「あら、おはよう。起きたのね。」

元気におばさんが挨拶をしてくる

「おはようございます」

「朝ごはんはできてるから、そこに座って待っててね」

「分かりました」

朝からおばさんの味しい料理を食べれるとなると、昨晩悩んでいたこともどうでもよくなってきそうである。まぁ、そんなわけには行かないが。

そんなことを考えていると、すぐに朝食が運ばれてきた。

「はい。召し上がれ」

「いただきます・・・うん。味い」

どうやったらこんなに味しい料理が作れるのだろうか。

「ありがとうねぇ。あ、それと今日って晝間はどこか出かけるの？」

「出かけますけど、なんでです？」

「今日は月に一度の大掃除があるのよ。それで、その時泊まっているお客さんには晝間だけ開けてもらうの」

「そうだったんですか。僕は今日々とやることがあるので大丈夫ですね」

「そうなの、なら良かった。日が落ちる頃には終わってると思うから、宜しくね」

「了解です」

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朝ごはんを食べ終わり、簡単な支度をした僕はギルドに來ていた。主な理由としては、この世界の冒険者達の標準的な強さを調べるためである。

僕は、ギルドの隅の本棚にある【冒険者の始め方】という本を手に取って適當な席についた。勿論、酒臭いので本當の端っこの席に座った。

「えーっと、ステータスについての項目はっと」

〜ステータスの説明〜～～〜～～〜～〜～〜

ステータスは、「ステータス」と念じると自にだけ見えるようになり、「ステータスオープン」と言うと誰でも見えるようになる。他人には安易に見せないようにしよう！

【理攻撃力】理與ダメージに影響する。武などによって上昇させることも出來る。

【魔法攻撃力】魔法與ダメージに影響する。武などによって上昇させることも出來る。

【理防力】理攻撃への耐。防などによって上昇させることも出來る。

【魔法防力】魔法攻撃への耐。防などによって上昇させることも出來る。

【素早さ】行した時の速度に影響する。ちなみに素早さが高い＝足が速いとはならない。

【力】持久力、スタミナのようなものである。

【魔力】魔法・スキルを使用する時に消費するもの。無くなるとけなくなり、非常に重要である。

【魔法・スキル】自が持っている魔法とスキルのリスト。戦況を左右するものが多いので、しっかりと確認しておくと。指定のものを取得すると統合されてそれぞれの能が強化する。

〜～〜～〜～〜～〜～〜～〜～〜～〜～〜～

「・・・ふむ」

力、魔法・スキル以外はゲームとほぼ同じ容である。ゲームでの力は、0になれば死亡狀態になるというものであった。それに、スタミナという要素もなかった。

「力が死亡するまでの數値じゃないとしたら、死亡の條件は単純にが破壊されたらってことかな？」

それも試すべきだなと思い、取り敢えずフィールドに出てみることにした。

補足だが、ステータスの基準の本はなかった。付のお姉さんに聞いたところ、「ステータスの數値は人それぞれなのでそういった順列を付けてしまいそうなものは存在しません」だそうだ。