《ガチャで死したら異世界転移しました》サポートキャラクター
僕は、フィールドに來ていた。スキルと魔法を試して見るため、そのついでにDランクに上がるためだ。一応何があるかわからないので、武と防も裝備している。(見た目は変わらないが)
EOWでの裝備は、職業によって裝備できる武が変わってくる。それで僕は自分が今なんの職業なのかを確かめようとしたのだが、何故か分からなかった(ステータスにも書いていなかった)。多分ゲームでの職と同じなんだろうと々裝備して確かめようと思い試していると、驚くことにすべての武が裝備できるのである。なので僕は用心も兼ね、最高ランクの武を裝備している。
「探すか」
Dランクの指定モンスターはゴブリン3。さっきついでに調べてきたが、ゴブリンは普通3~多くて10程で行しているらしい。
僕は日本では見た事の無かった広大な草原の景を眺めながら歩き出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「居なすぎじゃね?」
歩き出してからずっと休まずに探し続けているのだが、ゴブリンはおろかなんのモンスターにも合わないのである。そろそろ日も落ちてきて、日が暮れている。
「しょうがない明日また探そうかな。あの森もまだ行ってないし」
この辺りにはズノワ大森林という広大な森があるらしく、數多のモンスターが生息しているらしい。というか僕は今その森が見えるところまで來ている。
まぁいいかと思い踵を返そうとすると、森の中から何やら子供が慌てて出てきた。顔は見えないが、の子だろう。
なんでこんなところに? この辺りには人の村なんてないし・・・なんか見た事あるような服を著ているな?などと考えていると、その子の後ろの森からなんとお目當てのゴブリンがたくさん出てきた。
「あ?!ゴブリンじゃん!!めっちゃゴブリンじゃん!!マジかEOWと同じだな!!」
出てきたゴブリンは、々の個差はあるがEOWのものとほぼ同じ容姿だった。
「あーなんかテンション上がってきた!! ・・・・・・ん? てゆうか何出てくんの?え、ええ?!」
なんと出てきたゴブリンは10や20どころではなく、なくとも70、もしかすると100ほどいるのではないかという程だった。・・・はっきり言って気持ち悪い。
「ていうかあのの子、放っておいたらまずいだろ」
流石に無視もできないので、急いでのところに向かう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・えっ!!!貴方様は!!本當にっ!?えっ!ええぇ!!?」
なんだかものすごくびっくりしてるな。まぁそれもそうか、街から結構離れたこんな場所で助けが來るなど考えていなかったのだろう。・・・いやそれにしても驚きすぎではないか? 未だに、ええ!?ええ!?とか言っている。
こっちは何十もいるゴブリンと対峙しているというのに騒がれては迷なので、ちょっと黙ってもらおうとその子を改めてしっかりと見據える。そしてやっと気がついた。
「あれ??お前!!」
そのの子とは、僕がEOWで作したサポーキャラクターであった。
Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~
何の根拠もなく「これだ!」と、とあるオフラインのVRゲームの初見プレイを配信する事を決めた能天気な無自覚ドジっ子なサクラ。 いざ人任せにしつつ配信を始めたら、なんでそんな事になるのかと視聴者にツッコまれ、読めない行動を見守られ、時にはアドバイスをもらいつつ、ポンコツ初心者は初見プレイでの珍妙なゲーム実況を進めていく! そんなサクラが選んだゲームは、現実に存在する動植物を元にして、モンスターへと進化を繰り返し、最終的に強大な力を持つ人類種へと至る事を目的としたゲーム『Monsters Evolve』。 そのオンライン対応版のVRMMO『Monsters Evolve Online』がサービスを開始して少し経った頃に、VR機器そのものに大幅アップデートが行われ、タイトルに制限はあるがリアルタイムでの配信が解禁されたものである。 