に帰るという考えはあまり無い。朝學校ギリギリに起きて登校し、誰とも喋らずに學校で過ごす。そして1人で下校し、ゲームをし風呂と食事を済ませまた朝までゲーム。

「すごいな、ニートだ」

自分では學校に行ってるからニートではないと思っていたが、これはもうほぼニートだ。

ますます帰る気が失せてきた。

なんだか考えるのが嫌になり、寢ることにした。嫌なことがあれば寢るに限るのである。

「というわけで、おやすみ」

僕はすぐ目を閉じ、寢る勢にった。ただ今になって、なぜ自分はこんなにも冷靜なのか。それだけが不思議であった。

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