《ガチャで死したら異世界転移しました》この世界の魔法って?
「っ!!危ないっ!!」
レインはその聲で我に返り、後ろから振り下ろされたゴブリンの木槌を勘に従って橫に飛び避けた。
「ぎゃ!?」
完全に捉えたと思っていたのか、ゴブリンは頓狂な聲を上げ前のめりにたたらを踏んだ。
そこへレインはゲーム時代で習得していた、【極斬・突ノ型】を、いつの間にか手に握られていた真紅の刀の刀で打ち込んだ。レインの知っているゴブリンなら通常攻撃でも數撃で倒せた、それに先程のゴブリンの攻撃速度を見れば、敵の実力など【技】を使わくとも簡単に倒すことが出來ると分かる。しかし、この世界ではどうなっているのか分からないので、一撃で仕留めることにしたのだ。
「うおっ!?」
例えば鋭利な包丁で一枚の薄紙を切るような、いや、何もない空中で振るような、そんな覚だった。
「びっくりしたー なにこれ、切った覚ないんですけど」
ゴブリン達は仲間があっけなく死んでいったのを気に止める様子もなく、狂ったように突っ込んできた。
「【極斬・居合ノ型】」
ただ僕はそれを切る。
「【零・斬】」
切る。
「【極斬・狂ノ型】」
「【空斬・裏ノ型】」
「【鬼斬・三ノ型】」
「【破斬・二ノ型】」
「【裂斬・一ノ型】」
「【烈斬・技】」
「【無斬・剛】」
「【一心斬】」
「【武斬】」
切る。時には何匹も一緒くたに。
「・・・【炎斬】【冷斬】【水斬】【樹斬】【地斬】【雷斬】【夜斬】【輝斬】」
EOWの斬系の【技】の中でも最下位に位置する屬斬系でも一撃で倒すことが出來た。
「・・・」
遂には飽き、ただ切る・・だけになっていた。
「EOWでのゴブリンってもっと強くなかったっけ?」
理はこれくらいにして、今度は魔法だ。まぁ、切る・・だけでこんなものなら魔法など考えたくもないが。一応試しておかないと何があるかわからない。
「【黒炎】・・・ええぇー、マジかよ」
魔法を発した瞬間、僕の手のひらに小さな魔法陣が発生し、突然目の前にいた數十匹のゴブリンが一瞬だけ真っ黒な炎によって燃え上がった。・・・痕には、炭化した地面が殘るだけだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はぁ、初期の魔法でこれかよ・・・」
先程発した【黒炎】は、EOWでは初期の段階で習得出來る魔法である。と言うか、イベントで強制的に習得させられる魔法だ。威力は中盤まで使える程だが、魔力消費効率が悪かったので使う人はほぼいなかった。
それにしても、ゲームでは対個の魔法だったのにさっきのは範囲攻撃のようになっていた。・・・ もしかしたらほかの魔法も広域化とかしてるのかな?・・・ちょっと試してみるか。
「んー、何がいいかな」
「あ、あのー」
半分忘れかけていたのがおずおずと話掛けてくる。
「ん?なに?」
「あ、いやっ。えっとぉ・・・なんでもありません」
ふむ、なんでこんなにオドオドしているのか?僕が製作者だから?まぁいいや、取り敢えず魔法を試そうか。僕は何となくで魔法を決めた。
「闇屬魔法・・・【混沌生カオス・クリエイト】!!」
戦闘中にいきなり三人稱になったんですが、変だったら変えます。ネーミングのセンスの無さはご。
【書籍化】外れスキル『目覚まし』、実は封印解除の能力でした。落ちこぼれの少年は、眠りからさめた女神達と優しい最強を目指す。【コミカライズ企畫進行中】
サーガフォレスト様より、1巻が6月15日(水)に発売しました! コミカライズ企畫も進行中です! 書籍版タイトルは『神の目覚めのギャラルホルン 〜外れスキル《目覚まし》は、封印解除の能力でした〜』に改めております。 ほか、詳細はページ下から。 14歳のリオンは駆け出しの冒険者。 だが手にしたスキルは、人を起こすしか能がない『目覚まし』という外れスキル。 リオンはギルドでのけ者にされ、いじめを受ける。 妹の病気を治すため、スキルを活かし朝に人を起こす『起こし屋』としてなんとか生計を立てていた。 ある日『目覚まし』の使用回數が10000回を達成する。 するとスキルが進化し、神も精霊も古代遺物も、眠っているものならなんでも目覚めさせる『封印解除』が可能になった。 ――起こしてくれてありがとう! 復活した女神は言う。 ――信徒になるなら、妹さんの病気を治してあげよう。 女神の出した條件は、信徒としての誓いをたてること。 勢いで『優しい最強を目指す』と答えたリオンは、女神の信徒となり、亡き父のような『優しく』『強い』冒険者を目指す。 目覚めた女神、その加護で能力向上。武具に秘められた力を開放。精霊も封印解除する。 さらに一生につき1つだけ與えられると思われていたスキルは、実は神様につき1つ。 つまり神様を何人も目覚めさせれば、無數のスキルを手にできる。 神話の時代から數千年が過ぎ、多くの神々や遺物が眠りについている世界。 ユニークな神様や道具に囲まれて、王都の起こし屋に過ぎなかった少年は彼が思う最強――『優しい最強』を目指す。 ※第3章まで終了しました。 第4章は、8月9日(火)から再開いたします。
8 98【第二部完結】隠れ星は心を繋いで~婚約を解消した後の、美味しいご飯と戀のお話~【書籍化・コミカライズ】
Kラノベブックスf様より書籍化します*° コミカライズが『どこでもヤングチャンピオン11月號』で連載開始しました*° 7/20 コミックス1巻が発売します! (作畫もりのもみじ先生) 王家御用達の商品も取り扱い、近隣諸國とも取引を行う『ブルーム商會』、その末娘であるアリシアは、子爵家令息と婚約を結んでいた。 婚姻まであと半年と迫ったところで、婚約者はとある男爵家令嬢との間に真実の愛を見つけたとして、アリシアに対して婚約破棄を突きつける。 身分差はあれどこの婚約は様々な條件の元に、対等に結ばれた契約だった。それを反故にされ、平民であると蔑まれたアリシア。しかしそれを予感していたアリシアは怒りを隠した笑顔で婚約解消を受け入れる。 傷心(?)のアリシアが向かったのは行きつけの食事処。 ここで美味しいものを沢山食べて、お酒を飲んで、飲み友達に愚癡ったらすっきりする……はずなのに。 婚約解消をしてからというもの、飲み友達や騎士様との距離は近くなるし、更には元婚約者まで復縁を要請してくる事態に。 そんな中でもアリシアを癒してくれるのは、美味しい食事に甘いお菓子、たっぷりのお酒。 この美味しい時間を靜かに過ごせたら幸せなアリシアだったが、ひとつの戀心を自覚して── 異世界戀愛ランキング日間1位、総合ランキング日間1位になる事が出來ました。皆様のお陰です! 本當にありがとうございます*° *カクヨムにも掲載しています。 *2022/7/3 第二部完結しました!
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