これはオフライン版の『Monsters Evolve』を描く、もう1つの進化の物語。 カクヨムでも連載中! pixivFANBOXで先行公開も実施中です! また、本作は『Monsters Evolve Online 〜生存の鍵は進化にあり〜』の関連作となります。 関連作ではありますがオンライン版とオフライン版という事で話としては獨立はしていますので、未読でも問題はありません。 もしよろしければオンライン版の話もどうぞ。 https://ncode.syosetu.com/n7423er/
8 116過去に戻り青春を謳歌することは可能だろうか
夢を見た。どこか懐かしい夢だった。 元スーパー高スペックだった高校二年生 町直斗(まちなおと)はどこか懐かしい夢を見た。初めて見た夢なのに。その夢を見た日を境に直斗の日常は少しずつ変わりはじめていく。 大きく変わったことが二つ。 一つ目は、學校でNo. 1の美少女の先輩が家出を理由に俺の家に泊まることになったこと。 二つ目は、過去に戻った。 この物語はあることをキッカケに自分をガラリと変えてしまった高校2年生とその周りの人間関係を描いたものです。 本當の自分って何なのだろう。 人生とは何か。 過去に囚われながも抗う。 まだ未熟者ですが自分の“書きたい小説を書く”というのをモットーに勵んでいきたいと思います。応援よろしくお願いします。 そして數多ある作品の中でこの作品を見つけ目を通していただいた方に心より感謝いたします。 この作品のイラストは、ひのまるさんのをお借りしています。 https://twitter.com/hinomaru00 プロフィールは 霜山シモンさんのをお借りしています。 ありがとうございます。
8 132極寒の地で拠點作り
「まあ、何とかなるでしょ!」 が口癖の少女、冬木柚葉。 少々行き當たりばったりな性格の彼女は、ある日親友であり幼馴染の九條琴音からとあるVRMMOに誘われた。 ゲームはあまりやらない彼女だったが他ならぬ親友の頼みだから、と持ち前の何とかなるでしょ精神で共にプレイすることを決めたのだが……
8 182T.T.S.
2166年。世界初のタイムマシン《TLJ-4300SH》の開発された。 だが、テロ組織“薔薇乃棘(エスピナス・デ・ロサス)”がこれを悪用し、対抗するICPOは“Time Trouble Shooters(通稱T.T.S.)”の立ち上げを宣言した。 T.T.S.內のチーム“ストレートフラッシュ”のNo.2い(かなはじめ)源とNo.3正岡絵美は、薔薇乃棘(エスピナス・デ・ロサス)の手引きで時間跳躍した違法時間跳躍者(クロックスミス)確保の為に時空を超えて奔走する。
8 168永遠の抱擁が始まる
発掘された數千年前の男女の遺骨は抱き合った狀態だった。 互いが互いを求めるかのような態勢の二人はどうしてそのような狀態で亡くなっていたのだろうか。 動ける片方が冷たくなった相手に寄り添ったのか、別々のところで事切れた二人を誰かが一緒になれるよう埋葬したのか、それとも二人は同時に目を閉じたのか──。 遺骨は世界各地でもう3組も見つかっている。 遺骨のニュースをテーマにしつつ、レストランではあるカップルが食事を楽しんでいる。 彼女は夢見心地で食前酒を口にする。 「すっごい素敵だよね」 しかし彼はどこか冷めた様子だ。 「彼らは、愛し合ったわけではないかも知れない」 ぽつりぽつりと語りだす彼の空想話は妙にリアルで生々しい。 遺骨が発見されて間もないのに、どうして彼はそこまで詳細に太古の男女の話ができるのか。 三組の抱き合う亡骸はそれぞれに繋がりがあった。 これは短編集のような長編ストーリーである。
8 161サウスベリィの下で
罪深いほどに赤く染まった果実の下、人生に背を向けて破滅へと向かう青年小説家と彼の最愛の”姉”は再會する。古び、色褪せた裏庭にて語られる過去の忌々しい事件と、その赤色の記憶。封じられた蔵書の內奧より拾い上げた、心地よく秘密めいた悪夢幻想の手記。
8 62